質問:タルカゴ釣法、投入と取り込み

2015年05月27日

タルカゴたっちゃん仕掛けにおいて
ハリスの長さによる
投入、取り込み方法について質問をいただきました

ありがとうございます

まず、投入(振込)についてですが
私などは
まず、竿じりを腹部にあてて
ハリスを手に持って
ウキを支点に振り子のように反動をつけて
そのタイミングを見計らって
遠投をします

これは山陰地方の伝統釣法
「三点釣り」の流れをくむもので

ハリスだけでも
10ヒロ前後とって
これを束ねて手に持ち
遠投していたものです

私も海釣りを本格的に始めたきっかけは
フカセ釣りではなく
この三点釣りの魅力に取りつかれて始めたのが
きっかけでした

現在、たっちゃん仕掛けになっても
この三点釣りの際の投入スタイルが
そのまま残っているといえるでしょう

ですから
たっちゃん仕掛けにしても
釣果の良し悪しは別にして

あまりハリスが短ぢかすぎるのも
バランスが悪く投入しにくいのです
サシエサも針から外れやすくなるものです


ただこの投げ方は
ある程度慣れが必要ですから

おっしゃるように
タルカゴの中に針に付いたサシエサごと埋め込んで
オーバースローなどで投入することも可能です

G1タルカゴなら
着水後100%
コマセもサシエサも放出が可能なのが特徴です

万が一
金具部分にサシエサがひかかってしまう可能性も
なきにしもあらずですから

自分の息子など
初級者に釣ってもらう際には
タルカゴの横に80号ほどのナイロンラインを
2センチほど取り付けて

サシエサをこれに引っ掛けて
投入する方法をおすすめしています

松江市の「天狗堂」では
注文の際に依頼すれば200円ほどで
取り付けてくれます



次に取り込みですが
これはフカセであれ
カゴ釣りであれ
ハリス4ヒロまでであれば
一人でタモ入れをやっています

これは少し慣れが必要でしょうか

無理なようであれば
取り込み可能な長さまで
調整してやられてもよいと思いますが


前述したように
私などは
投入時のバランス

それとこれはまた
少しマニアックなお話になるんですが

山陰地方の特性として
ハリスを長めにとって
ウキからの距離をとった方が
魚の食いがよい傾向にあるようにも思います

いずれにしても慣れるまでは
同行者があれば
釣り人は磯の高場などを利用して移動し
同行者にサポートしてもらうとよいでしょう