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G杯グレ・・・回顧録22012年12月15日
12月3日、予選リーグ
私たちの組は
会場が「姫島」まわりとなりました
姫島といえば
前回出場した沖ノ島大会のときの
予選リーグも姫島まわりで
対戦した経験があります
姫島は
沖ノ島と吋僉璽札鵐疲島それぞれが
北と南を区分して
半分半分を共有するシステムなのです
大会では
お互いの了承を得て
風向きなどによって
島全体を使用できるように配慮されていたようです
私は、前日にも宮本渡船(オレンジ船長)で
ちょうどこの姫島を下見していましたし
前述したように
前回出場したG杯でも対戦した場所
私に流れが来ているなー・・・
いやいや・・・気持ちを引ぅ哀薀璞めて・・・・
出船は宿毛を5時30分
ポイント到着は6時30分ごろで
まだ真っ暗です
1試合目の開始は
各組とも6時50分の予定です
当日は雨模様で
開始時間が近づくに連れて
うっすらと明るくなってきました
準備にはヘッドライトを使用しました
これも下見済み
小型のものでいいので
所持しておいた方がいいでしょう
私の予選リーグ1試合目は
16番の安藤さん
勝ちは勝ちましたけども
予選ではこの試合が最も苦しかった
画像にあるのは後半の安藤さん
私がここに前半入ったのですが
ポイントと思しきサラシの切れ目や潮目は
ダツだらけ
ヒットするたびにハリ交換は強いられるし
イライラ感が募ります
相手はグレをタモ入れ・・・キープサイズあるようです
予選リーグは50分ハーフ
試合時間はあっという間に過ぎてしまいます
それでもいったん竿を置いて
磯の高いところに移動して
海全体を眺めて狙いどころを定めます
そして頭が出るほどのシモリと
足場のわずかな溝に的を絞って仕掛けを入れると
来ましたー
これもキープサイズぎりぎりですが
グレをキープ
場所を交代して勝利を確実にするためのグレを求めますが
お互いに外道ばかり
そして終了・・・1尾-1尾での検量
私は口太グレ
安藤さんは尾長グレ
そしてほぼ同じ長さ・・・・
わずか数グラムでの勝利・・・・はーよかったなー
このとき思い起こすのは
前回のG杯・・・
ポイントと対戦相手は違えども同じ姫島・・・予選リーグ第1戦
このときも1尾ー1尾で検量勝負
そして、このときは
私が尾長で相手が口太・・・で私の負け
こんなことってあるんですねー
ラッキーな勝利でした・・・・やっぱり今回は私に流れがあるかも・・・
第2戦は14番、京都の上田さん
最近の上田さんの活躍は
ブログなどでよく見ていますよー
若いし勢いがすごいわー
・・・とあいさつして試合開始
上田さんは昨年の3位入賞シード選手
つい最近行われたシマノジャパンカップグレでも4位入賞した
勢いのある若手トーナメンター
気になっていたら同じ組になって・・・
対戦したいと思っていたわー・・・と相手にも告げて自分にも気合を入れます
ポイントは下見でもあげてもらった「4人バエ」・・・ラッキー
だいたいの攻めどころはイメージができています
第1試合でも他の組が使用して
5尾ー5尾の釣果があったようです
ここの口太はコマセをたくさん食わすと
口を使わなくなる傾向があります
コマセとサシエサの同調よりも
いかにコマセを少なく打って
少し離した位置からサシエサを漂わせるイメージです
タナは浅め・・・入れても竿1本程度
それよりも深く入れると
得体の知れない何かが(グレではない魚)悪さをして
ラインブレイクなどのトラブルに繋がります
この時間ロスが勝敗を分けることもあるのです
本命は右側・・・浅いシモリまわり
ジャンケンに勝って思惑通り右側へ
さっきまで対戦で使われていたので
コマセは一切打たずに
いきなり狙いのシモリ周りへ投入
するとどうでしょう
1投目からグレがヒットー
これで勢い付いて
前半で5尾以上は釣ったと思います
後半、場所を入れ替わって
上田さんの追い上げを覚悟していましたが
お互いに釣果が伸びずに試合終了
尾数はたぶんですが・・・
7尾ー2尾で私の方が型もよく・・・勝利
この対戦はイメージどおり行きました
第3戦は沖ノ島大会で優勝経験のある幸森さん
場所がですねー
姫島から少し沖ノ島よりにある
離れ?シモリ?
