もう一つコテツさんからの質問

これもいいですねー

難しいテーマでもあります


この回答は
わたしの主観的
想像的な回答になりますので
あらかじめご了承ください

タルカゴ釣りにおける
針外れについてです


「なぜ、魚が頭を振ると針が外れやすいと思うのか」
の根拠は

これ
わたしの空想の世界なんですけども

もし、自分が魚になったつもりで
がまかつ TKOの12号針が
口または唇
もしくは飲み込んで喉元とか

針が掛かった状態を思い浮かべてみると

針がしっかりかからず
口の中で遊んでいる状態ならどうします?

異物を感じて
吐き出そうとしますでしょ?

また、歯や上あごの堅いところに
ちょこっと先だけがひかかっていたら
どうします?

痛いながらも
もがいて
いろいろ試みて
外そうとしません?

逆に
唇にがっつり貫通して
どうにもこうにも
自分の力だけではどうしようもない時はどうします?

苦しみながらも
観念して
救急車を呼んで
医師に身をゆだねるでしょう

例外として
喉奥にかかれば
もう死ぬほどもがいて
他の力を借りながら
病院送りでしょうけども・・・・

失神してしまうかも

それでは
魚に置き換えてみましょう

頭をよく振るのは
魚の上あごの堅い部分に
針先だけか
かるくひかかっているだけの状態
つまり非常に外れやすい状態で掛っているのではないか

これを魚が外そうと
一生懸命もがいているのです


もう一のパーターン

ハリを飲み込んで
奥深く掛かっている時があります

同じ頭を振るにも
振り方で針掛の状態が
読めることがあるのです

例えばですねー
堅いところに軽くかかっているようなときは
頭を振った後に
もう一度小刻みにブルブルブルーって振ります
頭の振り自体が回数が多く小刻みです

そして深く飲み込んで
がっつり奥深くかかっている場合は
コン・・・コン・コーンみたいな
大きく間をあけて振るように思います

頭をよく振る振らないは
魚種にもよりますし
個体差
大きさにもよりますけども

いわゆる
カンヌキと呼ばれる
口の横か
上唇にガッチと
完璧な針掛の場合は

やりとりしていても
魚の向きがわかりやすいですし
魚を誘導しやすいように思います

(比較的頭を振りません)

わたしの中では
違和感を感じるような
ゴツゴツした手応えがないものです

スー、スー、ギューン、ギューン
みたいなですかー

ちょっと余談になりますけども
みなさんは
魚とやりとりしていて
取り込むまでに
何が食いついてきたのか
どれくらいわかります?

それがですねー

はじめて釣る魚は別として

わたしー
だいたいわかっちゃうんです

近くの釣り人の
竿の曲りや
竿のたたき方で
他の釣果まで
だいたい当たります

先日、メンバーと隠岐へ行った際も
「なんでそんなことわかるー?」って
驚いていましたけども

いつも自分の中で
自分だけのクイズを出しているんです

それはやり取りだけではなく
仕掛けの回収時に
サシエサが残っているかどうかとか

ウキのアタリの出方で
魚種を当てたり

様々な場面を
自分でクイズにして
問うてみるんです

そして自分で答えて
正解かどうか検証する

けっこう
面白いもんですよ

そうしているうちに
だんだん正解率が向上してきて
解るようになるんです


これって
しょーもないことですけども

自分の釣りの上達に
役立っていると思っています

メンバーにも言われたんですけども
「そりゃーあんただけんできるわねー」って

それは違うんです
だれにでもできます
出来ると信じています

要は
やろうとする意識の問題
どうせできないからと
最初からあきらめていること

そこのところなんです

取り組む姿勢が大事って
よく言うんですけど

まさにこのことです


さて、本題に戻ります


それで一番大切なのが
針外れしない
完璧なフッキングをする対策ですが

まずは仕掛けのタナが合っているかどうか

深すぎるとよくありません
針外れの多くの原因は
実際の魚のタナよりも
仕掛けが深すぎることが
最も多いように考えています

鷺浦の針外れも
これが一番の原因だったと思います

この時は
おそらく竿1本前後まで
魚が浮いていたのではないかと
想像します

魚が反応するタナよりも
ちょっと浅く設定するのが理想ですが

わたしの場合
どうしても魚を迎えに行ってしまうイメージがあり
深い棚に設定しがちになり

おのずと針外れのバラシが多くなっています

解っちゃいるけど・・・ってやつです


それと
アワセ

わたしの理想は
ウキに反応があり
ラインが走って
その走りを確認しながら
糸ふけがなくなり
ある程度直線状になったところで
ガツ、ガツッと小刻みに2度合わせを入れるというものです

身体が伸び切ってしまうほどの
大きな合わせは
アワセ切れや
次の魚の反撃に対応しにくくなりますから
禁物です

それでも
タルカゴの場合は
ある程度道糸の距離が出ていますから
その伸びがクッションとなりますね

逆にしっかりアワセないと
マダイの口は堅いので
ガッチリかかりません

わたしの鷺浦のバラシは
これらラインの走りを確認しないまま
アワセもなんとなくぼけてしまったのも
原因しています

最後に仕掛け対策

針の結びが大切です

ハリスが
針のフトコロから出るように結びますけども
これは針掛に重要なことです
基本中の基本です

指に針先を当てて試してみると
よくわかります

フトコロから出ている場合は
引っ張るとどんどん針先が
奥に入り込もうとします

そしてこの結びが完璧でなく
緩かったり
途中で緩んで
針の背の方にまわってしまうと
針が外れやすくなります

太糸を使用する場合は
締まりにくいので
結び目に瞬間接着剤を入れることも
対策の一つです

わたしがイメージする
大まかなものは以上です

まだまだ奥深いメカニズムが
あるとは思います

実際の魚がサシエサを喰いつく瞬間や
針掛かりする瞬間は
想像の世界でしかないわけですから

まだまだ
わたしたちが知らない世界が
たくさん存在するのだと思います