男女遠征の報告はもうしばらくお待ちください

ウキの塗装やコーティングについて質問をいただきました

ありがとうございます

 

そうなんです

手作りウキの工程で一番難しいのが

塗装だと私は考えています

 

私も素人同然で

まだまだなんです

とても他に教授できるものではないのですが

最後の仕上げに使用している

コーティング剤を画像で紹介します

参考にしてください

 

非常に高価なもので

松江市の天狗堂で取り寄せていただき購入しています

このビンが700mlで2,700円だったと思います

基本はどぶ漬けにすると

仕上がりがよいです

 

難点は

封を開けてからは

すぐに粘度が増してきて

品質が低下してきます

 

別の容器に使用量をすばやく移して

使い切ることです

もったいないからといって

余ったものを元のビンに戻してはいけません
(私はこれで大失敗しました)

 

一気に使い切ることをお勧めしますが

小分けて買うと割高だし

大瓶で買うと結局使い切るまでに

硬化して使い物にならなくなるし

ほんと厄介なものです

 

ですからある程度

個数(20個くらい)を仕上げておいて

一気に仕上げるのです

 

私も一度プロの方の作業を見学するなど

もっともっと勉強しないといけません

 

きれいに仕上げるには

研磨も大切な作業です

 

形状が複雑なドクロは

研磨や塗装に一番時間が掛かります

 

まずは半丸形状のヤスリで

荒削りをし

サンドペーパーの240番程度から

徐々に番手を大きくして仕上げていきます

 

穴の部分などは

筆の柄の部分に巻きつけるなどして

仕上げます

 

蛍光塗料はホームセンターで購入しています

1日で少しの時間しか作業ができないので

私の場合は水性が使いやすいです

筆などの手入れも楽ですね

 

カラーは

レッド、オレンジ、レモン、バーミリオンを試してみましたが

山陰の海にはどのような天候でも

バーミリオンが一番見えやすいように思います

 

下部はレモンで仕上げることが多いですが

これはデザイン(見た目)的なものです

 

ヒラマサなどの場合は

目立たないようにブラックで仕上げることも考えています

 

重要なのはホワイトをアンダーコートすることです

これで有色の発色がよくなりますね

 

そして、このアンダー塗装が

ウキ自体の強度や

仕上がりの美しさに大切なのです

 

いくら研磨をよく仕上げても

塗装で水分を吸うと

表面がざらつきます

 

このままクリアーでコーティングすると

仕上がりもざらついたままです

 

まずは水を使って薄めにホワイトを塗って

1000番くらいの耐水ペーパーで研磨し

ホワイトを木目にしみこませていきます

 

この作業を3回繰り返しています

下塗りを厚くすればするほど

強度が増すように思います

 

重ね塗りや

最後の仕上げのコーティングは

前の塗りが完全に乾燥してから行います

 

冬季は乾燥に時間が掛かりますので

特に注意が必要です

 

乾燥が不十分で塗ると

色がたれてきたり

コーティングのひび割れが起こったりします

 

だいたいこういった具合です

 

まだまだ筆ムラも多く

うまいこといきません

私も勉強中です