26日開催された

G杯グレ 隠岐島会場予選大会の報告です

 

私はダイキン丸の若松船長船に乗船

釣り場は「スヤ鼻」と

 

「フリドオシ」の間にある

「もといち」という磯

 

私、ここ周辺の名の付く大方のポイントには

上がった経験があるんですが

ここは初めてでした

 

一緒の組になったのは

広島のF君(わざわざ名を伏せなくてもわかってしまうほどの有名人)

久しぶりの再会で

まさか同じ組になるとはねー

 

彼は私と同年代で

この年代の中では

G杯グレを5回制している九州の片伯部くんと共に

まさにMR・トーナメンターと呼ぶにふさわしい実力の持ち主

チヌ、グレ、アユの

数々のタイトルホルダーなのだ

 

全国制覇した数から言えば

この年代では

私が知る限り彼が最高ではないかと思う

 

彼とは大会会場で共にしのぎを削ってきたライバル

その関係はもう20数年にも及びます

 

価値観が共有できて

真剣勝負を楽しめる間柄といいましょうか

競技の釣りを続ける限り

永遠のライバルであると共に

良い釣友でもあります

 

やー・・・

でも実績から言うと

ずいぶん置いていかれたものです

年齢的にもそろそろきつい年代になってきましたから・・・

この差は永遠に縮まることはありません

 

さて、その藤原君・・・もー・・・彼は公人みたいなもんですから

みなさんもわかっていることでしょうからねー

これで行きます

 

彼との戦いは

船の中から始まっています

 

あんた、役員じゃないん?ここで選手で出たらいかんだろー

たぶん一緒の場所だねー(藤原君C-9番、私C-10番)

お互いに戦う相手が見えているんだから作戦が立てやすいわなー

 

船で一番にならないかんから

まずは最大の強敵を直接対決で破っておけば

かなりの確立で勝てるってもんだよ

 

ジャンケンで場所を決めよかー(勝った方が海に向かって右)

チョキ、チョキ、チョキ、パー、グー、チョキ

 

おいおい、いつまでアイコなん

 

だいたいなー

いきなりチョキなんか出すもんは

よっぽどのひねくれもんか

変わりもんだでー

 

それも3回続けるかー

 

そっちもそうやけん決着が付かんがなー

 

・・・といきなりこんな調子で

ようやく場所が決まって

私が最初に右側へ

 

それでもお互いにベストを尽くせるようにと

最終的にはここの先端に

二人並んで釣ることになりました

 

しかし、この場所決めが

後に大きな勝負のカギになるとは・・・

 

この先端から

大きなタナが出ていて

その両サイドが深みになっています

 

右側の深いワンドにも

肉眼でかすかに見えるような底瀬が点在

 

この周辺にしてはそんなに水深はないような感じですが

それでもフリドオシに向けては底瀬は確認できず

そこそこの水深がありそうです

 

そしてもう一つの特徴として

後ろの高い壁が太陽をさえぎり

長い間日陰を作ること

 

良型グレは陰になるところを好みます

 

周辺で一番最後に陽が照るこの場所だったことが

良かったのかもしれません

 

午前7時

各ポイント同時スタートです

 

私の仕掛けは

道糸2号、ハリス1.7号、

ハリはがまかつの新製品「ナノグレ」の7号でスタート

 

ハリスの長さは3.5ヒロを直結

ここにクッションのゴムを入れて

フジのスナップ付きラインスイベルを通し

竹下ウキ、14センチ、G5のコジマSP(竹下氏が命名して特別に製作してくださいました)

ボディーの直径が32mmのずんぐり型
右端のものが一般のサイズ
最近はこのタイプがお気に入りです 

をセット

 

最初は完全フカセでウキ止めはなし

テンションをかけながら

ハリスの長さ部分が自然になじんでいくイメージです

 

狙いはタナ(瀬)の際の深み

 

すぐに手のひらサイズのグレがヒット

エサ取りはスズメダイと大きなボラが1尾

水面近くをうろうろする程度で

さほど気になりません

 

問題はコッパグレ

狙いは40アップですからねー

 

ウキへのアタリの出かた

ハリを深く飲み込んでいる状況から

 

すぐにハリスを1.5ヒロ分切り取って

タナを2ヒロに浅く設定

 

潮は沖から手前へ突っ込み潮なので

やや沖に投入して

手前のタナの際から棚の上にサシエサをなじますイメージ

 

