隠岐島後沖ノ島のマダイ釣り(2)

2025年06月27日

山陰中央新報の釣りコラムはご覧いただきましたでしょうか
デジタル版でもご覧いただけますのでよろしくお願いします

紙面掲載は800文字強に仕上げないといけないものですから
クドクドしいわたしにはなかなか厳しい文字数です
プロの編集者がいろいろアドバイスもくださってなんとか今回も掲載することができました

マニアックなあなたには
自由に書けるこのブログで詳細をご覧ください

 

さて、続きなんですが
ソッチのロケットスタートには本当に参りました

ほとんど同じ仕掛け、タナ、エサ
ラインなんかはむしろソッチの方が太かったんじゃないかなー
(わたし道糸6号、ハリス8号)

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焦りましたがねー

わたしにファーストヒットが来たのが16時頃でしたかねー
まだまだ陽が高いですがエサ取りは気にならず
アタリがあればマダイかイサキ

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80cmを超えるような大ダイは食いついてきませんが
だいたい60cmから70cmくらいが多いです

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イサキも良型で40cm前後で体高がありますねー
これも今が旬で食べても美味しい嬉しいお土産になります

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夕方に向けてわたしにもポツポツ来ますが
わたしが曲げるとソッチも竿を曲げるの状況で
なかなか追いつくことができません

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期待した夕マズメはむしろそれほどでもなく
入れポンラッシュはありませんでしたがねー

潮はやはり想定した通り西から当たって突端の瀬をかすめて
沸きのかたまりがいくつもできるほど早く流れます
この潮に手前は引かれて道糸が持っていかれるし
沖はその沸き潮に押されて毎投、毎投、流れ方が変わります

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大潮の最終日ですからねー
この定まらない潮の流れにはややてこずりながらも
コンスタントに釣果を伸ばしていきます

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ここでキモとなるのは「保険のマキエ」
そうですグレのふかせ釣りでもタルカゴのヒラマサ、マダイ狙いでも
常に自分が立っている足元を起点とした手撒きのマキエが有効です

わたしのイメージとしてはタルカゴに入れるマキエが60で
手撒きで足元へ入れるマキエが40くらいの割合でしょうか

今回2人で16枚のボイルを持ち込んで
同じ場所から撒いてポイントを作っていったのが
トータル的によい釣果に結び付いたと思います
特に沖が複雑に流れる潮の状況の場合に有効だと考えています

釣果が伸びなかったと言われる方の中には
タルカゴに入れる量だけを想定してエサを準備されるケースが多いように思います

今回2人でこの量を撒き切りましたが
西郷港のフェリー受けで翌日もフェリー受けのお客さんがある場合
また、エサ取りがほとんどいない状況もありましたから
2人でボイル3キロ板が12枚程度でよいと思います
1人で撒くなら8枚くらいかなー

オキアミも高騰していますから
あくまでもわたしのイメージとして参考程度にお願いします

そしてそのまま夜釣りに突入します
いい時間帯なので夕食は後回しです
水分は十分にとりながらも繋ぎで菓子パンやソーセージをかじりながら
釣り続けます

2人とも釣り好きです

仕掛けはそのままにケミホタルが装着できるドクロに交換するだけ
するとケミホタルがスパッと消えて道糸に手応えが伝わります
夜釣りの前半戦はイサキのアタリが多くなりました

チョコ投げ程度で引かれ潮と沸きの潮がぶつかり合う辺りにドクロが行くと
コンスタントなアタリが出ます
タナは竿2本のままですがラインを引いて誘いを入れると食いつく感じで
イサキの釣果を伸ばしていきます
ほとんどババサイズですねー

22時頃にちょっとアタリが遠退く時間帯があったので
ここで定番の野菜たっぷりもつ煮込みラーメンをこしらえて夕食としました
これにお餅も入れましてねー
これで満腹です

満腹になると眠たくなりますが
ここはソッチに追いつこうとわたしは頑張りますよー

ソッチはさすがに疲れたと言って
コットベットに横たわってしばし休憩

おおーいいねー休憩しとってよー

潮は変わらず沖はゴーゴーいって流れている様子
引かれ具合が常に変わるのでこの影響がないところを探して
右方向へやや遠投して流れの様子を見ます

おおー素直にいい感じで流れるエリアを発見
と思っていたところへケミの光がなくなったと思ったら
ギュギューっとキタキタ

これはマダイだわ
最初によく走って取り込んだのは70cm台のまずまずサイズ
このパターンで同サイズを連発します

よしよしだいぶん追いついたぞー

わたしも夕方からは徐々に調子を出していましたからねー
すでに逆転しているかもです

そうこうしていると夜明けの時間が近づいてきます
4時頃には東の空が少し明からいできました

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ソッチも釣りを再開するとまたアタリをとらえてマダイやイサキを追加します
好調です

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ソッチ、おまえのクーラーそらこまいわやー
中型クーラーはすでに満タン
コモクールも・・・

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わたしの大型クーラーももう入らんぞー

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佐藤船長が朝の見回りにきてくれたので
マダイの釣果を船のクーラーに預けます
大ダイはいませんが60ー70クラスで型が揃っています
いいですねー

