秋の高校野球は

久しぶりに母校の大社高校が優勝して

来季の選抜へ向けて名乗りを上げた

決戦となる中国大会が楽しみだ

 

宍道中の新チームは新人戦を快進撃で勝ち進んで

準優勝という立派な成績を残している

これも来季に向けて期待だ

 

さてここで、久しぶりに子どもたちの野球を通して思うことを一つ、二つ・・・・

 

娘の方は総体に敗れて中学野球は引退

そして、松江地区の選抜チームに指導の先生から声を掛けてもらって

参加させてもらった

 

各チームからは主力級

そして高校野球を目指す選手が集まった

 

体力、技術共に地域のハイレベルであることは言うまでもない

体格も170後半から180センチクラスがずらり

娘はまるで小学生がお手伝いで参加しているようにも見える

 

それでも、他校の選手たちとの交流は新鮮で

得ることも多かったようで

活動には積極的に喜んで出かけた

 

忙しい日程をぬって

活動を支えていただいた指導者先生方には

感謝で一杯である

 

そして、先週

安来市を会場に県内各地で構成された選抜チームの大会が開かれた

娘が所属した松江選抜Aは

初戦で出雲・斐川選抜と対戦し

0-2で敗退した

 

この試合内容についても

野球経験者としては思うところがあるが

これを語りだすとまたいろいろあるので

今回は置いておこう

 

試合に負けたことではなくて

この活動そのものを考えさせられる

残念なことがあり

私も思うところがあった

 

娘は体力的にも、技術的にも

自分とのレベルの差を感じながらも

宍道中の教えである

いつも全力プレー

いつも全力疾走

あいさつ

裏方の役割もきちんとこなせたと

わが子ながらに思う

 

私も活動に参加する前には

他の学校の選手がどうあれ

以上のことをきちんとできることを条件に

参加を認めた経緯もある

 

 

トーナメント戦で戦うこの大会は

負けたら・・・終わりである

 

それでも主催者側の配慮によって

負けたチーム同士が

2日目に練習試合という形で

試合を行うことができる

 

特に選手数の多かった松江選抜などは

試合に出られない選手も多い

 

そういった控えに回った選手たちには

試合に出られるチャンスでありがたいことだ

 

娘も今日は試合に出られるかもしれないと

はりきって出かけていった

 

すると

チームの中に欠席者が目立つ

それも前日先発出場した

選抜チームでも主力の選手たちばかりである

 

勝てば、準決勝・決勝が控えていたわけであるから

事前に予定が入っていたとは考えにくい

 

明らかに

「負けたのでもう自分たちは関係ない・・・」といったようなもんだろうか

「どうせ、控え選手が出るんだから自分が試合に出なければ休んじゃろー・・・」

というわけなのか

 

前日の試合では

控えに回った選手は

シートノックにも入らせてもらえない選手もいた

裏方に回っていたからだ

 

次の日の練習試合は

その選手たちが試合に出る

 

急造チームであっても

同じチームの仲間ではないか

次は主力選手たちが裏方に回って

控え選手を盛り立ててやろうという気持ちはどこへ・・・・

 

残念だ

本式の試合には触れないといったが

その選手たちのプレーには

「自分さえよければそれでいい・・・」といったようなスタイルが見られたような気がする

 

非公式ではあるが

この大会にはたくさんの関係者が関心を持っていて

たくさんが見守る

 

選手たち自身

そしてその親御さん

出身校の指導者

そして選抜チームの指導者

それぞれが考えなくてはならない

 

本当にこれでよかったのか・・・と

 

そしてこれは

来年度以降

また、後輩たちに受け継がれることでもある

 

哨僉璽札鵐疲、高校野球で取り組むことを決めている選手たちであるからこそ

なおさらである

 

技術を向上させていくことと

そして、取り組む姿勢や人間としての心の向上も重要なことだと思うし

そう願いたい