ただし、コマセは決して沖には打たず

足元のみ

 

サラシはほとんどありませんが

跳ね返りの流れで

わずかににおい程度が届けばいいのです

 

すると竹下ウキがもぞもぞしながらゆっくり沈んでいったとおもったら

ラインがスススーと走りました

 

がっちりハリ掛かりした感触と

ずっしりとした重量感

すぐに40アップのグレだと直感

 

ハリスも太目だし

ロッドは瀬周りの釣りを想定して

一番信頼のおけるマスターモデル尾長M

 

胴にしっかり乗って

その上でこちらが先手を取れる感じ

 

やや強引に底瀬を交わして

その瀬上でグレを弱らせてフィニッシュ

 

よしよし

これこれ

これでんがなー

 

間に35センチ級を混ぜながら

早い段階で40アップを3尾含めて

規定の5尾を確保

 

 

 

藤原君もさすがです

40オーバーは出ないものの

35センチ級のグレを次々にヒットさせます

 

やっぱり場所の差がここで出ましたねー

底瀬近くに良型がいました

 

もう一つのポイントは

コマセとサシエサの位置の関係でしょうか

 

私は遠く離した状態でなじませるのに対して

彼はもろに同調させている感じ

 

本来なら同調が基本なのですが

場所、時期、ポイント・・・

そして本日の審査ルール

 

これによって釣るイメージもずいぶん変わってきます

 

コマセの配合も

私は幾分軽めの配合で

ほとんど水を入れないパサパサ状態で通しました

 

例えばこれが

25センチ以上のグレの総重量だったら

まったく違う釣り方をするということです

 

そして彼との会話

 

話がすぐに通じ合う

この場合ならあーしてこーして

そうだよなー

そげだがー

 

そして四国のここならこうで

九州のあそこならあーでみたいな

 

彼との釣りは

非常に勉強にもなるんですねー

 

結果的にはハーフタイムの10時までに

ほぼ決着がついていました

 

後半はポイントに陽が照ってきて

釣れるサイズは30センチから35センチ止まり

 

後半はワンド方向で

藤原君が釣った38センチが最高でした

 

13時納竿回収

 

回収した他の選手の状況では

なかなか40センチ級を釣った人は少なかった様子

 

これならいけるかも・・・

 

検量の結果

船でトップに・・・やりましたー

 

 

 

藤原君はたぶん船で3位か・・・

 

それぞれの釣果を確認したわけではないですが

記録から推測すると

ダイキンの両船を合わせても

40オーバーのグレの釣果は4尾だけ

 

この内の3尾を仕留めたのですから

ラッキー

 

運に恵まれましたー

帰宅して家内に報告すると

 

あんたがコジマ家の運を使ってどうするかねー

子どもたちに運を使ってもらわんといけんにー

もーあんたはいいわねー

 

やー厳しいお言葉ですが

ごもっともなお言葉

 

・・・って言うよりも

大会前日に息子の就職内定の発表があり

幸運を息子がコジマ家に運んできてくれたのかもしれませんねー

 

今回はここ近年になく

準備段階からスムースに行きまして

良いイメージができていましたもんねー

 

こういうときに

良い結果が出るものです 

 

 

この全体釣果がきっかけで

これから隠岐も

いっきにシーズンインですねー

 

じっと我慢していたみなさんも

この台風明けには

向かってみると良いですよー

 

楽しめます

 

【タックル】

ロッド:がま磯マスターモデル尾長M-53
リール:リョービメタロイヤルZM 2000
ライン:東レ、SSサスペンド 2.0号
ハリス:東レ、トヨフロンスーパーL・EX1.7号~1.5号
ハリ:がまかつ ナノグレ 7号~6号 
ウキ:竹下ウキ14センチ、0 、G5、コジマSP

【エサ】

コマセ

オキアミ生3キロ×2
地アミ4キロ×2
マルキュー:グレパワースペシャル遠投TR×1+イワシパワーグレ遠投×1
        グレジャンボ×2
(以上を混ぜる・・・40センチ2個に分ける)


オキアミボイル3キロ×1
オキアミ生3キロ×1
(以上はポイントで海水に浸して粒のまま使う)

以上の総合計で40センチバッカン2個が満タンになる

 

サシエ

マルキュー:くわせオキアミスーパーハード
        オキアミ生、ボイル

今回の釣果はほとんどがスーパーハードでのものでした 

 

 

グレをはじめてみたミコちゃん