たけぞう さんという方からコメントをいただきました

ありがとうございます

 

わたしもその通りだと思います

東日本大震災や台風による土砂災害など

今年の日本にとっては戦後最大の災難がふりかかりました

 

そして省みさせられるのは

人と人の「絆」だったり

「心」だったり

物理的なものよりも

心情的な部分の価値を再確認する年でした

 

一人ひとりの意識、考え方、価値観

このことが大切なのですね

 

少しこの話題とは離れていってしまうかもしれませんが

 

今期、話題となったドラマといえば

「家政婦のミタ」ですよねー

 

意外?

私、けっこうテレビ人間でして

タルカゴ ドクロを削りながらも

テレビは付けっぱなしで

ドラマ、映画、バラエティーと何でもこいです

 

さて、このドラマ

ミタの過去の謎と

主人の命令には何でも従うロボットのようなキャラ

それが人間的な心を取り戻すかどうか(笑うかどうか)のストーリー性が

見どころだったでしょうか

 

そして、バラバラだった家族が絆を取り戻せるか

 

なかなか人間的心理を

よくついたものだなーと

脚本家の妙に感心したものです

 

内容的には暗く深刻な部分も

通常では考えられないようなハチャメチャさが

全体を暗くさせなかったようにも思います

 

内容のところどころで

現代社会の人間の「明と暗」をよく描写していたようにも感じました

 

私も仕事でさまざまな人と接しますが

「そうだよなー」「そうそう」・・・などと独り言

 

一見、主人の命令には何でも応じてしまう家政婦のミタ

そして、ご主人様たちは

スーパーマンのように何でもこなしてしまうミタに

次第に依存してしまうようになります

 

しかし、ミタは相手の領域には決して入り込まない

「それはあなたが決めることです」・・・と

本人の責任で本人が判断することを諭すのです

 

一見、感情をまったく持たない機械のような人間ですが

その内に秘めたバランス感覚は

むしろシンプルで

共感さえもてました

 

こういう接し方は

ある意味・・・必要ではないかと・・・

 

今の世の中

自分の意思を持たず

自分の理念を持たず

なんとなく集団意識の中で

大衆に流されている人がいかに多いか

 

何も自分のことを自分で決められない

すぐに「どうしたらよいでしょうか」と他人に判断を求める

 

職場では与えられなければ仕事ができない

 

マナーやモラルの問題でも

明らかに悪いことだと分かっていながら

「みんながやっていることだから」・・・と希薄になってしまう

 

マスコミなど

情報に流されて行動してしまう

 

群れる、行列をつくる

 

 

ドラマでは

家政婦のミタに依存していた家族たちは

自分の意思を持って考え始め

何が必要で大切なことなのか

家族の絆を取り戻していきます

 

ミタも考えられないような行動から

間接的にそれを悟らせ

自らも自分の心の部分を取り戻して

自分の意思で行動することを家族に約束します

 

それぞれに見どころがあったと思いますが

 

老若男女だれもが

気になるドラマだったことには間違いありませんね