質問:竹下ウキの使用バリエーション

2011年04月26日

竹下ウキの使用バリエーションについての質問をいただいておりました

ありがとうございます

回答が遅くなって申し訳ありませんでした

 

まずは「竹下ウキの使用バリエーション」を私なりにまとめていますので

参考にしてください

 

ご質問では、大社湾の桂島など

針からウキ下までを9ヒロ、10ヒロと深くとる場合です

 

私の場合の目安として

深棚には足の長いタイプ・・・全長が16センチから18センチ

浅棚には逆に短いタイプ・・・全長が12センチから14センチ

まず、これを使い分けています

 

そうとは言っても

ほとんどのフィールド、条件下で

私の場合は14センチまたは16センチを使用しています

これは竹下ウキが持つ特徴や性能を最も忠実に表現しているのが

この長さだと思っているからです

 

飛びとバランスなどもよいですね

 

さて、本題に戻りますが

深棚を攻める場合は

浮力も重要です

 

特に春先のノッコミチヌ狙いやマダイのフカセ釣りには

4B以上のウキを多用します

 

長さ16センチで、浮力4B以上となります

そして仕掛けですが

ガン玉の打ち方が重要です

 

私の場合は

道糸とハリスの結束部分にクッションゴムを入れていますが

ここからハリスの部分・・・約針側50センチのところに1個

さらに針側50センチのところに1個

状況に応じてチモト付近に1個付けたりはずしたり位置を移動したりします

 

浮力の調整は

なじんだ状態でトップが1センチ程度出ている状態にしています

 

 

次に隠岐島前の内海でのチヌ釣りですが

ここで多用しているのは長さ18センチ、浮力Bから2B程度のものです

内海はほとんどが横に流れる潮です

 

この潮を克服して、駆け上がり付近にサシエサを這わすには

足が長いタイプで水中に多く入り込んでいることがよいのです

 

竹下ウキは

同じ長さでも

そろばんの玉のように張り出した部分が

どのあたりに位置しているかが若干違います

 

最近はより遠投を求めるようになり

トップよりに位置するタイプが多いようですが

足とトップの中間あたりに位置するタイプもあるんですよ

最近では稀少でしょうか

 

このタイプが内海の釣りに威力を発揮します

風など状況によっては

確かに遠投重視のときもありますが

湖のような静かな内海の釣りには

独特の釣りイメージがあるものです

 

狙う棚はだいたい5ヒロ前後です

沖からゆっくりとなじませていき

藻の生え際の駆け上がりになじませるには

ある程度軽い仕掛けが求められます

 

B程度の浮力で

先ほどの述べた位置にガン玉を打って

横流れの潮に乗せ

なるべく長らく駆け上がりの位置をキープすることがキモですね

 

この場合、竹下ウキのそろばんの玉のような部分が

水中にどっぷり入り込んで、潮をカムといったイメージでしょうか

そして長いトップでアタリをとります