今朝の松江の最低気温が18度を切りました

涼しいというよりは

「寒い」といった感じ

 

あれだけの猛暑続きだった今年の夏も

「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったものです

 

陽の光

あたりの景色

空気の匂い

 

秋を五感で感じられるようになってきましたね

今年は終盤の大鮎が絶不調なので

川は早仕舞いになりそうです

 

ぼちぼち磯用のタックルの

点検もしておかないとねー

 

そういうところに

タックルのメンテナンスについて質問をいただきました

ありがとうございます

 

名人=道具を大切にする=メンテナンス上手といいますが

実を明かしますと

私が名手かどうかは別として

道具に関しては・・・・無頓着というか

いわゆる「なげまんま」というか

几帳面ではないのです

 

というのも

最盛期の20代、30代のころは

毎日のように釣りに行ってまして

メンテナンスする暇がないというか

 

常に使っている状態なので

道具の傷みも激しかったように思います

 

そうなると道具選びも

まずは機能

次に耐久性という優先順位で選びます

 

この優先順位が

そのままメンテナンスでもつながっていって

 

例えば

リールなら

機関的な部分がOKならいいわけで

ボディーの塗装がはげようが

少々サビがでようが気にしません

 

ただし、ドラッグ機能や

ラインの接点ともいえる

ラインローラーには細心の注意を払います

 

スピニングリールを購入する際は

ラインローラーの構造で選ぶほどです

 

前置きが長くなりましたが・・・

 

それでも最近は

釣りに行く頻度も少なくなっていますので

きちんと手入れをしておかないと

次に使うときに大変なことになっていますね

 

特に海釣りは

塩分を完全に抜いておくことが大切です

 

納竿して帰宅している間にも

海水による腐食が始まっているとも言われています

 

塩分中和剤のスプレーが存在するのもそのためですね

気を使う人は納竿時に

ロッドのガイドやリールのボディーに

シュシュってやるのです

 

私はしませんけどね

そこまでは・・・

 

私の場合は

帰宅後にすぐに

真水で洗い流して

すぐに乾いたタオルで水分を取って

陰干しにしておきます

 

その後、オイルやボナンザで拭いて保管するようにしています
(この作業は、干したまま投げっぱなしで、数日後になってしまうことが多いです)

 

リールの場合精密機械なので

確かに内部に水が入ることはよくありません

 

水道水などで洗い流す場合は

それなりのリスクも覚悟しておかなくてはなりません
(でも私はいつもやっています・・・完全防水ではないリールでもです)

 

ただし、完全防水機能のリール

ダイワのソルティガなどは

水洗いOKのようです(メーカースペック)

 

これはメーカーの製品カタログや

釣具店スタッフなどにも聞いて

確認しておくことをおすすめします

 

私の場合は

スプールをはずして

スプールとラインは入念に洗い流し

ボディーなどは

流水を小さくして

部分的に洗い流すようにしています

 

水が当たる角度も

極力内部に水が入り込みにくいようにしています

 

そしてラインローラーだけは

その部分を取り外して

掃除をして潤滑油をシュシュっとしておきます

 

以上はリールの場合ですね

 

ロッドは

リールシートや底栓まわり

ガイドを洗い流して

その後それぞれの管をからぶきしておきます

 

このときも管の内部に水が入り込まないように

水流の角度に気をつけます

 

ロッドを長期保管する場合や

遠征などハードな釣行の後などは

 

管の内部にも水を通して

完全に真水で洗い流します

 

問題は管の内部の乾燥ですが

 

気の短い私は

竿を伸ばして自然乾燥などはいたしません

 

表面は乾いたタオルでふき取っておきます

 

次にドライヤーと掃除機を用意します

 

そして底栓側からドライヤーの温風をあて

穂先を掃除機の吸い込み口に突っ込んで

吸い上げます

逆でもかまいません

 

このことで管の内部に

強制的に温風を通して

完全乾燥させます

 

ものの数分で完了です

 

この作業で注意することは

掃除機の吸い込み口で

穂先を傷めないことです

 

ラインをガイドに通してしばっておいてから

作業に入りましょう

少し遊びがないと

うまく風が通りませんから

実際にやってみて

感覚をつかんでください

 

先にも言ったように

底栓側×掃除機

穂先×ドライヤー

のように逆だったら問題ないですねー・・・これでもOKです

 

その後すぐにボナンザを塗ると

程よく管が温もっていますので

ボナンザのノリがよく

新品に戻ったような光沢が得られます

 

この方法はおすすめですよ

 

意外とおろそかになりがちなのが

バッカン、バッグ類です

 

これも真水で塩分を洗い流しておかないと

大変なことになってしまいます

 

特にファスナー部分

 

これがやられますがー

 

メンテも大切ですが

このファスナーの素材、構造の改良も

各メーカーには望むところですかねー

 

このファスナー部分は

ちょっと流水で流したくらいでは

完全に塩分が抜け切っていない場合もあります

 

内部に入り込んだ海水の塩分が

残っている場合がありますね

 

きちんと洗い流したはずなのに

数日後に見ると

塩が浮いて

その部分が固着していた

なんてことは

釣り人なら必ず一度や二度は経験があるものです

 

ズボラな私なんかはしょちゅうです

 

そうなんですねー

構造上だったり素材によっては

塩分が抜けにくい部分があるんです

 

この場合は真水に浸けておいて

いわゆる「塩抜き」が必要です

1,2時間程度でよいと思いますが

 

ついつい浸けたままほったらかしになる私・・・

ファスナー部分以外の素材がふやけたり、はがれたり・・・

 

もー・・・メンテはめんどくさいものなんですねー

メンテ=塩抜き

これがキモだと私は考えています

 

最近では

後に、オークションやリサイクルショップに出すことを想定して

タックルをきれいに使っているという方も多いと聞きますが

 

私の場合は

そんなことを気にしていては

豪快な釣り

思い通りの釣りができないと考えていますので

 

釣りのタックルというのは

かなりの消耗度の激しい

消耗品だと割り切って考えるようにしています

 

車でもありますがー

新車を買って

すぐに高く売って

次の新車へって・・・・

 

私は、これぞという車を買って

とことん乗り潰すってタイプです

余談ですが

現在乗っているハイエースは

まだローンが残っているんですけど20万キロ到達

荷台後部は腐食して穴が開いてしまいました

 

車も帰宅後すぐに

塩抜きしておかないとねー・・・・次の新車は気をつけます

 

いつになるかなー