5月12日、13日のGFG島根支部 隠岐島前 三度 磯釣り親睦大会は

G1メンバーのオガタツくんが

大会も1ヶ月前から「コジマ支部長と上がらせてください」・・・と

勝負を挑んできておりまして

一緒に上がることになりました

 

今回は疫病神のヒロちゃんはお休みしているし

いつもテンションの高い石ちゃんは

他の会員さんからお誘いがあって

 

めきめき腕を上げる上り調子NO1のオガタツくんとの新コンビ

「カゴなら負けんでー」・・・特に今回は「底カゴでも・・・」

といった具合に

受けて立つところです

 

最近の三度は「ドンブカ」周りがマダイが好調だということで

目指すは「黒島鼻」「アカジマ」「大ハダ」「ドンブカ」

 

午前3時出港

北東の風、波がかなり高い予報でありましたが

予定通りのスタートとなりました

 

まだ薄暗い中

三度へ到着・・・うん?これはどこ?

船はいきなりハギリへ

 

どうやら北よりのウネリが大きいため

どこまでの磯が使えるのか

確認の意味もあってのようです

 

案の定、まだ波が高くて

ハギリの鯛の鼻側からぎりぎり船付け可能

ここから、鯛の中、大タボへ

残りの3組は「ドンブカ東」「大ハダ」「アカジマ」へ

私たちの組はアカジマを石ちゃん組に譲って

第2希望の大ハダへ上陸

 

アカジマは前日組の釣り人がまだ残っていたので

昼の入れ替わりという条件がつきました

 

この時点では「ラッキーだったかも・・・」・・・と

オガタツと二人テンションをあげて期待に胸を膨らませます

・・・この時点ではね

 

大ハダは足元から水深が20m前後あり

一般的には底カゴポイント

釣友が最近釣行して

フカセやタルカゴでは釣果がなく

底カゴに変えてマダイの釣果があったというので・・・

 

私は最初っから底カゴでスタート

オガタツは得意のタルカゴ大社取り込み仕掛け

 

底カゴの棚は

ウキ止めからカゴまでを竿3本からスタート

状況を見て徐々に浅くしていく作戦

 

潮はドンブカ方向から流れてはいるけども

磯際近くを海藻やゴミが漂って

アカジマ側のワンドの中にたまっていく・・・・よくないなー

 

仕掛けを投入すると案の定

磯際に張り付いてあんばいがよくない

 

そして、仕掛け投入毎に

海藻がラインに絡まって大きく竿がしなる・・・難儀やなー

 

こんな調子で時間だけが経過

 

 

そして一瞬・・・アカジマ沖に跳ね上がる潮があり

ウキが入ったかと思ったらラインがパラパラー

・・・おおー・・・本命来たかー

 

しかも確かな重量感・・・・でも手応えが・・・

それでも我武者4号が満月に曲がるー・・・

そして手前で何かにひっかかったような・・・瀬に入った?

 

一瞬ラインを緩めて強引に巻き取ると・・・え?・・・デンボ・・・え?・・・ほんと?

それも重たいはずです・・・スレで・・・

 

どうやらひっかかったのはデンボの角が藻に絡まっていたようで

藻が付いて上がってきたのです

 

これにはオガタツも

こらえて耐えていた笑いが一気に爆発

さすがにこらえきれず・・・大笑い

 

けー・・・はがいー・・・笑ーなー

 

すかさず石ちゃんからコール

「腰落としてすごいやり取りしとられましたけど
   なんだか黒いもんが上がってきましたねー」

はがいー

それにしてもすごい視力だのー

前日からの釣り客がいるので

アカジマは高みの見物なのです

 

 

すごいアタリだったになー・・・ていさいワルー

 

その後、何度かアタリがなくサシエサをとられるので

徐々に棚を浅くしてカゴまで竿2本で流していると・・・・

 

ラインがピーンと張って手元を引っ張っていきます

おおー・・・いい潮になったがやー

おい、この潮見てみー

なんか魚がひっぱっとるようなテンションで潮が出とるわー

これでウキが入らん(アタリがない)なんておかしいのー

 

やーすごい潮だー

やっぱり魚がひっぱとるような潮だでー

 

徐々にスプールのラインも少なくなってきたので巻きに入ると

ううー・・・重い・・・藻が絡んだか?・・・そうでもなさそう

 

するとゴンゴンゴン・・・魚の手応え・・・うん?