(画像は後半、足場の悪い方の幸森さん)
とんがった小さな島で
チャランボが2本
私が前半に入った方は
マジで足場がとんがっていて
チャランボを抱えながらでないと立っておられないほどの・・・・
潮はよい流れがあります
すぐに幸森さんが潮の中でグレをヒット・・・グレはすごくいる様子です
私も潮筋ですぐにヒット
しかし、タモは使えそうにないし
釣ったグレを収めるのに・・・怖くて
転落しそうになるんですもん
それでもグレを落とさないように
チャランボにしがみつきながら慎重に・・・
そしてすぐにまたヒットー
2尾ほどキープして
この時間ロスでは・・・勝てない
仕方がないので
タモ枠を入れる袋をチャランボに引っ掛けて
ここに釣ったグレを投入
アタリは潮筋よりも
潮上にはなるけども
浅いシモリの上でヒットしてくる
このパターンを見つけて
タナは2ヒロ・・・入れポンモードへ
前半に10尾くらいは釣ったと思う
そして後半戦
この釣りを見ていた幸森さんも流石だ
すぐにパターンをつかんで猛追・・・
そして反対側はサメの出没と
グレが見えても口を使わないんですよ
こんな極端な磯も珍しい・・・辛抱
幸森さんも前半はしょっぱなの1尾だけだったようです
途中、グレを取り込んだ瞬間に
幸森さんの「アアー」という声が・・・
あわや落ちそうになってとっさにチャランボへ
「やばかったわー」・・・と幸森さん
そのくらい足場がないんです・・・これもG杯(磯釣り日本一を決めるにふさわしい)
お互いに釣りまくっての検量は
前半のリードを逃げ切って私の勝利
あの状況での幸森さんの追い上げもすごかった
しかし、さすがの名手も「追っかける」という状況から焦りもあったか
この足場がリードする者・・・追う者・・・との勝負の明暗を分けたか
もし私が逆に追う立場だったら・・・
そして私はこの状況から
すべてのグレを玉網なしで抜き上げてキープ(バラシなし)
これも事前にイメージしていたことで
風などを克服するために
玉網が必ずしも使えない状況を考えて
今大会のグレのほとんどを抜き上げ
そのことも想定しての「がま磯 マスターモデル 尾長 M」なのです
勝った充実感は当然ですが
すばらしい対戦だったと思います
幸森さんありがとう
第4試合はテスター仲間の関西の南さん
ここまで南さんも3連勝で
この最終戦、直接対決で勝負が決まります
ポイントはさっきとは打って変わって
広くてなだらかで足場は最高
しかし、潮の流れも少なく
海中はのっぺりとした感じで
特に攻めどころがイメージしにくい磯
(後半の南さん)
お互いに「グレが釣れるのか」・・・とぼやいた
せっかくの決定戦なのに・・・・
磯際や対岸のかべ付近
わずかな溝などにサシエサを送り込むも
前半はお互いにノーキープ
このときによぎったのは
「引き分け?」
同ポイントとなるので
これまでの釣果の総重量勝負が頭をよぎる
いけんいけん
あくまでも自然が相手、グレが相手
後半は奥に深いワンドがあり
その間にはシモリが点在
このシモリを一つずつ潰して行こうとイメージしていた
(三角の岩付近まで遠投も・・・)
ここのグレはコマセが入ってなくても
グレが居ればサシエサだけ浮いてきて喰うことがあるのです
(地元の名人から事前にレクチャー)何度か得体の知れない根魚に仕掛けを持っていかれます
(もちろんこれはハリス切れ)ここではこのような魚のアタリが多いことから
必ずハリスから切れるように
また全体の強度とバランスも考慮して
道糸は2号に設定(水島諸島等尾長狙いの場合は2.5号を用意)
これも今回イメージどおりに行ったと思います
そして最後の10分位のところで
一番手前の後ろ向きのわずかな切れ込みへ・・・・
するとウキが横に走りました
確かな手応えも一気に締め上げて
なだらかな波打ち際に抜き上げたのは
まぎれもなく・・・グレ、グレ・・・グレちゃんだよー
思わず・・・ヤッター・・・とおたけびを上げましたよ
これが貴重な貴重な1尾・・・そうですG1的釣果となって
全勝で決勝リーグへと勝ち上がったのです
南さんからも
笑顔でお互いの健闘を称えてもらいました
ありがとねー
(画像は他の組の検量の様子・・・風と雨、公正を規す審査員は大変です)
さー2日目の夜は「敢闘際」
決勝リーグに勝ち上がった8名の選手に注目が集まります
そして決勝リーグの抽選へ
そして明日への決意を述べます
わたしは・・・
G杯を5度優勝している片伯部さんとは
学年で言うところの同級生
この5回の優勝のうち
3回を生で目に焼き付けてきました
いつかは自分も・・・という思いで
がんばってきました
その闘志もあって
過去の直接対決では私の2戦2勝なんですが
実績としては
これほどまでに大きく差をつけられてしまいました
生涯この差を埋めることは
今となっては不可能だけども
この20年間でどれだけ自分が向上したのか
どれだけ近づけたのか
試せる絶好の機会なのです
あいさつでは
地区予選も含めて
ここまで勝ち上がるには運も必要でしょう
ここから勝って頂点に立つには
やはり実力
ここが彼との大きな差なんでしょう
しかし今回は・・・・
そして、片伯部さんと決勝リーグで分かれて
お互いこれを勝ち上がって
決勝で・・・
ここまではイメージどおりに流れます
次回は
決勝リーグの模様へ進みます
予選リーグが終了して港に戻ると
ちょうど晴れ間がのぞいて虹が・・・・
この後全員で記念撮影を撮りました
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