アテンダーⅡ1.25号53を使ってみました

2011年10月26日

さて、話題のアテンダーⅡですが・・・

使ってみましたよー

 

1.25号の5.3m

 

最初の何回かは

30クラスの口太グレだけでしたので

十分にその曲がりを体感することができませんでしたが

 

先日釣行した五島で

オナガグレの40オーバーを掛けましたから

 

その感触をレポートしますねー

 

あくまでも

私の感覚で・・・・

 

まずは「強い」

かなり強い竿です

 

それもかなり洗練されつくされてできたものという感触があります

 

細身の中にも

何か中身が詰まっているような安心感というか

逆説で言うと

スカッていないといいましょうか

 

贅肉を極限までそぎ落とした

マッチョなロッドといえましょう

 

胴に乗る竿の特徴として

だわつき感があるものですが

この竿はシャキッとしていて

操作性もよいように思います

 

超遠投時のキックポイントが

若干つかみにくいのと

一点に定まっていないような感触でしたので

仕掛けの飛距離を出すには

少し慣れが必要でしょうか

 

だだこのことは

この竿の特徴を考えたときに

優先的に考えることではないように思います

 

さて、肝心の魚を掛けたときの感触

やっぱり「強い」

40オーバーのオナガグレが

そんなに大きく感じなかったほど

楽に浮いてきました

 

磯際での締め込みも

まったくラインを出さずに余裕すら感じました

このときのラインは1.5号のハリはTKOの5号でしたが

元竿のパワーと粘りで吸収してくれました

 

取り込み間際の

魚のばたつきもまったくなし

今の時点で満足感100%です

 

ラインを上げて

もっともっとの大物との格闘が楽しみですね

 

また、よく比較対象にあげられる

旧アテンダーやマスターモデル尾長

 

これらの特徴である

胴から元竿への加重や

胴に乗ってからの戻りの遅さ粘りなどを

継承しているということですが

 

私には

まったくの別物・・・

という感覚があります

 

特にマスターモデル尾長は

かなり完成度が高いロッドという感触がありました

これ以上のロッドができるのだろうかと思うほどの満足感でした

 

アテンダーⅡを

それも1.25号だけを数回使っただけで

マスターモデル尾長の評価が下がるわけでもなく

よいものはよいので

その好評価はまったく揺らぐものではありません

 

ただ、アテンダーⅡはより原点に戻ったというか

松田名人も言っておられたように

「これまでの開発は、とにかく細く、軽く、を求めてきた」

しかし・・・

 

細身の中にも肉厚設計にしたコンセプトがそこにうかがえます

ハガネをたたき上げてたたき上げて

その芯となる部分だけを使ってできた竿とでもいいましょうか

 

そういう意味では

ゴツゴツッとしたような

骨ばったような感じ?

全身ソリイドを振り回しているような

感触さえ感じるものです

 

どうしても感覚というのは

言葉で表現すると

抽象的になってしまいます

 

それぞれに感じ方は違うものですし

 

今の段階では

何号であれ

まずは1本

とことん使い込んでみてもらっても

損はない竿と

 

自信を持ってお勧めいたします