「ポコポコ釣法で釣りました」の報告多し

2019年11月07日

急に寒くなってきましたねー
夜の気温は10度以下とかなり冷え込むようになってきました

これが普通ですかねー
これまでが暖かすぎた

それでも昼間は20度を超えるなど
気温差が大きいですから
体調を崩す人も多いようです

みなさま気を付けましょう

わが家はとっくにコタツが出ていますが
うたた寝してしまいますがー


さてさて11月に入っても
渡船営業が続く大社町宇龍の磯からは
連日80クラスの釣果情報が上がってきています

羨ましい限りです

わたしはダメですねー
今シーズンはまったく80どころか70クラスの
アタリもないままシーズンを
やきもき、モヤモヤしながら過ごしています

それでですかねー
なんだかソワソワしていけませんにー
落ち着きません

そんななか
「ポコポコで釣りましたー」
「ポコポコ矢引でバラシたわー」
「ポコポコ1ヒロ前後でデカイのは当たりますねー」

などなどたくさんの方から
報告を受けています

「ポコポコ」ってなんだや?

わたしが講座やブログで紹介している
タルカゴ仕掛けにおける
2段ウキ仕掛けのことです

下記の画像は以前にも紹介したものですが



市販の発砲小型ウキをハリスにセットするだけの
シンプルなものです

上段が中通しにして楊枝で止めただけのもの
下段がスナップ付きスイベルを仕込んで
取り外しが可能にしたものです

わたしの場合は
アタリをとると言うよりも
タナを浅く釣る役割が重要ですね

この方法で
ハリスの長さ分のタナを自由自在に
変更できるわけです

取り外せば通常の仕掛けに戻りますし
わたしの場合はウキ止めをつけていませんから
スイベルの重さでスルスルにして
ハリス以上のタナも攻められます
さらに状況に応じては
ガン玉を打ってタナを探ることも可能です

この展開はラインを切断することなく
かなり広い棚が探れる仕掛け設定になっています

もうひとつキモなのは
使用するパイプ天秤ですね

いろいろなタイプがありますけども
上記の画像にある
どこの釣具店でも見かける
市販のものですが

これもそのままではうまくいきません
細かいところですけども
改良がしてあります

一番重要なことは
オモリを仕込むことです
市販そのままでは浮力があって
瞬時にG1タルカゴのスライド部分において
天秤が下部にスライドしないんですよねー

これではスムースな手返しができないんです
回収時にトラブルも生じやすいです

やり方は
板オモリとか糸オモリとか
パイプ式のオモリを切断して仕込むとか
いろいろ方法はあります

収縮パイプで保護すれば完璧です

次にタルカゴとの接続部分のスナップも
取り替えてあります

ここがパイプの中をスライドしたり
くるくる回ると具合がよくないんですねー
ちょっとしたことですけどもねー

この改良したパイプ天秤は
松江市の天狗堂に
わたしが監修して製作されたものが
販売されていますので
お求めされてもよいと思います

ポコポコウキも丸型ですが
天狗堂にてお求めできます


そしてこのポコポコ釣法がどこでも
どんなときでも有効かというと
そうではないんです

わたしが考えるところの
ポコポコが不向きな状況としては

1.潮の流れがかなり早い場合
2.風が強く潮の流れる方向と同じ
3.潮、風が強い横流れになる

要は太ハリスのところでお話ししたように
仕掛けがライン→タルカゴ→ハリス→(ポコポコウキ)→ハリ(サシエサ)と流れに対して一直線になることが重要です
そしてその事と関連して
マキエサとサシエサが同調すること
同調する時間帯を作ることが最も重要なこととなります

ただタナを浅く釣ると言うことだけではなく
やはり基本は基本として
常に重要なことなんですねー

こういったことを総合的に見ていくと
比較的湾の中や奥まったポイント
比較的潮の流れが緩やかな場所
追い風の状況になるようなポイント設定や立ち位置

以上のような条件下において
「ポコポコ釣法」は有効ではないかなーと
思うところです

みなさんも是非
試してみてください

やってみる価値は十分あると思います

わたしも何とか今シーズン中に
80クラスと出会えるように
挑戦してみたいと思います