次のような質問をいただきました
ありがとうございます

(原文のまま)
ヒラマサは目が良いといいますけど、最近のハリスはコーティングされてやゃ、グレーっぽいのも出てます。例にあげるとサンラインの松田ブラックストリームです やっぱり普通ハリスとは違い コーティングされて目立たないのではヒラマサにも気づかれないのでしょうか? ちなみに私がヒラマサで仕様するハリスは6~8号です。

ヒラマサの視力については
なかなか文献がないのですが

G1の知識としては
次の文献を参考にしています

「視力としてはメジナでおよそ0.13、クロダイで0.14程度だが、これはデジカメでいうところの画素数みたいなもの。画像はやや粗いがコントラストはしっかりしていて、高度な形状識別能力を持つ。色の識別能力も認められ、人間の眼は赤、青、緑という3波長に反応するが、魚の眼は人間が知覚できない紫外線を含めた4波長に反応する。」

このことから「魚」はかなり視力は弱いと言うことです
チヌを例にとれば
1.5程度のハリスを認識するには
1m以内に近寄らないと見えないレベルです

ただし
上記の文献からも言えるように
色の認識はかなり能力が高く
また、学習能力が高いと言うことです

G1の経験上からも
魚の中でもヒラマサは
かなり学習能力が高いように思います

オキアミ餌の場合
異物を感じると
すぐに吐き出してしまいますから

針を感じると
危険だという認識を
学習しているのだと思います

色の話に戻りますけども
色を認識し
学習を積んで
それが危険と認識した場合に
釣りに影響があるのではないか

こう考えると
いくつかの色の種類を用意しておいて
時々色を変えて使ってみると
効果があるかもしれません

もう一つ
ハリスの太さの問題ですが

太いからハリスが見えて警戒するというよりも
ハリスが太ければ太いほど
サシエサが不自然な動きをして
違和感を感じている可能性がありますね

そしてフリーで流れるコマセとの
同調がしにくいことが言えます

ハリスが太くなれば
針の結びコブが大きくなりますから
この方が影響が大きいと思います

ハリスにたるみが生じたり
角度が悪いと
魚の口元や体に触れて
それが違和感となって警戒します

ですから
仕掛けを張って流すことや
誘いを入れることで

サシエサを点に見せるとか言いますでしょ

これって重要なことなんですねー

総括すると

ハリスが太いと
魚にラインが見える
見えるから警戒して食わない

と言うわけではないと
G1的には考えているわけです

学習を積む魚に対しては
常に目先を変えてやることが大切だということです

そして太糸でも違和感を少なくするように
結び方の工夫

そして仕掛けの張りや誘いなど
仕掛け操作の工夫

以上を心がけています