釣友の訃報にショック

2021年12月14日

今年は夏に師匠が逝去され
秋には兄弟子が逝去され
わたしにとっても悲しいお別れが続きました

そして暮れになってまた訃報が届きました
それも連続でー


G杯グレを5度制覇した
片伯部光広名人の訃報です
詳細なことはわかりませんが
たまたまSNSからの情報で知ることになりました

同学年でしたのでショックです

彼に出会ったのは
やはりG杯グレでしたねー
第14回だったと思います
もう20数年前のことですから
彼もわたしも若かった

会場は四国の中泊
わたしは2度目の全国出場で
彼は初出場だったんですが
あれよあれよと勝ち進んで優勝を成し遂げました

彼の輝かしい表彰台の光景は
今でも鮮烈に脳裏に焼き付いています

正直、悔しかった
「いつかオレも」
そう思ったものです
その時、勝手に彼のことを「永遠のライバルだ」と思い込んで
釣りに励んだものです

そして翌年もわたしは予選から勝ち上がって
シードで出場した片伯部名人と1回戦で戦うことになったんですねー

燃えました

1回戦全選手の中で
お互いに最高釣果の10キロ以上を釣り合って
釣り座の運も味方して
わたしが勝利しこの時全国3位の表彰台に上がりました

でもここが詰めが甘いというか
まだまだだというか
わたしは最後まで勝ちきれなかった

未だに

その後、彼は怒涛の勝利を積み重ね
前人未踏のV5を成し遂げるのですよ
G杯史上においても彼だけなのです
すごいですわねー
そういう人を勝手にライバルだと思い込んでいたわけですからねー

でもね
ある雑誌の対談記事で
彼が当時のわたしの事を語ってくれていて
その対戦がきっかけで「今の自分がある」
みたいな感じの内容だったと思います

嬉しかったですねー

物静かで口数が少なかった彼のことですから
その後何度となく会っていても
直接言葉にして聞くことはなかったんですが

その十数年後に
またお互いにG杯グレに出場して
5位と6位だったかなー
お互いに決勝リーグで敗退してしまいましたが
再開を誓い合ったのが最後でした

心より御冥福をお祈りいたします







さてもう一方は今朝のことでした

石見の釣友で西田達郎くん
彼はまだわたしよりもずいぶん若いはずだがなー
驚きました

桜江町にあった「つりたつ」さんの男女ツアーは
彼がいてくれたから成り立っていたと思いますよー

わたしらは大型バスでのんびりと行き帰り
彼が大荷物を大型トラックに積み込んで運搬してくれて
楽して行かせてもらっていたものです

それから交流がはじまって
G1カップ磯チヌ選手権大会を開催すると
いつもたくさんの仲間を引き連れて参加してくれて
大会を盛り上げてくれました

つい先日だったかなー
久しぶりに電話してくれて
用件はたわいもないことだったんだけども
今思えば最後に声を聞かせてくれたのかなー

わたしのことをですねー
「おやぶん」なんて言ってくれるやつは彼だけなんですが
「G1カップ復活しましょうよー」
「やっぱりああ言うのをやらないとダメなんですよー」
なんてねー言ってたなー

とうとう最後になってしまいました

達郎、ありがとねー

寂しくなるなー

心からご冥福をお祈りいたします


わたしも休暇をいただいて
最後のお別れに行こうと思います