なんで?・・・ウキにアタリがないじゃん・・・なんで?

 

・・・なんかきとるわー

 

そして上がってきたのが

今回唯一の本命マダイちゃん・・・47センチ

 

オガタツ・・・タモですくいながら

またしても腹を抱えんばかりの大笑い

 

「さ、魚がひいとるような潮って・・・魚かかってますやん・・・・」

「もー笑わさんといてくださいよー」

 

けー・・・もーゆるさんでー・・・はがいー

 

その後、オガタツも底カゴに変えて

すかさずウキにアタリが

すすーっと上がってきたのは

超小型・・・超だよ・・・の吸い物サイズ・・・吸い物だよ・・・のマダイ

 

それでも

ちゃんとアタリをとらえての釣果だけに

 

釣れたではなくて

釣ったマダイだけんなー・・・みたいな・・・誇らしげー

価値が違うねー・・・みたいな

これぞ会長がいつも言っておられるG1な釣果ってやつー・・・みたいな

 

・・・・はがいー

あまりにも・・・はがいーけん

あのドヤ顔を写真撮るの忘れたがやー

 

そしてその釣果を最後にまたまた磯をなめるような潮に

いよいよサシエサもとらなくなってしまいました

 

おい、どーするー

 

15時の渡船見回りが・・・

あまりにも雰囲気がないので思い切って磯替わりを申し出て・・・船長OK

ドンブカ東も同じような状況にギブアップ

アカジマの石ちゃん組は

前の釣り人が前日の夕マズメに80クラスの大ダイを釣り上げていたので

夕マズメに期待してがんばることになりました

 

さて、最初の組を「鯛の鼻」におろして

船長の勧めもあってハギリ近くの「穴ヶ口」・・・通称ハギリのカベ

 

ここはフカセで大ダイが出るなど

知る人ぞ知る穴場的ポイント

 

話には聞いていたので

チャンスがあれば一度上がってみたいポイントの一つ

私も今回初めてで

さっきまでの不調はうそのように忘れて

またまたテンション・・・回復

 

初めての磯というだけで

テンションが上がってしまうのです・・・単純

 

そして見た目以上に足場がよく

上の方は平らで意外と広い

ここなら2人がゆっくり過ごせる

何よりも風裏でいい

 

いままでつぎ込んでいて台を変わった直後に

次のお客さんが大当たりを出したパチンコ台を想像して

大ハダもちょっとは名残惜しかったが

ここなら・・・といった期待感もあります・・・・今の時点ではね

 

船長情報で

すぐ隣のハギリに上がったメンバーの塚ちゃんが

朝方、80クラスの大ダイをゲットしたとの情報も入っている

塚ちゃん・・・前回のG1カップでのマダイ大物賞(76センチ)に次いで

今回もチヌ狙い・・・アテンダーⅡ1.25号での取り込みさすがです

足元、ウキ下3ヒロだそうです

 

一番ハギリよりまで移動して

「おーい、おーい」と塚ちゃんを呼び出します(途中断崖で移動は無理)

 

塚ちゃん気がつき声が届くところまで移動してきてくれて

しばし情報交換

チヌも40前後が数尾釣れるも

マダイはその後バッタリ

デンボのエサ取りもいるよー・・・潮がよくないねー

 

ハギリの本場(大神立岩)方向は

やれるにはやれそうだけど

逆潮でねー

 

さて、釣り開始

ここでは足元狙いでまずはフカセで

それでも大物に備えてハリスは6号

 

