玉造ライオンズ杯(1日目)

2008年10月17日

10月11日は玉造ライオンズ杯少年野球大会を開催した


今年で22回目となる歴史のある大会だ

玉湯ジャイアンツがホストチームとなり、
近隣から交流のあるチームを招待して行う

 

今年は玉ジャンのほか11チームが参加してくれた

私も今回はホストチームの保護者として運営する立場だが

玉ジャンと交流が深いチームだけあって

子どもたちは礼儀正しく全力プレー

 

保護者たちの応援もまとまりよく

スポーツ少年団として取り組む姿勢のよさがうかがえる

 

どこもすばらしいチームだった

 


(選手宣誓する玉ジャン主将の森脇貴哉くん)
「全力プレーを近い、指導者や保護者、環境を整えてくれるすべての人たちに感謝する内容の宣誓文はすばらしかったです・・・よくあんなに長い宣誓を覚えましたねー・・・堂々と立派に出来ました」◎◎◎

 

 

 

 

玉ジャンの初戦は1回戦を勝ち上がってきた
安来の島田ビクトリーズとの対戦

 

この試合も娘の也弥が先発

いきなり先頭打者をフォアボールで出し三塁まで進まれたが

ショートに入っていた5年生レギュラー樹生のファインプレーに助けられて

初回をゼロで切り抜けた

 

玉ジャンもランナーを出すがここ最近、決定力不足・・・

なかなか点が取れない

 

(鋭くはじき返された打球を追う也弥)

 

そしてまた先頭打者をフォアボールで出しこれも三塁へ
初回の再現とは行かずレフト前へ運ばれて失点

 

すぐ同点に追いついたが、なかなか勝ち越せない

 

流れを引き寄せられないまま
ミスが重なり満塁に・・・・

とうとう勝ち越し点を相手にとられてしまった

 

その後、後続を絶ったが1-2

 

結局この点が決勝点となりホストチームとしてこの大会
二年連続で初戦敗退となった

 

(最後の打席はセカンドゴロ)

也弥は完投したがマクドナルドのブロック大会に続き最後の打者となり

またまた悔し涙があふれた

 

「地元で・・・このメンバーで・・・やっぱり勝ちたかった」

 

選手たちはよくやったがいつもよりも堅さが目立った
也弥もマウンドでいつもの笑顔がなかった

 

ホストチーム・・・

このメンバーで最後の大会・・・・

先輩たちが見守る状況・・・・

プレッシャーがあったのか・・・

 


(グランド内の選手もベンチも応援団も心一つになることが大切だ)

 

私が一つ残念に思ったのは

もうこのメンバーで最後の大会だというのに

6年生の選手が一人体調不良で欠場していたことだ

 

ここでベストメンバーが組めなかったことに悔いを残した

 

他のメンバーたちはどのように感じただろうか

 

一般的には体調不良の子どもを無理に活動に参加させるようなことは出来ない

それがスポ少の活動でもある

勝利至上主義ではないのだ

 

しかし玉ジャンは、
わずか11人のメンバーでここまでの結果を残してきたチームだけに

年間を通してこの活動を見てきた者として残念な思いでならなかった

 

試合で負けたことよりも、
「なかなか気持ちが一つになるのは難しいことだなー」

と悔しくてならなかった。

 

親のひいき目かもしれないが

也弥なら這ってでも向かったことだろうと思う

 

例え親が止めてもねー

 

その状況を見て結果的に監督は「帰れ」っていったかもしれないが

その思いはメンバーたちにも伝わるはずだ

 

そして也弥のためにもみんなががんばってくれたはずだ

それが共に活動してきた仲間でありチームワークだと思うのだ

そのへんが残念でならないのだ

 

也弥はこの活動が終わればみんなと別れて
ひとり宍道中へ進級しなければならない

 

「いつまでもここでこのメンバーたちと

   楽しい野球を続けられたらいいのに・・・」

 

いつだったかポツリとわたしにそういったことがある

 

也弥は也弥でいろいろな思いがあるようだ

だから今日も勝ちたかったことだろう

 

そして2日目もみんなと試合がしたかったことだろう

 

もしかしたら休んでいたメンバーもよくなって出てくるかもしれない・・・

 

ベストメンバーで次の試合が出来ると信じて・・・・

 

スポーツ少年団の取り組みは
子どもの成長と共に
親も共に成長していくすばらしいものだと思う

 

また、そうした活動になるように
地域みんなが取り組まなくてはならない

 
 (玉ジャンOBの中学生たち)

今年の中学総体では中国大会出場を果たしたメンバーたちです

当日の塁審や運営を手伝うために駆けつけてくれた
「自分たちもお世話になったから・・・恩返しです」

 

この取り組みが22回も続けてこられる要因でもある

「ありがとう」

「おまえたちも玉ジャンOBとしての誇りを持って
                 今度は甲子園を目指せ!」

 

(早朝まだ暗いうちから集合してグランドの水をとる保護者たち)
 
「子どものためなら苦になりません」

これも正しく導かれる指導方針や理念に基づいた活動であるからこそ・・・

 

大会前日に降り続く雨が心配で部室に泊り込んだお父さん方も・・・・

 

だから子どもたちは

勝って嬉し涙を流し・・・

負けて悔し涙を流すのです・・・・