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自己満足

自画自賛

明日は海が時化る予報でフェリー受けのお客さんはキャンセルらしく
「何時でもいいけど11時ごろの納竿でいいですかー」

2日目は大潮後の中潮とあって徐々に潮が安定してきます
えらいもんですねー
あれだけ強弱や方向が定まらなかった潮が
いい感じでススーッと沖へ一本筋で流れていきます

おいソッチャン、いま、(マダイに)食ってください状態になっとるがのー

ほらキター

ほらまたキター

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ややお疲れモードのソッチを横目にようやくパターンに入ってきましたよー
欲深いわたしはクーラー満タンになってもまだ次々ー

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潮の状況がますますよくなってくる感じが肌で感じられるんですよねー
これを釣らないわけにはいかないでしょうー

だって「釣ってください」って海が言ってきているんですもん

10時になりぼつぼつ片付けに入る時間帯ですが
得意の置き竿釣法にしながらゴソゴソと荷物をまとめていると

ほらードクロが消えたー
ラインが走っているー
ハヤハヤー

竿受けからタルカゴスペシャルを手にとって
スプールに手を当ててラインの走りをとめます
ギュギューっと張り張りになっったところで竿をあおると・・・

あらー???

いつものように魚の重量感が伝わってきません
あららー道糸からプッツンです・・・あーあー

最後の最後にバラシしてしまいました

トラブルなしはいいんですが、一度も道糸側を組み替えずにやってれば、こうなりますわねー。キズも点検して何度か竿1、2本分は切り捨てて組み直すしませんとねー。反省です。

バラシてしまった悔しさもですが
まだ少し時間もエサもあったになー
ますます「食ってくださいよ」状態になっていく潮に
後ろ髪を引かれる思いで、今回の釣りは終了です

「こんだけ釣っとってまんだ釣らないけんかねー」ってあきれて見ている
ソッチの心の叫びが背中に刺さります

渡船が迎えにきて、おかわりしたクーラーもほぼ満タンで重たいです
佐藤船長からも「どんだけ釣れば気がすむかね」って笑われます

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ソッチやったのー
釣ったのー
楽しかったのー

自己満足

自画自賛

西郷まで帰ると佐藤船長が世話を焼いてくれて
預けておいた魚をきれいに入れ直してくれて
バラ氷も入れてくれます
入らないイサキは発砲箱を用意してくれていて
これも氷詰めにしてくれました
さすがに自らも釣り師ですから釣り魚を大切にしてくれるのがいいですねー
ありがとねー

わたしもこれだけの釣果のすべてを脳締め→神経締め→エラ切り→尻尾切り→フリフリ
してありますから最高の状態で持ち帰ります

美味しく食べてくれる会員の皆様(わたしが勝手に言っているだけ)に
お配りしたり、取りに来ていただいて
今回も美味しく食べていただきありがとうございました

わたしの釣果は
マダイは74cmを頭に最低でも55cmの型揃いで12枚
イサキは42cmを頭にこれは数はおおよそですが15枚ほどいたように思います

 

 

今回の仕掛け

がま磯タルカゴスペシャル M
ソルティガ10 5000
道糸 東レ 銀鱗XO ギガンティック 6号
ハリス 東レ トヨフロン 船ハリス プレミアム 8号
針 がまかつ V2マダイ ケイムラ 10号から12号
G1タルカゴ ドクロ 中から大 夜はケミホタル装着対応
独自天秤仕様のたっちゃん仕掛け(遊動)
水中ウキ 釣研 クリア水中 マイナス1号

ソッチもほぼほぼ同じ仕掛けでしたが
道糸、ハリスは8号ー10号でワンランク太くしてたかも・・・
リールはステラ
違うのはそのくらいだと思います

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タルカゴスペシャルは自分で監修していて言うのもなんなんですが
やっぱりいいですねー
この釣りにピッシですもの
軽くて一晩中釣ってても楽ですし
仕掛け投入時もトラブルなし
魚のやり取りもこのクラスなら楽勝で暴れずスムースに浮いてきます
ラインバランスも8号だって10号だって大丈夫で80cmオーバーも取り込めましょう

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このシリーズの本丸は「M」だと思って開発してきましたが
その思いは間違いなかったと確信しています

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道糸の銀鱗XOギガンティックもタルカゴの釣りをイメージして監修しました
期待通りと言うか、期待以上の仕上がりに満足しています
タルカゴ仕掛けでのヒラマサ釣りでも実証済みですが
強度、視認性、操作性ともにこの釣りにピッタリです
特に比重がいいですねー
やや上層をサスペンドキープで回収時、ヒット時のラインの立ち上がりが早く
回収も早いし、大物とのやり取りの先手を取れます
また、直進性にも優れ、糸癖がつきにくいので穂先絡みも少なくトラブルフリーです

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トラブルなく、手返しが早く、スムーズに行くからこそ
数釣りが可能になるのですねー

タルカゴの釣りをよりアグレッシブに進化させるために開発した
ロッド、ライン、ドクロ、たっちゃん仕掛け天秤
それぞれの特徴がバランスよく噛み合ったときその真価を発揮します

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自己満足

自画自賛

 

実はですねー
すっかり島後の釣りにはまってしまいましてねー

完全にスイッチON

フェリーで行くのも時間がゆっくりのんびりで
初老を迎えたわたしには身体にも優しくいいんですよー

20日、21日でも同じパターンで釣行しました

この報告もしていきますねー