お久しぶりです
太平洋側は春1番、2番、3番と
立て続けに春の嵐が襲来して
台風並みの強風が吹きつけ
各地で風による被害も出ていますね

山陰地方も暖かくなったかと思うと
また冷え込んだりで安定しません

先週末は
自治会内でご不幸が2件続くなど
会長(G1は今年度自治会長です)
はバタバタしておりました

葬儀のお努めの合間を縫って
役員改選の総会を開催するなど
ほんとうに濃い週末でした

1日の内にですね
午前と午後に分けて
それぞれの葬儀の
葬儀委員長を努めたのですよ

36世帯ほどの小さな自治会ですけども
こんなことってあるんですねー
もちろん初めてのことだそうですし
驚きました

お亡くなりになられた方々は
永年地域に貢献してくださりました
謹んでご冥福をお祈りいたします

合掌

さて、もう一つの大仕事は
長年続いた地区内の葬儀のルールを改革するというもの

まさにこのタイミングで
同時にお二方の葬儀を
葬儀委員長として経験させていただくことの
ご縁というか
運命というか
ほんと、不思議な思いも致します

そしてそして
役員会や隣保班で議論を重ねてきて
みなさんの意見も聞いて
最大限その意見を反映させた案をもって
総会に挑んだわけですけども

これが大荒れになりましてねー
かなり反対する意見も飛び出しました

いやいや
いいんですよ

議論することは

いろんな考え方があって当然です
G1も自分が10言ったことが
そのまま10通るなんて思っていません

しかし
約半年間かけて
手順を踏んで
疑問の声や意見には
丁寧にお答えしてきた経緯があります

そして役員で案を確認して
「それではこれで役員会の案として総会に提出しますね」
と念押ししていたにもかかわらず

その役員から反対の声が

さすがにこれには
G1も想定のはんちゅを超えてしまいました

結果的には
多数決で原案通り可決承認されましたけども

「梯子を外される」とは
まさにこのことですね

参りました

それでは地区内の葬儀関係の
どんな改革だったのか

1.自治会長=葬儀委員長を廃止
2.喪主家の食事まかないを一切廃止
3.地区内の会葬(葬儀)前の悔やみ受けを廃止
4.地区のお努め人へのアルコール類の提供を廃止
主には以上の項目です

農村・村社会当時は
今のように葬祭会館も葬儀業者もなかったわけですから
お互いが助け合ってきた時代の風習が
そのまま受け継がれてきたものと思われますが

他人の家の葬儀を
他人(自治会長)が喪主家に入って
葬儀一切合切を仕切るのですから
自治会長の負担は計り知れません

一般個人葬でありながら
自治会葬という位置づけで
わが地区は執り行っているわけです

これは現在の社会通念から考えても
まち合っていませんし
これから若い世代が担っていくには
負担が大きいと考えるわけです

要は
葬儀委員長制度を廃止して
喪主家主体にするというものです

この改革によって
まずは自治会長の負担が軽減されます
お努めされる隣保班の班員の負担も軽減されます

喪主家も
台所を占拠されたり
家の隅々まで他人が出入りすることもなくなり
精神的負担は軽減されると思います

そしてより喪主家の主体性によって
喪主家の意思に沿った葬儀をあげていただくことが可能になりました

地域でも
職場でも感じることですが
この地域で物事を一つでも改革することは
かなりのエネルギーと
時には自分が矢面になって悪者になる覚悟が必要です

先週は
17日の夕方から1件目のお努めが始まって
18日早朝に地区内の悔やみ受け
18日夜に2件目の連絡が入り
19日未明に打ち合わせをし
19日早朝に2件目の地区内の悔やみ受け
19日午後に総会を開催してこの改革を議論し
  会議終了後、またお努めに戻って
20日午前、午後にそれぞれ葬儀を執り行って
  夕方解散となりました

濃い濃い経験をさせていただきました

この改革が
この地区のみなさんの
良い方向の導きになると信じています

G1の任期もあとわずかです