悔し涙・・・総括

2011年06月11日

中学総体野球の部は

美保関、開星、松江二、湖東が県大会出場を決めた

残りの一枠は松江一と

雨天で途中中断になっている松江三VS湖北の勝者が決定戦を戦う

 

試合後の宍道中ナインは

止めどもなく流れる悔し涙ですぐに立ち上がることも出来なかった

監督も保護者も悔し涙を流した

 

一昨年、昨年と私は同じ場面を見てきた

そして悔し涙を流した

 

監督は「よくがんばった。最後までおまえららしい試合だったぞ」と

再三のピンチも宍道らしい堅い守りでしのいだ

なんとか流れを引き寄せようとしたが

勝負を引き寄せることが出来なかった

 

娘もよくがんばったと思う

帰ったらねぎらってやろうと待っていると

 

すでに暗くなった路を泣きながら自転車をこいで帰って来たのだろう

そして、「自分のせいで負けたー」と発してまた悔し涙でくれた

 

チャンスで思い通りのバッティングが出来なかったことを悔しがった

 

私たちもかけてやる言葉が見つからなかった

 

 

次の日学校へ出かけて

少し落ち着いたようだ

子どもたちはすぐに前を向いて歩みだす

 

勝負には負けたが

確実に子どもたちは成長している

 

これも、監督の素晴らしい教えがあるからこそ

3年間本当にありがとうございました

今は感謝の気持ちでいっぱいである

 

そしてあえて言う

この素晴らしい取り組みで

さらに勝負に勝つということ

さらに上を目指すということ

 

勝負に関して言えば

何かが足りなかったということ

 

監督は「おまえららしさが随所にあった」と選手を称えてくれた

そして共に涙を流してくれた

そんな先生はめったにいない・・・よい先生に恵まれて子どもたちは幸せだ

 

 

選手一人ひとりはどう感じたのだろう

 

私はこの3年間を見てきて感じるものがある

娘も少し落ち着いて

もっと出来たはず・・・・

何かが違う・・・

とおぼろげながらも何かを感じているようだった

 

兄たちの時代

昨年の時代

総体直後の思いを紐解いてみた

 

読みながら

当時を思い出し

また今に重ね合わせて

やっぱり悔し涙に

独りくれた

一昨年の試合

悔し涙１

悔し涙２

悔し涙3

 

昨年の試合

これだけの時間を向けてくださる監督の情熱

そして野球が好きでがんばる子どもたち

 

それだけにこの三年間は残念な思いと悔いが残る

 

そして3年連続の対戦となった湖東中に学ぶ点も多い

宍道に勝て3年連続県大会出場

最後の総体に向ける気力には素晴らしいものがあった

プレーの出来もよかった

 

先輩たちも何かを感じているはず

ほぼ同じメンバーでのスポ少から中学

 

そしてさまざまな地域の選手が集まる高校では

それぞれ環境も違う

野球に対する価値観から取り組む姿勢までそれぞれ違うはず

 

良いに付け、悪いに付け・・・「どこか違う」というものを感じているはず

そのへんを後輩たちにも伝えてやってほしい

 

私も野球を大学まで取り組んでさまざまな経験を積む中で

思うところがある

 

保護者という立場ではそれを伝えることは叶わなかった

素晴らしい監督さんだっただけに

なんとかそういった面でも支援ができればと思ったが残念だ

 

私の悔し涙・・・

一昨年、昨年とは違い

少し乾きが早いのはなぜだろうか

 

子どもたちは次の路があるが

野球オヤジはこれで終わりかな