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寒グレ釣り(山陰)でのマキエの打ち方は2016年01月05日
寒グレのマキエの打ち方について
質問をいただきました
ありがとうございます
この質問ですねー
非常にいい質問なのですねー
「どうしてもウキの近くにマキエをかぶせてしまう」
そうですよねー
どうしてもそうなるんですよねー
ここで考えなければならない重要な点とは何でしょうか
「どのタナでグレが食ってくるのか」
「どのタナまでグレが浮いてくるのか」
または「浮いているのか」
釣りというのは
視界でとらえることが可能な
平面的な釣りだけではなく
想像の世界である海底の様子
断面をどう推理して釣るのか・・・なのです
特にこれからの山陰の海は
うねりが高く
潮の流れ以上に
足元から大きく広がり
時には沖合50m以上にも伸びる
サラシの影響を強く受けます
それも入り組んだ地形によっては
何本ものたくさんの筋にサラシが発生し
入り組んで複雑な流れを生みます
これに風や潮の流れが加わり
さらに複雑にするのです
これを
いくら経験豊富であるといえども
完全に読み切って
すぐさまマキエとサシエサをドンピシャに合わせて
釣果を出すなどは
至難の業といってもよいでしょうか
これだけ複雑だと
ラインやウキなど付属品が付いているサシエサと
フリーで流れていくマキエとが
同じ位置から3ヒロ、4ヒロといった
タナでなかなか一致(同調)しないわけです
例えばこれが
1ヒロとか2ヒロとか
比較的浅いタナにグレが
浮いているようであれば
そのピンポイントに向けて
仕掛けを投入し
マキエをウキにかぶせて
釣果を伸ばすことは
実際にはよくあることです
時間が限られている
トーナメントの釣りでは
よくあることです
浅い場合は合わせやすいですよね
これはある程度様子を見て
展開をしていって
結果的にそういうパターンにハマったにすぎません
そして山陰地方においては
こういうパターンでヒットしてくるグレは
比較的、中型から小型のグレが多いように思います
釣り人が目指すのは
40センチオーバーなのです
このような特性を持つ山陰での寒グレにおいて
有効に良型グレを仕留めるためには
まずは自分が磯に立った足元を起点に
扇状にポイントを広げて探っていくのです
最初に言ったように
平面的にもですが
重要なのは断面的にです
比較的深く潜んでいる良型グレに
有効に撒き餌を届けるには
足元の磯の上にマキエを打っておいて
波の上げ下げで吸い込ませて
磯際に潜り込ませるのです
磯が切り立っていて
岩に撒けない場合は
波の上げ下げのタイミングを見て
ストーンと引いて磯際を落ち込むときに
際に打ち込みます
それでもマキエの大半や臭いは
払い出しの力で沖へ持っていかれますから
これも計算に入れておかなくてはなりません
それでも
基本は自分の仕掛けが届く範囲に
マキエでおびき寄せて仕留める
これがフカセの基本ですね
これからの時期は
結局、一日中、足元の一点にしか
マキエを打たなかったわー
てなことはよくあることです
わたしは
山陰地方での寒グレ釣りの
マキエの基本はこれに尽きると考えています
あとは状況によって
展開していき
最後はマルキューの「超遠投グレ」を使って
沖の潮目をダイレクトに狙ったりも
するにはしますが
これは応用編になると考えています
次に仕掛けは
竿1本前後のタナを基準に
広角に遠近も自在にサシエサを通して行き
どこでどのような反応が出るかで
タナの変更
ガン玉の使用
ウキの変更など
展開していき
良型を探り当てるのです
2015納竿釣行もですねー
このパターンから入ったんですが
それでもこの結果です
いくらやっていても
今回は今回で反省があるものですし
帰ってから
「あーすればよかった」
「こーすればよかった」と
思うことがまだまだあるものですねー
ほんとに生涯勉強です
今回も県外からの知り合いの釣り人さんから
ハッと気づかされたことがありました
これがあったかーってね
1号くらいのウキに
ハリスに重ためのガン玉を3段、4段打って
サラシのど真ん中の根元を
磯際1m以内に止めて待つ
これで良型グレをよく釣っておられました
すぐ隣の磯なのに
「エサとりなんか全く気になりませんでした」・・・と
知識として知っていても
引き出しにしまったままでは
知らないのと同じこと
おおいに反省する点です
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