雷雨直前にも尺アユ・・・キター!

2025年09月27日

予備竿で取り出したのは
福井県にある「フナヤ釣り具店」オリジナルの鮎竿
フナヤオリジナルロッドの中でも最強豪竿で「撃龍竿」
なかなか出番がなかったのですが、ここに来て出す機会が訪れるとはですねー
メインは、がま鮎でしたからまだほんの数回しか出したことがなく
ほぼほぼコレクション状態になっておりました

持ってきておいてよかったよー

がま鮎の最強ロッドがパワースペシャル荒瀬で、最新ロッドはシリーズ5まで出ていますから
改良されてさらによくなっていることでしょうが、私は使用したことがありません

その上で、初代のPS荒瀬と比べると・・・
あくまでもわたし個人的な感想ですよ
撃龍竿はそれよりもかなりパワーがあります

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調子などのコンセプトが違いますから単純比較とはなりませんが
独特なものを感じます
激流で知られる九頭竜川で大アユを振り子で抜く想定で作られた竿です
先へいくほど、竹の子の皮をむいた先のような感じで
1節が穂先へいくほど極端に短く設計してあります

元竿から、中間、穂先へとテパーのつけ方が違うんですねー
元竿は太く、先までがシャキンとしていて、持ち重りが見た目よりも感じません
先調子で、大きなオトリの操作性にも優れています
特に激流で大きめのオモリと大型オトリを引き上らせるにはいいですねー
よく考えられた設計だと思います

そのかわり、体力もいります
下竿で大アユが掛かると立て直すにはかなりの体力が必要です
その辺の取り扱いと、この竿を使えるのは、わたしとしても今くらいが
年齢的にもギリギリですかねー

今後年齢を重ね体力が落ちれば、もう少し胴調子でないと
体勢を整えることができないような気がしています

磯竿も一緒ですが
硬くて強い竿が必ずしも大物が取り込めるとは限らないと常々いっておりますが
大アユ対応でも同じことがいえますねー
特に鮎竿にはリールが取り付けられないのでなおさらです

対岸に渡ると、午前中に全く反応がなかった場所はパスして
午前に大物を釣り上げたあたりの対岸まで下ります

やはりこっちからですねー
浅く緩やかな流れから、徐々に強い流れに差し込めますから
アプローチしやすいし、伸されても下流に下れば引き寄せで取り込めそうです

キープしておいた野アユからスタートするといい反応
前アタリからガガーン、直ぐに来ましたよー
まずまずサイズはオトリにちょうどいい25センチクラスか

同じ筋からちょっと先まで差し込むと、ガガーン、キタキタ、ちょっとサイズアップ
いやいや27、28あらせんかやー

これを直ぐにオトリにしてさらに急な流れまで差し込むと、ガガガガーン
これはまたデカイわ

あのオトリを引きずって上流に上っていきます
やや竿を寝かせて上流にためるだけためてから
今度は竿を立てて浮かしに入ります

これは上竿で掛かり、想定どおりに絞り込むことができましたので
少し岸によって流れの緩くなったところまで誘導して振り子で抜いてみました

おおおおー、思ったよりデカイじゃないかやー
ここれもー・・・・午前に釣った大アユ、クラスあるでー
ってことは尺アユ?

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計測が楽しみです

これをオトリに使う勇気はわたしにはなく
両手で握って慎重に引き舟にしまい込みました

そのころから雲行きが怪しくなってきました
山の向こうが暗くなって、厚い雲におおわれます
すると遠くからゴロゴロ

雷はヤバイなー
まだまだ気になる更場があるのにな  

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欲深いわたしは、もっともっとを目指して大アユを釣りたいのです

しかし、どんどん雷が近くなって、間隔も早くなってきました
さすがに限界です・・・こんなことで命を落としてもいけませんから

終了しようと、フッと穂先を一瞬浮かせたときにガガガッ・ドドドスーン
下竿になることによって、スーッとオトリが対岸先の竿抜けに入ったのか・・・キター

これは一気に下流に走り出します
伸されるー・・・

わたしも川を下ります
幸い浅いダンダン瀬になっていますので
転げるように釣り下って体勢を整えます

流れの緩い方へ誘導できたのは
撃龍竿のパワーのお陰でしょうか
竿の角度さえ間違わなければ、確実に大アユを浮かせ、寄せてくれます

さすがにこのアユはそのまま自分が近寄っていって
ソッとタモで掬い上げました

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デカイ!、太い!これは間違いなくあるだろー
メスでふっくらしていたからでしょうかねー
とにかくこんなデカイ、アユは久しぶりに見たからでしょうか
驚きと感動が沸いてきますが・・・雷が・・・

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直ぐそこに来ています
大粒の雨も降ってきました

川を切って対岸まで帰らないといけないし

直ぐに片付けて足早に無事帰還しました

ああ、よかったー

 

車まで戻って氷で絞める前に計測してみます
雷と雨が気になりますが、車の後部ハッチを屋根がわりにして
計測していきます

尺アユスケールに鼻先を慎重にセットして尻尾の端を伸ばします
なんとなんと、3本とも尺認定ラインを超しています

やったよー

ここに来て尺アユ捕ったよー
しかも1日3本も

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画像の上はメスで 30、8センチ、310グラム

中のはオスで 31、0センチ、255グラム
下のはオスで 31、3センチ、275グラム

わずかに自己記録更新とはなりませんでしたが
こんなことってあるんですねー

幸運の何ものでもないですねー
場所と自然のタイミングが・・・

着替えて家路に着こうとしますが
そこでなんかモヤモヤ感がするんですねー

わたの貪欲虫が騒ぐんですよー

どーも雷雨でやれなかった場所が気になって、気になってしょうがない
まだまだ大きいのがいるんじゃないか

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このまま車中泊して明日もやってやろうか
天気予報も良好

この雷雨も夕方にはやんで晴れ間が見えてきました

こりゃーやるしかないわー
って家内に電話でお願いして・・・いいよーって

なんていい奥さんなんでしょう・・・(今更ながらですけども)

 

そんなことでまだまだ大アユチャレンジ・・・つづきます

2日目へ・・・