2016年は隠岐島後からのスタートとなりました

この時期になると
隠岐のフェリーは冬ダイヤとなり
便数が減ります

チャーターが就航すればよいのですが
フェリーでの釣行は遠のくのも仕方がありません

初釣りは島後と決めていたものの
天気と・・・・

一番の問題は渡船

日新丸の船長さんは
この時期はカニ漁にも出ておられるようで
自分の休み
天気具合
船長のカニ漁の日程

このすべての条件が一致しないとダメなんです


それが今回の三連休がドンピシャリと合いまして
良い初釣りができました

そもそも日程の内容が
笑われそうですが

第1に
じっくり釣りがしたいということ
経費は極力抑えたいということ

第2に
他に気を使わずに
のんびりしたいこと

第3に
よい釣果があれば
G1新年会の食材を調達したいこと

こんな感じで出発しました


天気はですねー
西から北西の風が強くて
少々心配でしたが

日新丸のエリアでしたら
どこかが風裏になりそうなので
船長もOK

「どこへ夜逃げされますか?」
みたいな大荷物をキャリーにくくり付けて
車両甲板に積み込み完了



フェリーは
9日に釣り人らしき乗船客は
わたし一人でした

正午前にフェリー到着
佐藤船長にあいさつを交わして
大荷物を渡船に移します

朝から地元の釣り師たちは
大久の方まで行けてたみたいですが

何せ一人でしょうー
無理は言えませんし
船長の指示通り
湾内からすぐの
「高瀬崎」のハナレ磯「小島」に渡礁

船長は名前がいいって
わたしをからかいますけども

わたしは過去にチヌ狙いで何度か上がったことがあり
フグとベラの猛攻にあって
いい印象はない磯です

第一、名前がよくないですもんねー

午後の半日がんばりましたが
(今年最初のグレはリリース)


