男女群島遠征・・・装備と日程は

2013年01月18日

この時期になるとたくさんの方から

男女群島遠征に関する問い合わせをいただきます

 

これまでの私の経験で参考になればと思って

1泊2日釣行の装備とタイムスケジュール(参考)

日帰り釣行のタイムスケジュール(参考)

を過去のブログで掲載していますので

あくまでも参考程度にご覧ください

 

前にも書いているかもしれませんが

荷物の注意すべき点としては

1.1個があまり大きく重たくならないこと(大きな1個よりも小さな2個がよい)

2.常に磯にもって上がるものと夜または仮眠を取るときのみに使用するものと
  種別ごとに分類して小口にまとめておくこと

3.持ち物には必ず大きく名前を記入し、目印になるようなものをつけておくこと

以上です

 

男女での長い滞在時間のなかでは(1泊2日釣行の場合)

天候の変化などによって

何度も磯替わりすることが想定されます

 

全財産をいつもすべて磯に上げていたのでは大変です

 

それでも渡船には必ずポーターが1~2人いて磯渡しをサポートしますから

荷物が1,2個・・・個数は多くなっても

1個があまり大きくて重たくならないように心がけます

時にはポーターから投げ渡しで磯上げ(回収)する場合もあるのです

 

それからこれも常々言っていることですが

荷物は片手で持てて渡せることがベストです

ゆれるホースヘッドでバランスを取りながら荷物を移動させるのですから

そのようにできればスムーズです

 

うちのメンバーたちには

バッカンなどはショルダータイプのものを推奨しています

取っ手タイプの場合はバッグ類も含めて

付属の束ねるマジックタイプのものなどでは外れてしまうので

6mm~9mm程度の紐をくくりつけて

激しく扱っても外れないように指導しています

 

これだけの追加装備で

驚くほど荷物の送り出しがスムーズになるのです

実際の効果ももちろんですが

こういった釣り人の心構えが

すべてにおいて繋がっていて重要なことなのです

 

太さを限定しているのは

太目の紐の方が強く結んで外れにくく

ほどくときに早くてスムーズなのです

 

紐のカラーを統一しておけば

自分だけの目印にもなりますね

 

私の場合は

登山などに使うタイプの紐を使用しています

 

そしてこういったところにも

釣果を上げるコツが潜んでいるんですよ

 

荷物の段取りもよくコンパクトで

スームースに磯上がりするグループは

船長やポーターの信頼を得るものです

 

ライフジャケットはもとより道具類にはすべて名前が書いてありますから

すぐに名前も覚えてもらえますし

磯替わりの際には思わぬ穴場へ招待されることもあるんですよ

 

船長は釣り人の命を預かっているのですから

服装や身のこなし

装備品のまとめ方など

見ていないようでよく観察しているものです

 

そういうもんなんです

 

たかが釣りといえども

釣果を上げるためには

いろんなことの積み重ねが大切なんですね

 

一見、ベテラン釣り師だけが優遇されているように思いがちですけども

こういったところにも船長と釣り人の間に信頼関係が生まれるものなんです

 

 

大型クーラーは船に置いたままです

釣った魚はドンゴロスなどに入れておいて

見回り時に自分のクーラーへ放り込みます

氷はポーターが入れておいてくれますから安心です

 

食料ですが

これも全食料をすべて持って移動するのは大変ですから

食料、水を1日目、2日目、3日目と

定期的な見回りの時間帯に合わせて小分けにしておくと良いでしょう

 

エサもそうですね

砂袋などに小分けしておいて

次に使うエサを順次磯に上げて使うようになります

 

このへんの段取りは

隠岐釣行の1泊2日とは少し様子が違うと思います

丸々、2晩(磯で2泊)ですからねー

 

共通していえるのは

持ち物には大きく名前を書いておくことです

 

私たちの感覚では

渡船を利用する釣行において「当たり前」のことなのですが・・・

 

それもそうでしょう

釣り道具といえばみなが同じようなものを持ってくるわけですよ

30人釣り人がいれば

最低でも30個は同じようなものが船内にあふれます

何かとトラブルは起こるものですが

ないに越したことはありません

 

最近の隠岐の日帰り釣行でのこと

こんなことがありました・・・

 

自分の持ち物にまったく名前を書いていない釣り人がいたのです

案の定、その釣り人の荷物の一つが

他の磯に間違えて上げられてしまったのです

 

こういうことがあると他の釣り客の迷惑になり

船長にも余分な負担を掛けることになります

 

日常の平地で(陸上で)

荷物を忘れたというのとはわけが違うのです

 

そして何よりも

本人が釣りにならないではないですか

どの荷物でも一つでも欠ければ

釣りになりませんもの・・・

 

同行者があれば

その方にも迷惑が掛かり

本来楽しいはずの釣りが台無しになってしまいます

 

見れば、すべてメーカー品の新製品で新品と思われるような道具類

新品に名前を書くことに抵抗感があるのでしょうか?

最近では後にネットオークションや中古ショップに高く売るため・・・?

 

何か違うような気がしてなりません

私には理解できないことです

 

この釣り人は面識のあった人だったので

彼の哨僉璽札鵐疲の釣りを考えた上で

 

釣り技術をあれこれ聞く前に

基本的な部分をもっと勉強しなさい・・・と厳しく忠告しました

 

私としてもけっして気分のよいものではありませんが

磯釣りという趣味を楽しむためには

 

自然と向き合うということ

危険が伴うという覚悟

渡船を利用する場合は

船長は命を預かっているという責任を負っているということ

 

そして他の釣り人の迷惑にならないこと

 

釣り技術を磨く前に

こういったことも学んでおいていただきたいものですし

経験のある方が初級者にきちんと指導していかなくてはならないことです

 

アウトドア

楽しい遊びには危険が伴います

危険だから面白いというのもあります

 

自己責任で行うものと

他に迷惑を掛けないようにすることとは

また、少し意味合いが違うのかもしれませんね

 

たかが釣り

趣味、遊びのことではありますけども

取り組むには

社会通念上の常識とそれなりの心構えが必要だということです

 

このことを認識してこそ

楽しい釣りが

長らく続けていけるのだと思います

 

山陰地方は寒波が入り

夕方から雪が積もりはじめました

明日は道路が凍結して通勤が大変そうです

 

さてさて・・・今週末は海のご機嫌はどうでしょうか

各地の海岸ではテナシイカが釣れだしたという情報も入ってきましたねー

いよいよ冬の海へと移りすぎていきます