いつからわが母校野球部は坊主頭ではなくなったのだろうか

女子選手の保護者としては話題にしにくいが

 

「野球部は坊主頭がかっこいい」

私たち古い年代の者の考え方で

賛否はあるだろう

 

今は人権などの問題もあって

指導者が強要もできない

 

そしてここで坊主頭を推奨するものでもない

坊主にしたから技術が上がるわけでも

勝負に勝つわけでもない

経験のない人から見れば

こんな非科学的な根拠のないことなど・・・と一掃されても仕方がない

 

しかし、ナインが気持ちを一つにして向けるあり方として

有りは有りである

機能性から言っても良いし

やっぱり球児はこのスタイルが格好いい

 

坊主とまでは行かないものの

最後の大舞台に挑む気持ちとスタイルとして

事前準備はよかったのか

 

幸い今年はケガや体調面で

レギュラーメンバーを欠くことはなかったが

ベストの状態だったのか

 

 

新人戦のころは

なんとなくダラダラした印象のチームも

この総体に向けてググーッと気合を入れて

選手の気持ちが一つにまとまる

全員がそろって坊主頭に揃えて

その気持ちを向けてくるというスタイルをとってくるチームも多い

 

湖東中もこのスタイルだ

選手自ら「楽しんでやろうでー」という声が響いた

気迫あふれるプレーも随所に見られた

 

印象的だったのは

守りのピンチの場面

選手ら自らマウンドに集まって

次ぎの打者への攻め方を確認した

 

スタンドの控え選手も秋や春とはまったく違う一体感ある応援を展開する

 

個々の生活面などは知る由もないが

素晴らしいチームだ

 

野球部の規則として決まっているところもあるだろう

子どもたちが自分たちで決断するところもあるだろう

 

わがチームはそのスタイルをどこに持ってきているのだろう

監督の思いと子どもたちとの信頼関係は浸透した・・・(礼儀正しさは県NO1だ)

しかしプレイするのは子どもたち

自立している子どもたちと

どこか依存している子どもたち

 

それは試合の中でも随所に見られた

 

坊主頭の話は具体的例としてのほんの一部分だが

「そうしろと」決め付けているものではない

 

もう中学生ともなれば

自分の価値観で物事を見て判断していこう

 

判断を見誤って

暴走したり迷ったりしたときに

先生や保護者がいる

 

何を見て聞いて

そして何を自分の中に取り入れて行くのか

 

これまで取り組んできたこと

周りのたくさんの人たちのアドバイス・・・

しっかり振り返ってみる機会だ

 

そして次ぎのステップの糧にしてほしいと

いつも願っている