巨鯉・・・ゴビウスへ

2008年11月04日

10月25日に宍道湖で釣った105.5センチの巨鯉は
11月2日、出雲市平田にある宍道湖自然館「ゴビウス」へ行った

もう少しわが家の池で鑑賞したかったが
釣ってからまだ1週間だというのに
ストレスからか尾びれがただれてきた

このままだと細菌などが入り込んで衰弱してしまうので
「ぜひうちに」といってくださったゴビウスへ譲渡することになった


わが家の池で泳ぐ巨鯉・・・

向こうに見えているのが88センチ、13.1キロ
その手前が86センチ、9.7キロあるのに
メーター級はさすがにデカイ・・・

貫禄が違うという感じだ

この画像でも尾びれの痛みが確認できる

180センチ四方の池だが
巨鯉にとっては狭くてストレスだ

しかも毎日私たちが覗き込んで鑑賞するので
その度に怒って暴れる・・・

80台の鯉たちはそんなそぶりは見せない

やはり宍道湖の主なのか警戒心が強い


胴長をはいて素手で魚体を傷めないように
寝袋シートで作った自家製のスカリにくるみこんで輸送する作戦だ


さすがにデカイので大暴れする

なるべくウロコやぬめりがとれないように慎重に・・・・

なんとかシートに収まった

ファスナーを閉じてここまでは無事完了


ゴビウスのスタッフさんたちも
このでかさにはビックリ・・・

ゴビウスから持ち込んだ
魚輸送用のタンカも長さがぎりぎりだった


 

「よし、落とさないように慎重にたのんます」

「うおー、こりゃー重たいですわー」

「18キロありますからねー」

「ゴビウスでも最高記録ですよ」

 

トラックには巨大な活魚用水槽がセットされている

慎重に移し込んだ

水槽の中でシートを開いて

巨鯉は水槽へ・・・

無事に水槽に収まった


 

すぐに水槽内に傷薬が投入された

「なんとか元気でたくさんの人に観てもらってくれよー」

ゴビウスの方によると
「尾びれのただれはなんとか治るでしょう」
「魚の外観は痛みも少なくよい状態です」

「しかし、内臓がどうかなー」

「え、内臓ですか?」
 
意外な答えに驚いた

このくらいの巨体になると
水の中から引き上げて持ち上げたりすると
自分の体重で内臓が圧迫されて
内出血などをおこして
死んだりすることが多いそうだ

へー、また一つ勉強になった

この巨鯉も抱き上げて写真などを撮ったので心配だが
うちの池で1週間以上元気だったので
ゴビウスで数日間元気でいれば大丈夫でしょうという・・・

譲渡のお礼にと優待券をもらったので
今度、子どもたちと一緒に観に行くのが楽しみだ

みなさんもよかったらゴビウスへ観に行ってやってください

とにかく一番でかいのがそれです

ゴビウスのホームページはこちら
 http://www.gobius.jp/top.htm

あの巨鯉が釣れた宍道湖・・・宍道支所前の潜水道路 
この週末も竿を出してみたが鯉らしきアタリはまったくなし

地元の常連さんに聞いても
地元の釣具屋さんに聞いても

あれから大きな鯉はまったく上がっていないらしい
(アタリがあるのはフナやウグイばかり)

あれだけ毎週、毎週、連日というほど巨鯉のアタリが続いたが・・・・

やはりあの巨鯉はこの辺りのボス(主)だったのか
そしてボスがいなくなったので群れが散ってしまったのか
(あげくの果てには食わせのコーンに水鳥が食いついてきた)

まだまだこれよりも大きな巨鯉が
ここ宍道湖には潜んでいるのだろうか・・・