失礼しておりました
3月に入ってちょっとした寒の戻りはありましたけども
すっかり春の陽気ですね

チヌやマダイは乗っ込み期のシーズンに入ります

質問もいただいております
「マダイの乗っ込みについて」
ずいぶん回答が遅くなってしまっても仕分ありません

2月中旬からこの3月も
もう中旬ですけども
この間に予期せぬことで
何かとバタバタしましてねー

やー参りました

そんなときに
数年ぶりにインフルにもかかってしまって
最初の病院で陽性反応が出なくて
治療が遅れて大変な目にあいました

38度以上の熱が3日続き
身体中に痛みがあって
特に2日目は自力で起き上がることすらできませんでした

こんなことはあまり過去に経験がないんですがねー
G1も歳をとってきたということです

今週末は
何事も起きないようにと
願うばかりです

さて、回答の遅れの
言い訳みたいな前置きになってしまいましたが
本当に申し訳ありませんでした

おっしゃる通り
隠岐のマダイの動きを
わたしの釣行経験からみましても

隠岐島前の西ノ島と知夫の島間の水道に向けて
海溝が走っているんですね

この海溝沿いに
マダイが接岸してくるのではないかと
G1はにらんでいます

特に水深がある
西ノ島側の「黒島鼻」「アカジマ」「ドン深」周辺は
乗っ込み期とは言わずに
この3月から4月の早い時期から
釣果の実績があります

そして水温の上昇と共に
西ノ島側はマダイが北上し
逆に知夫はこの水道の海溝を起点に
南下してくるのではないかと推測しています

5月の連休ともなれば
隠岐においては
海岸線の全域に
もともと周辺の深みに潜んでいた
居着き系の魚群も
どんどん浅瀬に接岸してきて
シーズンのピークを迎えるといったところでしょうか

しかし
この傾向はですねー
少し昔の話になってしまった感があります

温暖化や様々な環境変化
気象変化が影響しているのではないかと思うのは
G1が勝手に感じていることなんですが

もう、最近では
○○シーズンとか○○乗っ込み期とか
明確な境目がなくなりつつありますね

チヌの乗っ込みで見ても
いつまでもだらだらと続いて
卵を持ち続ける個体もいます

今期の寒グレを見ても
秋のシーズンからほぼ3月に入るまで
場所によっては浅タナで釣れ続きました

マダイで見ましても
実はこのグレ釣りの外道に
けっこうアタリがあっています

現在1年間で最も水温が下がる時期ですが
グレ釣りのタナが深くなって
さらにマダイのアタリも頻発しているようです

もともとイカを狙って
接岸してくる傾向もあって
2月、3月はマダイ釣りの好機でもあるわけですけども
乗っ込み行動も手伝って
マダイはいいと思いますよ

グレ釣りの外道ではなく
マダイ専門で狙うのもアリだと思います

特に大型魚を仕留めるには
それなりの専用タックルが必要になってきますから
深場の実績ポイントを中心に狙ってみましょう

そしてもう一つ
この質問も多いですけども

「タルカゴの方が食いがいいんですか」

山陰地方、隠岐では
磯からマダイを狙う釣りが盛んですが
釣り方は底カゴ、タルカゴ、ふかせの
3様に大別されます

これはどの釣り方がマダイの食いがよいかというよりも
ポイントの条件や
その時の自然条件に合った釣り方を
どう選んでどう操るのか
このことに尽きるのです

それと
釣りは漁ではないのですから
どの仕掛けでどう楽しむのか
という釣り人の釣りイメージ
釣り味をどう出すのかにもよりますね

ただ、ひとつ言えるのは
山陰地方や隠岐エリアにおいて
その自然条件がもたらした
「三点釣り」という伝統釣法が
この地で発祥したことを考えるに

タルカゴ釣り=超遠投ふかせ釣法(G1の考え方)
がそれら条件とマッチして
好釣果をもたらしていると言えるでしょう

G1としても
ここ山陰地方でマダイを専門的に狙う場合に
タルカゴの釣りが最もアグレッシブに
いろいろな条件に対応し
釣り味も楽しめる釣法だと考えています

ここで誤解してはいけないことは
だからそれが最善か
最もよく釣れるのか
最も食いがいいのか

というのとは
またちょっと違うんですね

逆に
今の時期
隠岐でマダイを高確率でゲットしたいなら
底カゴ仕掛けが総合的に考えても
理にかなっており
おすすめはおすすめなんですけどもね

何だか言ってることが
矛盾だらけで申し訳ないんですが

釣りって
そんなもんなんです

ごめんなさいねー