高切れ対策はどうしておられますか・・・その注意点は?

いわゆる道糸から切れてしまうという方からの質問をいただきました

ありがとうございます

 

高切れですよねー

私だってけっこうあるんですよー

 

どうしても道糸を細糸にする傾向にありますし

ハリスは毎回新しいものを使い

釣行時に何度も交換するのに対して

 

道糸はある程度の期間を使用しますから

磯釣り師の宿命といってもよいでしょう

どんなにベテラン釣り師でも

けっこうあるもんですよ

 

最近ではウキパラソルのおかげで

大切(高価、貴重)なウキを回収できる確率も高くなりましたが

それでも年間に何度かはロスト(たっしゃでな)となります

 

私が高切れで注意している点は

1.道糸の点検
2.ウキ止めの結び
3.ウキ止めの移動
4.ハリスと道糸の結束部分
5.ハリスと道糸の結束の方法

以上です

ラインの傷やコーティングのはがれは必ず点検して

その部分から先はすべて切り離します

 

意外とトラブルになるのがウキ止めの存在です

道糸そのものに結びつけるのですから

このときにラインを傷つけてしまうことがあるのです

私の場合は1.2号のハリスでウキ止めを作っていますが

うまく結ぶには少し慣れも必要です

やり方は「山元八郎さんのなるほど仕掛け」と理屈は一緒なのですが

(ウキ止め結び・・・とっくり結びのダブル)

ウキ止めの方のラインを締めるときのタイミングと強さが微妙なのです

ウキ止めラインもさまざまな素材のものがあるので

結び方とあわせていろいろ研究してみると良いでしょう

 

ハリスと道糸との結束部分は

ウキがスライドして最も擦れる部分なので

こまめな点検が必要です

少しでも違和感があればすぐに結びなおすようにしています

また、特に問題が無くても

ある程度継続的に釣りをしている場合は定期的に結びなおします

 

結び方もたくさんの方法がありますから

自分に合った結び方をいろいろ試してみると良いでしょう

 

私の場合は

直結であれば

固め結び(サージャンズノットとも呼ばれているようです)の

ダブルかトリプル(2号以下はダブル)

 

 

スイベルなどを間に入れる場合は

編みこみ式の結びをやっています

(最近では細糸にも多用しています)

 

あとは物理的な点として

全体のバランスもありますけども

ハリスよりもワンランク、ツーランク太めの道糸を使うことです

 

ラインの太さによって

釣果を左右する場合がありますが

全体のバランスと

上記に上げたような要素が総合的に絡み合って

磯釣りというのは成り立つわけですね

 

ここまで細かく言ってしまうと

最初のうちは何が何やら

逆に戸惑ってしまうかもしれませんが

 

グレ、チヌのフカセ釣りを考えたとき

私が最初に釣りを始めたときの道糸の号数は

2.5号または3号を中心としたものでした

 

現在はラインの性能も格段によくなってきてはいますが

最初は2.5号くらいから始められると

リールへのなじみ

ロッドの穂先がらみ

ラインの操作性

仕掛け作りの取り扱い

などなど

なにかとこのくらいの太さがあると安心して取り扱えると思います

 

この号数の道糸に1.5号から2号程度のハリスで

釣りを楽しんでみてください

 

少し慣れてこられたら

2号に落としてみられるとよいと思います

 

私もプライベート、トーナメントを通して

道糸2号の使用頻度が最も多いんですよ

 

私の場合は1.5号以下の道糸はほとんど使用しません