午前中に送別試合を終えて
昼食は下級生保護者のみなさんが作ってくれた
カレーライスをみんなでいただいた・・・・「ごちそうさまでした」

そして午後は卒団セレモニー

まずは新チームのメンバーが発表され
一冬取り組んでつかんだ背番号がそれぞれに手渡されました

娘の跡を継ぐ女子選手の綾香は
新5年生ながらレギュラー番号を勝ち取りました

「がんばれよー」

そして卒団生たちには記念品が指導者から
一人一人に手渡されました

 

記念品のブロンズ像

新チームを代表して哲平キャプテンから
6年生を送る言葉がのべられました

「ろうきん杯ではブロックを勝ち抜いて
一緒に県大会へ出場したことが一番の思い出です・・・」

次に卒団生も一人一人が
思い出や中学校へ行ってからの抱負をのべました

「中学校でも野球を続けてレギュラーになれるようにがんばります」

この年のメンバー7人は個性的なキャラがそろいました
玉ジャンに入ってきたきっかけもいろいろ
活動でもいろいろありました

他の町から玉湯に転校してきて入ったもの

他の町から入団してきてその後玉湯小に転校して続けたもの

サッカーに入っていたのに途中で野球に転向して入ってきたもの

一度入っていたけど他の競技に転向して再び戻ってきたもの

「学校の宿題が出来ない」と普段の練習が休みがちだったが最後まで続けたもの

おとうさんがサッカー経験があるけどやっぱり好きな野球の夢が捨てきれなかったもの

他の町のスポ少の指導方針が合わずに移籍してきたもの

本当にそれぞれ異色だったけど
絆とチームワークは抜群でした

この7人に下級生わずか4人を加えた11人で

全国へ通じる3大大会の松江・八束予選をすべてベスト4
ブロック大会へ勝ち進み
ろうきん杯では見事県大会出場を果たしました

県大会ではあと一歩というところで敗退し
全国大会の夢は断たれましたが
私たち保護者も楽しい思い出をたくさんもらったような気がします

一人一人の力は他のチームの選手に劣っているかもしれないが
チームで力をあわせれば
そして勝ちたいという強い気持ちを持っていれば
格上のチームにも勝っていけるという
団体スポーツの醍醐味を
こんな小さな子どもたちが立派に証明してくれました

このことは指導者スタッフの
正しい活動理念と方針
それを貫こうとする目標設定と努力の賜物・・・・

感謝です

卒団生たちも
それぞれの気持ちをのべたあと
最後は全員が自然とこみ上げてくる
「ありがとうございました」の言葉で締めくくりました

そしてお世話になった
監督、コーチ陣に
メンバーの写真入色紙カードを手渡しました

「お世話になりありがとうございました」

「まだまだこれからだぞ!中学へ行ってもがんばれよ」
「そしておまえたちの野球のふるさとはここ玉ジャンだ」
「悩んだり、苦しいことがあったらこのグランドへもどって来い」
「いつでもまたノックしてやるがなー」

信頼と絆があるからこそ交わせる言葉がある

指導者からは厳しくもあたたかい激励の言葉がかけられました

 

卒団生保護者はもちろん
下級生保護者からも
感動してすすり泣く声が玉ジャングランどに響きました

この2年間は本当に楽しかった

ほとんどの土日は朝早くから夕方まで
週2日の平日練習の送り迎えなど
大変は大変・・・

上の子どもたちのこともある

仕事もある

釣りもある

それでも練習で他の子どもたちに会うのが楽しみで
週末の試合が待ち遠しく感じられたものだ

今、中学になる兄貴には悪いが
同じスポ少でも
前にいたチームではこうはいかなかった

これはあくまでも私たちだけが感じることなのかもしれないが
確かに大きく違っていた

玉ジャンで本当によかった
そしてこれも縁なのか
娘を通じてよい出会いがあった

しかし、この玉ジャンですら
活動してきた全員が
この卒団の日にそろわなかった年もあるという

月並みで当たり前のことかもしれないが
活動してきた子どももその親も
すべての者が感謝の気持ちで
この日を迎えられることがいかに難しいことなのか

前監督、現監督、コーチはもとより
保護者OBでいつもグランドや練習器具の整備をしてくださった方
メンバーやその保護者や家族
対戦相手チーム
協会や連盟の方々
そしてうちの家族全員
すべてに感謝である

「ありがとう」

スポ少の活動は
活動する子どもが学び成長していくばかりではなく
その親も家族もそして指導者も

「すべてが学び育つ活動である」

勝って嬉し涙
負けて悔し涙を流した
この子達の姿をいつまでも忘れることはないだろう・・・・・