12日、玉造ライオンズ杯2日目

準決勝1試合目は
湖北ファルコンズ対仁多野球スポーツ少年団の対戦

注目の仁多のエース八澤君は登板しなかったが
背番号10の選手が好投

「えっ、これが2番手投手?」と驚くほどのいい球を投げてくる

湖北のエースも好投手

打者としても非凡なものがある仁多の4番八澤君をうまく打ち取って
互角の戦いを見せたが
地力に勝る仁多が決勝にこまを進めた

準決勝2試合目は島田ビクトリーズ対中部野球スポーツ少年団

この試合も両エースが連日の連投をものともせず投手戦へ・・・・
どちらに軍配が上がってもおかしくない展開だったが
特別延長までもつれ込んで中部が決勝へこまを進めた

決勝戦は仁多と中部
(左が中部、右が仁多)

本音を言うとだれの目にも仁多の力が上・・・

「仁多が優勝だな・・・」
わたしたちの予想もそうだった

しかし試合は予想だにしない展開となった

これだから野球は分からない・・・だから野球はおもしろい

両投手とも準決勝から連投だ
注目の仁多のエース八澤君はどうやら肘か肩を痛めているらしい

170センチ以上の身長から投げ下ろす速球は
小学生離れしている
前日の投球で故障か・・・

打撃もいい
昨日はライナーで左中間を破りエンタイトルツーベースに
あわやホームランという当たりだった

両投手が好投して投手戦でスタートしたが
中盤、上位打線に回ってきたところで
中部が3点先制
(中部は低学年の選手も多く出場していた・・・18番の選手は2年生くらいかなー
   もしや1年生では・・・)

その裏、すぐに仁多も追いついたが
その後は両投手が粘りを見せて再び投手戦へ

感心するのは両投手とも制球力が抜群
球威も小学生レベルでは上位だと思う

何よりも精神的な強さを感じる

ボールが先行しても
きっちりカウントを整えてくるのだ
どこやらのチームのように簡単にフォアボールは出さない

決勝にふさわしいすごい試合展開になってきた

そして規定の7回まで戦っても決着がつかずに特別延長へ・・・・

8回、9回・・・・お互いに譲らない

圧巻だったのは9回の攻防だった

中部は打順のめぐりがよく4番がきっちり仕事をして大量の4点をとった

その裏の仁多
簡単にワンアウトを取られて無得点
これでだれもが中部の勝利かに思われたそのとき

4番八澤君に打席が回ってきた

何球目だったか忘れたが
真ん中ややアウトコース気味のベルトラインのボールをフルスイング

高々と上がった打球は
打った瞬間にホームランと分かる打球が左中間ネットをはるかに越えていった

ここでまさかの満塁ホームラン

一塁塁審をしていた私も鳥肌がたった「すごい」

特別延長は10回最終回まで(規定で以後同点なら抽選)もつれ込んで
勢いのある仁多へ流れが行ったかに思われたが

最終回、中部が辛くも仁多の攻撃を1点に抑えて逃げ切った

本当にすばらしい試合だった

両チームの選手たちは連投した投手を中心によくがんばりました

そして両チームの監督さんの采配も見所があったように思いました

さらに両チームの保護者応援団まとまったすばらしい応援でした

普段からの取り組みのすばらしさを感じさせる両チームでした

 
(激戦を物語る決勝戦のスコアーボード)

(優勝、準優勝チームにはメンバー全員に金メダルと銀メダルが授与されました)


 
(うれしそうに金メダルをかけてもらう中部の選手・・・みんなよくがんばりました)


 
(玉ジャンの6年生選手たち・・・
  ホストチームとして優勝、準優勝チームを称えたが
    やっぱり勝ちたかった、メダルもほしかった・・・・悔しい・・・
       この悔しさを忘れないでほしい・・・そして中学でがんばってほしい)
 
 

 
(準優勝の仁多エース八澤君・・・うちの監督よりもはるか背が高い)


慰労会には玉ジャンOBで中学3年生の
健太くん、大志くんが後輩たちに激励の言葉をかけてくれました

チームはこれから一気に新チームへと移行していく
「今度はお前たちの番だぞー」


新人戦は11月2日から始まる