12月15日のコメントについて

2013年12月16日

この週末はシケましたねー

予報以上に海上では大波、大うねりが打ち寄せ

釣り人を足止めしてしまいました

 

さて、前回のエントリーにはさまざまなコメントをいただきました

夜釣りの光については

実例の方がインパクトが強くみなさんに伝わったようですが

光源が直接海面に当たると

魚が散ってしまう可能性があるので

夜釣りの知識として認識してもらうことと

昼とは勝手が違う夜釣りのことですから

自分ではわからないうちに照らしてしまうということもありますから

お互いに気をつけましょう

ということが一番言いたかったことですので

ご理解いただきますようお願いします

 

そしてもうひとつご指摘がありましたので

当事者でありますから

私からもコメントさせていただきます

 

ずいぶん前のことになりますから

少々驚きと

戸惑いがあるというところが本当の気持ちです

 

まず私の記憶としては

確かに出雲市の「大磯」という釣具店主催の

釣りダービー(いろいろな魚種部門があったと思います)で

チヌのみならず

同時にいくつかの賞を受賞させていただきました

 

そしてコメントにもありましたように

チヌの大物賞については

期間中に最も精力的に釣行して

記録を更新していったことを記憶しています

隠岐島前の水道筋を開拓していたころですから

 

お店で検量してもらって

記録を登録するシステムだったと思いますので

ご指摘のように何度も計り直してもらったことも

あったと思います

 

ただ・・・

コメント中の「魚の体を曲げて骨外して再度検量した」というところが

「不正」ととられたのでしょうか(コメント主さんは不正とはいっておられませんが・・・)

「骨を外し」という表現が私にはよくわかりませんけども

 

魚の頭と胴体の部分の骨を折るとか

エラをとって下あごを外すとか

ナイフを入れて中の骨を外すとか

魚体の原型が大きく変わってしまうような行為は

一切やっておりません

 

当時は現在のように

記録がかかった大会の場合は

ライブバッカンにエアーポンプの装備で

活かして持ち帰り

釣ったそのままの状態を検量するものではありませんでした

 

よって記録もですが美味しく食べるために

血抜き(シメル)を施して

クーラーに潮氷にして鮮度良く持ち帰ったものを

検量しました

 

そして自分が釣った魚を

より釣った時の状態に近くするために

死後硬直して反ったり折れまがっている魚体を

自分の手で真っ直ぐの状態に戻して検量してもらうことは

やっておりました

 

ご指摘があったチヌの検量も

もう少し、しっかり戻せば数ミリでも伸びるのではないかと

思ってやったと思います

 

なかには「そんなことまでして記録を伸ばしたいのか」

「勝ちたいのか」

「賞品がほしいのか」

と問われれば

 

はいそうです

 

当時は私も駆け出し中で若かった

 

負けず嫌いな性格もあってか

好きな釣りで他人と勝負ができることに夢中になっていたものです

メーカー主催の競技会に出場し始めたのもこのころです

それでは飽き足らず

釣具店主催やクラブ内の大会

釣り団体主催の釣り大会という釣り大会に参加していました

 

そして全てにおいて負けたくないと思っていました

しかし、勝ちたいからといって

不正やルール破りをしたことは

一度もありません

 

当時の私はどん欲なまでに勝負にこだわっていました

とにかく負けるのが嫌でした

ルールに反していなければ

いろいろ工夫したり人がやらないことを編み出し

勝負に勝とうとしていました

検量においても

自分が納得するまで何度も計ってもらっていましたし

実際に1ミリ勝負

10グラム勝負

1秒勝負という戦いを

何度も経験してきました

 

当時まだトーナメントの釣りが普及していなかった

山陰地方において

このような価値観や取り組み方は

こっけいにも映り

眉をひそめる人たちもいたかもしれません

受け入れがたい雰囲気があったのかもしれません

 

いやしい

品格がない

とも思われたのかもしれません

 

しかし勝負にこだわるスピリッツみたいなものを

私は大切にしてきたし

こういう思いは今も大切にしています

 

そして、トーナメントと

ローカルな地元の釣具店主催の大会とは一緒にするな

という考え方もあるでしょう

 

でも当時の私の中では

勝負に勝つということは同じだったと思います

 

この行為が不正であると問われるのであれば

また、その時点や

その後の表彰されるまでに

誰かからクレームがあれば

私の性格上

この賞は自ら辞退させていただいたと思います

 

しかし、当時そのようなことは直接には伺いませんでしたし

後に店主から賞の確定の連絡が入り

お店でトロフィーや副賞の数々を手渡されました

 

ローカルではありましたが

うれしかったですねー

賞品も豪華だったですが

お店にランキングが張り出されることに

誇りを感じたものです

 

この気持ちは

当時から現在においても

みなさんに恥じるようなこととか

後ろめたいようなことは

一切ございません

 

釣具店主催の大会にエントリーするには

そのお店で買い物したり

釣行前にエサを買うことによって資格が得られるなどもありますし

記録はそのお店で確認してもらわなくてはなりません

自然とその期間に特定のお店への出入りは多くなります

 

該当のお店はずいぶん前に廃業され現在はありませんが

この大会後も特にトラブルなく

あくまでも一消費者(お客)として

閉店されるまでお付き合いさせていただいたと思っています

 

また、店主と従業員の関係や

従業員が離職された経緯などについては

私どもなどがコメントする立場にありませんので

ここでは控えさせていただきます

 

以上がこの件についての

私のコメントです

 

当時は私も20代、30代前半の頃ですから

自分でいうのもおかしいですが

ずいぶん血の気も多く

喧嘩っ早く

生意気で

他を押しのけてでもわれ先にと釣り場に向かったものです

調子に乗って鼻が伸びていた時期でもあったと思います

 

周りのベテラン先輩諸氏からも

しょっちゅう苦言や注意、アドバイスをいただいたものです

陰ではそうとういわれていたと思います

どちらかというと「ワル」だったと思います

 

釣り大会の上位賞品を獲得したり

トーナメントを勝ち抜くなど

また、釣行回数も多かったことから

 

うとましく思われたり

いやみを言われたり

ねたまれたり

心ない誹謗中傷もたくさん経験しました

 

そうして私も少しずつですが助言を聞き入れ

釣りクラブ内で役をいただいたり

団体の役員を仰せつかったり

大会の運営をお手伝いさせていただいたり

釣り雑誌の連載をいただいたり

 

みなさんのおかげで

徐々にですが変わっていき

信頼を得るようになり

仲間も集まってくるようになりました

 

そして現在があります

それでもまだまだ完ぺきには程遠く

足りないとこだらけです

間違ったことをやったり、言ったり

行動が伴わなかったり

大半のみなさんにはこのブログでしか

イメージはないかもしれませんが

私も欲や感情がある人間ですから

まだまだ学び続けなければなりません

 

ましてや自分では名人とか先生とかと

決して思っていませんし

自ら語ったことは一度もありません

 

私をよく知る幼馴染などからは

「おまえが名人?先生?」って笑われています

  

それでもですね

現在メーカーのお手伝いや

団体の役員

クラブの代表など

みなさんから期待される存在や立場にいることの自覚も

しっかり持たなくてはならないと思っています

 

いささか

現在こうして年齢を重ねてきた今の私と

やんちゃだった当時をオーバーラップさせて見ていただくと

当時を知る方々へは違和感があるのも当然でございます

 

趣味の世界ではありますが

一つの道として

「釣り道」として

自分の信念に沿って

いっぽいっぽ歩んでいきたいと思っておりますので

よろしくお願いします