釣果はご覧のとおり
なんとかキープできそうな魚を持ち帰ったら
5魚種1尾ずつ
グレはリリースサイズばかりでした





まー本番は2日目です
明日は船長頼むで~

そしてこの日地元の釣り師は
40オーバーを全員で8尾程度仕留めていました

いい感じです

わたしはこのまま西郷のフェリー岸壁にある
メガフロートへ




すでにイカ釣りの釣り人で賑わっています

へへー
わたしも夜はこれこれ

しかもここは
大型常設テントつき

雨風がしのげて
そこから竿出しも可能とあって
最高なのですよ

今回私の予定としては
ここで二晩過ごす予定です




いいでしょうー

これがですねー最高なのですよー

イカ釣りは
ほんのポツリ、ポツリといった感じ
「今年は少ないなー」って地元の釣り師



それでも十分、お土産程度の釣果がありました

食事や仮眠をとって

さー2日目のスタートです


地元の釣り師を10人ほど乗せて
メガフロートへお迎えが

「今日は小島さん最優先だよー」と船長
「そらー釣ってもらわんとー」

プレッシャーかけるのー

最初は
今シーズン好調だという
「大久の黒島」を目指しましたが
タッチの差で布施から渡っている釣り人が・・・

するとホースヘッドをさらに北へ進めて





おおおーキタキタ
内心、ここの方がいいわー



大鼻、三峰方面へ



ここはですねー縁があって
どちらの島も表裏の大方のポイントに上がった経験があり
いずれもよい釣りをした記憶があります
相性もいい島なんですねー

それでもホースヘッドを付けたところは
初めて上がる場所でした

大鼻と三峰の水道の
三峰側の南向き
「ナナメ」というらしい




確かに釣り座がナナメで狭い
頭上の岩がオーバーハングしていて
仕掛けの回収時や
魚のとり込み時に
竿が岩につかえてやりにくそう

午前7時すぎに釣り開始

ハリス3.5ヒロ
遊動1ヒロ

少々ウネリガあるので
G5のガン玉を2段打ちにして
スタートします

これはウネリやサラシに対して
仕掛けを早く安定させる狙いがあります

コマセは徹底して足元

するとすぐにアタリ

小さいですねー
足の裏サイズでリリース

仕掛けがなじむと
同サイズが面白いようにアタリを出します

近距離、中間距離、遠距離と
あらゆる方向へサシエサを通していきますが
なかなかキープサイズが来ません

針を飲み込んで痛んだもの以外は
ほとんどがリーリースを繰り返します

佐藤船長からは
「当たって水道へ抜ける潮がベスト」
「この潮の時に大型がよくヒットする」
「ポイントは水道向き」

このアドバイスをもとに
もう一度釣りを組み立て直します

潮は本命潮

ウネリ、サラシ、水道を抜けて吹き込む風の影響で
船長が言うポイントになかなかうまく
仕掛けを馴染ますことができません



そこでガン玉をG1を2個にして
針上10センチ程度のところにG3を追加

ラインを操作しながら
目当てンポイントへサシエサを送り込みます

少しラインがふかされることも想定して
遊動をもう1ヒロ深くとって
トータルでは5.5ヒロ

食わす棚のイメージは4.5ヒロ

そうそう
もう一つ重要な変更点は
コマセ

今シーズンやたら多い
サヨリ、アジ、ウマズラ、スズメダイなどの
ガチャガチャしたエサ取りを集めてしまうのを
警戒して

最初は配合餌を見合わせていましたが
どうやら大丈夫のようなので
マルキューのイワシパワーグレ遠投を加えます
(深く潜んでいた良型グレが反応)

するとどうでしょう
一発で答えが出ましたよ

仕掛けが馴染んだことを合図するように
竹下ウキがずっしり安定して流れをとらえます

そこでライン修正を兼ねた誘いを少々
竹下ウキが潜り潮をとらえて
ゆっくり沈んでいきます

おおーいい感じ
来るぞ、来るぞー

ラインに神経を集中して待っていると
コツコツとラインを伝わるアタリの感触

竿を立ててると
大きくしなってこれまでにない重量感

ラインを一切送ることなく
しっかりためて耐える耐える

底を早く切って
こちらの体制に早く持ってくることが肝心

そしてリールを巻き込むと
確かな手ごたえと締め込み

これこれ
間違いなく40オーバーだで

よしよしとなだめるように
タモに収めて無事に取り込み成功



今年初めての40オーバーは
45センチ級の良型でした

このパターンを見つけるまでに
3時間もかかってしまいました

イワシパワー効果も間違いありませんね

そこからです
良型が次々にヒットー



水道ポイントはサラシが落ち着いたタイミングで狙い
40オーバーが食ってくるし



大鼻から出る大きなサラシの先端部分へ
遠投すると
竿引きのアタリで35センチ級がヒットしてきます



いろいろ試しながら
大型を選り分けるつもりで
釣り込んでいった結果







49、49、47,47,46、45,43,42,
(カンマ以下は切り捨て)
以上の40アップ



30クラスもよく食ってきて
17時過ぎ納竿までに
ライブバッカン満タン




会心の初釣りスタートとなりました

佐藤船長の磯選定と的確なアドバイスに感謝ですね
さすが、さすが


2日目のグレ釣りも無事に終了

でも帰るフェリーは明日の朝までありません

はい、もう一晩メガフロート常設大型テントに
お世話になりました

この日の晩はどうしたことか
イカのアタリがさっぱりで
前日あれだけいた地元の釣り人もまばら

深夜には
メガにはわたし一人になってしまいました

そして翌朝8時30分発のフェリーに乗り込みます
冬ダイヤは西郷から島前各島をよって帰ります

いつもとは違う島々の風景を見ながら帰るのもいいですねー
時間はかかりますけども
疲れた体を休めるのにもいいし

ぐっすり寝込んで
あっという間の船旅でした

そして13時過ぎに境港に到着

水道にチヌ釣りに来ているメンバーに
迎えに来てもらって
七類の駐車場まで送ってもらって

さー新年会の準備だでー

お前やつ
材料の買い出し頼むでー

やーみんな
よろこんで食べてくれました

なんといい気分の
初釣りと
G1新年会となりましたー



そして宴もたけなわ
「今度はだれか付き合ってくれるわなー」

あらー反応なし

わたしがせっかく開拓したルートなのに
また一人で行くだかー

たまたまグレの釣果もよかってラッキー

でもですね
フェリーでの時間
メガで過ごす時間
地元の人とのちょっとした交流
ちょっとしたサバイバル感

最高なんだけどなー

こういうばかげたことに
価値観を持てる自分が

実は嫌いではないですよ!


【タックル】
がま磯アテンダー2 1.25号
ライン:東レ 銀鱗 アイサイト 2.5号
ハリス:東レ トヨフロン スーパーL・EX 2.5号
がまかつ 寒グレ6~7号 TKO 6~7号
竹下ウキ 16センチ G2~2B
ガン玉 G5~G1 2~4個

【エサ】
今回持って行ったったエサの量
オキアミ生3キロ×3個
ボイル3キロ×3個
地アミ4キロ×3個

配合餌 マルキュー イワシパワー遠投×3袋
          超遠投グレ×1袋(使用せず)

くわせオキアミ スーパーハード 2個