ここでも潮はほとんど動かず

動いても磯に張り付くような流れ

潮は澄んでかなりのところまで撒いたボイルが確認できます

 

そして、ここでも魚の姿(エサ取りさえ)が見えません

釣り始めて数分後

ウキが押さえ込まれて浮いてきません

アタリのようです

誘っても反応がありません

それでは・・・と、アワセを入れても針に乗りません

 
(ハギリ方向に太陽は沈んでいきます・・・黄昏るわたし)

 

夕マズメを過ぎて夜釣りに入っても

時々ウキにアタリが出るものの

その正体すらわからずじまい

まったく針に乗らないのです(TKO 9号までサイズを落とすも・・・)

 

あの期待感はどこへやら

20:30・・・ギブアップ

空腹、睡魔も襲ってきて二人とも心が折れました

 

それぞれに食事を済ませて

すぐに爆睡

 

彼は日付が変わって3時ごろに目が覚めて

夜食をとってまた寝たようです

 

朝5時・・・

一応朝マズメですので仕掛けを投入してみます

しかし前日と大きく状況は変わらず

めぼしい釣果ゼロ

 

タルカゴを取り出して

少し沖も狙いますが

手前に仕掛けが戻されて

サシエサに変化なし・・・もーダメ

 
(鯛の鼻の夕マズメ、夜釣り、朝マズメもめぼしい釣果に恵まれませんでした)

朝の見回りで再度磯替わりを決行

ハギリはそのままがんばる様子

 

鯛の鼻周辺の3組も磯替わりして

こちらは最後の半日をチヌ狙いに絞って

三度の灯台下付近に集結

 

私たちはそれでも

今回の本命であるマダイ狙いにこだわって

義兄弟である2人のダイキン船長が相談して・・・スヤ鼻近くの3番へ


(今回お世話になったダイキン渡船さん。義兄弟で手厚くサポートしてくれます。
                         見回りがこまめで安全、安心がモットーです。)

松尾船長(兄)090-9506-7391
若松船長(弟)090-9068-5955

 

東風がかなり強くなってきて

それよりも南の磯は釣りになりません

 

さー最後の磯だでー・・・と

なぜか磯替わりした直後はテンションが上がる二人

 

こらーやばいでー

なんでもいいけん

とりあえず魚種を3種釣らんといけんじゃないかー

 

この時点での釣果

私・・・マダイ1尾、ウマズラ(スレ)1尾

オガタツ・・・超小ダイ1尾・・・のみ

 

ほんと・・・根魚も釣れませんもんねー

 

ここでも最初はマダイ狙いで

タルカゴたっちゃん仕掛けで遠投してみますが

 

あらー・・・ここも潮が・・・・

ただ風に流されて

磯際に寄せられてしまいます

 

どーなっちょうかいー

 

さすがにオガタツくんここでマダイをあきらめて

チヌ狙いのフカセにチェンジ

 

わずかにマルキューの「グレパワー」を半袋持ってきていたので

これを混ぜて釣り開始

 

すると30センチほどの尾長グレがヒットー

そしてビール瓶大のアイナメがヒットー

続けて30弱のグレが連続ヒットー

 

3種釣りましたよー・・・逆転、逆転

 

なぬー・・・

よしオレも

もーこうなったらプライドを捨てて

私もフカセ仕掛け・・・竿がない、リールもない、ラインもない

 

えー仕方がない・・・我武者に道糸6号、ハリスはウキ止め用に持ってきた1.7号

・・・バランスわるー

 

それでも小型のグレを数尾ゲットー・・・3魚種達成

少しでも大物を・・・とチヌを狙うのですが・・・

二人ともチヌのアタリなし

 

きっとチヌ様は

「グレパワーなんか撒きよってー・・・。チヌパワーとかムギパワーとか
  おれたちが好きな物を持ってきて撒けー・・・チヌグルメでもいいで・・・なめんなよ」

なーんて、ていってるでー・・・きっとなー

 

