昨日、友人の葬儀の帰りのことである

交差点の信号待ちで減速にかかると

「ウウウーーー」・・・と赤灯とサイレンが・・・

「あっ、やられた」

 

運転中に携帯電話・・・・

覆面パトにすれ違いざまに捕まった

 

「車を止めてこちらにきてくださーい」

 

 

いつもなら悪態の一つや二つ

または見苦しい言い訳をついて

腹も立つところだが

 

この日はいたって冷静だった

 

何も話す気力もなく

おとなしくうなずくだけ

 

手続きを済ませて思った

 

もしかしたらあいつが

「おまえ、なにしとるやー」

「気をつけんといけんでー」

「おまえにも大切な家族がおるだろう」

「こんなことで重大な事故を起こしたり、巻き込まれたりしたらどげするやー」

って、おれに諭してくれたのではないか

 

しかも、あいつらしく

一番軽い、減点1点、反則金6,000円で・・・・・

 

不思議とそう思えた

 

葬儀の日の深夜

釣りの大会で山口徳山へ出発

 

大会中もあいつの、そんなことばかりを考えていたが

この日はあいつも認めてくれていた釣りでは成果がでなかった

 

でも、いつもよりも安全運転で

無事に家族の下へ帰ることができた

 

この反則切符は

あいつからの贈り物として

これからも気をつけていきたい・・・・ありがとう