競技大会に使うロッドについて

2010年10月22日

グレやチヌの競技会に使用する

ロッドの号数について質問をいただきました

ありがとうございます

 

 

私の場合というか

私の考え方としては

 

競技会のときは

まずは操作性を重視しています

操作性とは・・・

胴調子のものより先調子のロッドの方が

操作性はよいように思います

 

長さも5.3mよりは5.0mの方が持ち重りも軽くなり

操作しやすいものですね

わずか30センチされど30センチです

 

先日の徳山では

がま磯インテッサGⅢ-1号-50で通しました

グレのサイズがMAX35センチ級

狙う棚が比較的浅い

使用ハリスが1.2号から1.5号がメイン

磯の起伏もなく比較的穏やかな足場

規定サイズ25センチ以上のグレ5尾までの総重量で審査

 

以上を総合的に考慮して

選んだものです

この竿は1号ながら非常に反発力の強い竿で

普段使うことが多い5.3mよりもさらに硬く感じます

感触的にはアテンダーなら1.25~1.5号クラスに匹敵するパワーなのです

 

だからといってどちらが強い・弱い

どちらが良い・悪いと言うものではありません

 

これは人間の感覚的なものですから

あくまでも1号は1号

1.5号は1.5号の強さでしかないのですが

なかなか表現が難しいです

 

やっぱり使い込むということでしょうか

 

現在は規定サイズや検量できる尾数が制限されている場合がほとんどです

それでもある程度数をたくさん釣ることも必要で

競技会では手返しのリズムが重要です

 

グレの魚影の濃い徳山では

たくさん釣る中で良型をキープしていくイメージがあったわけです

 

また、数釣りではある程度強引で

早い取り込みも必要ですから

プライベートよりも

先調子で号数の大きいものを使うことが多いですね

 

こういったことを総合的に考えると

グレであれば

がま磯の1.5号の5.0mを標準として

イメージすればよいと思います

 

今週の五島は

マスターモデル口太-T-53

マスターモデル尾長-M-53

で使い分けて行きたいと考えています

 

 

いずれにしても

結果を重視する競技大会と

釣り味を重視するプライベートの釣りとでは

竿に求める要件の優先順位が

若干異なってくるということでしょうか

 

最近号数で表示していないタイプの竿が多くなっています

 

例えばマスターモデル尾長-M-53でみてみますと

穂先はソリッドで0.9mmは1号クラスの繊細さ・感度

軽い加重に対しては先調子で

例えばウキなどの操作は2番から先の部分でコントロールできます

仕掛けの流し込みや細かな操作なども1.5号クラスの感覚でできます

小型のグレを掛けてもバタつかせることなく

取り込み寸前も繊細な穂先で吸収してくれますから

ハリハズレなどのトラブルも少ないです

 

そして、ひとたび大物がかかったときには2号~いやいや

それ以上のパワーを発揮します

この竿のバットの部分の粘りとパワーは相当以上のもので

40センチクラスの魚なら抜き上げも可能なのです

 

つまり部分的に見ると

1号→1.5号→2号を兼ね備えている竿ということになるんです

すごいですよねー

 

口太・尾長、プライベート・競技会を問わず

ぜひ使ってみていただきたい一本ですねー