最後にオガタツ

40クラスのワカナをゲットしてサイズアップ、記録アップに大喜び

 

今日は、マダイが検量に入っとらんと失格にするでー

「そんなの聞いてませーん」

 

納竿は正午

さすがにみなさんお疲れのようです

 
(石見地区から唯一参加してくれた西田親子。初めての親子での隠岐釣行。
  親子の絆も深まったようです。うらやましい。息子さんはオブザーバーでの参加でしたが、
   この大会がきっかけで、すぐにGFG会員申請をしてくれるそうです。よかったです。
    これからも親子でどんどん大会に参加してくださいね。)

 

そして七類に帰って検量

 

アカジマではやっとりましたー

石ちゃんと組んでいた内部さんが大ダイゲット

12日の夜8時ごろ、底カゴでの釣果でした

 
(2夜連続で大ダイが出たアカジマ・・・三度でも実績・人気ともにトップクラスです・・・
                                      やっぱり岩が赤いです)

 

そして面白かったのは

魚種の豊富さ

マダイ、グレ、チヌはもちろん

コブダイ、イシダイ、イサキ

カサゴなどの根魚も・・・

 

圧巻だったのは

2位の内田くん

マダイなしで上位入賞は立派

タモ入れ寸前でデカイ「ヒラメ」を逃したのが残念でしたー

・・・というコメントも

 

検量時は大きな歓声と笑い声でその場を盛り上げました

 

ベテラン二人のがんばりで

2尾の大ダイを記録することができました

 
(左:塚原氏77.7センチ 右:内部氏78.6センチ)

 

水師君は50クラスの良型チヌを数釣っていましたねー

これも立派

 

しかし、全般によくなかったですねー

昨年、一昨年に続いて私の組が最悪

 

この時期の三度にして

40から60クラスの中マダイが

私の釣った47センチのみですよ

 

大ダイが出たポイントでも

その他のマダイの釣果がほとんどない状態

 

いつもなら中型の数が出た上で

大型が混じるのがパターンなのですが・・・厳しかった

 

最後の場所で釣れたグレなどもですねー

エサをくわえたまま動きませんもん

誘いで聞くと放しますしねー

 

エサ取りの活性も悪いですから

オキアミの原型を撒きすぎてもサシエサの食いがよくないんです

 

アミエビや配合エサの粒子の細かいものやニオイで活性をあげて

口を使わすという感じがよくわかったようにも思います

 

メーカーもよく研究した製品を作っていますが

グレ、チヌ釣りにおいて

配合エサの重要性を思わせる場面でもありましたね

 

勉強、勉強

 

【私の仕掛け】 マダイ狙い

底カゴ仕掛け

ロッド:がま磯 我夢者 4号-50
リール:リョービ サファリ 5000
ライン:東レ、銀鱗 シグマ スペシャル 6号(新製品)
ハリス:東レ、トヨフロン L・SE 8号(新製品)
ハリ:がまかつ A1TKO、12号
ウキ:釣武者 飛びカゴSP(発砲環付) 12号
カゴオモリ:ワカナオモリカゴ 12号
形状記憶合金の天秤

タルカゴ仕掛け

ロッド:がま磯 我夢者 3号-53
リール:ダイワ キャタリナ 4500
ライン:東レ、銀鱗 シグマ スペシャル 6号(新製品)
ハリス:東レ、トヨフロン L・SE 6号~8号(新製品)
ハリ:がまかつ A1TKO、10号~12号
ウキ:G1タルカゴ ドクロ
水中ウキ:釣研 -1.0号
天秤:たっちゃ仕掛け・・・天秤はオモリを仕込み改良版
ウキ下:道糸で約3ヒロ~10ヒロ

【今回のエサ】

オキアミ生3キロ×4
ボイルオキアミ3キロ×8
マルキュー ムギコーン×4袋

※ボイル 2本 余りました