磯釣りにしても

鮎釣りにしても

5メートルから

鮎釣りでは10メートル級の竿を

一日中持ち続けるにはかなりの体力がいるものです

 

昔に比べたらかなり技術が進歩して

同等の長さや強さでも

飛躍的に軽くなってきました

 

それでも私たちは

欲張りですから

より軽くを求めます

 

竿を選ぶときに

その重さも重要なポイントになるのも当然のことです

 

そして、竿というのは

そのもの自体の重さ(自重)と

伸ばしたときの持ち重り(感覚)では

ずいぶん違うものです

 

たとえば同じ250グラムでも

伸ばしたときの持ち重り感は

長さ、ガイド仕様、たわみ具合、自然条件でかなり違うものです

同じ自重でも仕上げるバランスでもかなり違ってきます

 

そこで私が愛用している「がまかつ」では

持ち重りを数値化した「モーメント」という単位で表示していますので

これを目安にするとよいと思います

 

例えば磯釣りならば

モーメントが20~30であればかなり軽い方になると思います

私の場合、ふかせ釣りで

一日中竿を手持ちでいることを考えると

35前後くらいまではいけると考えています

 

そして、このモーメントという数値も

あくまでも目安となる数字ですから

釣り人によっては、グリップの太さや

使用するリールの自重

全体がやわらかくたわみやすい竿は

風が強いと重く感じるなど

感じ方は多少違うと思います

 

実際に私が使用した感想を話すと

アテンダー225-53・・・・自重270g、モーメント30.6
アテンダー250-53・・・・自重275g、モーメント31.8

マスターモデル尾長・・・M-53・・・・自重275g、モーメント29.2
マスターモデル尾長・・・MH-53・・・自重285g、モーメント31.1

以上になっていますが

マスターモデルの方が

トップにいくにしたがって細身に仕上がっていますので

バランスが手元にあり、モーメントの数値以上に軽く感じています

グリップが細すぎると疲れやすいように思いますので

私の場合はある程度の太さがあった方が使いやすいです

 

以前に各メーカーは

とにかく細く、軽くを目指してしのぎを削った時期がありました

しかし、私はちょっと疑問に思っていたものです

 

やはり、大物とのやり取りは

ある程度は肉厚があり

ある程度の太さと

ある程度の重量感がなくてはだめだと考えていました

 

そして現在は

ただ細く、自重を軽くするだけの傾向はなくなりました

 

リールでもそうです

軽量化はいいのですが

すぐに壊れてしまうときがありました

 

そして、トップメーカーでは

厳しい品質管理のもとで仕上がってきますから

まず間違いがないのですが

 

私は竿の底栓をあけて

竿の管が均一かどうか

肉厚はどうか一応は確認するようにしています

 

スカスカの竿よりも

ぎっしり中身の詰まった竿の方が

安心感があるものです