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質問:ロッドの「遠征」って号数との関係は2015年01月14日
ロッドに関するもう一つの質問は
がま磯シリーズに「遠征」○○号とあるが
どう違うのか・・・
ありがとうございます
ほんとそうなんですよねー
「遠征」って響きはいいんですけど
実際にどう違うのか
前回の質問もそうだったんですが
ますますロッドも高価になってきますから
どれをどう選んでいいのか
迷うのも当然です
高価なものを買ってしまって
自分に合わなかったら
どうしよー
ってねー
だれもが思うことだと思います
これもわたし的解釈で
申し訳ないんですが
そして実際のメーカーの
開発コンセプトもあるにはあるんでしょうが・・・
やはり遠征となると
思わぬ大物への対応力
少々過酷な条件で
ハードに使っても
安心感がある
・・・など
同じ号数でも
少々自重は増しても
素材そのものを肉厚にし
穂先から中間部分はそのままに
元竿部分にパワーを持たせた
作りになっているのではないかと・・・
そう思わせるような安心感は
実際に感じるものです
これも感覚的なものですが
軽くてなーんとなく
スカスカーって感じか
ずっしりと
少々手荒いロッドアクションにも
ブレがないといいましょうか
そして
胴に荷重がかかって
曲がり自体は同じように曲がっていても
元竿・・・
いわゆるバット部分が
強めにこしらえてあることも感じます
例えば
途中のやりとりまでは
1.5号の感触の曲り具合で
おこす反発力なども
ほとんど違いはありません
魚体が水面に浮いて
いよいよフィニッシュといったときに
よいしょとタモを使わずに
抜き上げられるかどうかの
バット(元竿)のパワーというか
その辺も違うのかな・・・と
魚が抜き上げられるから
いいものだという意味ではないですよ
誤解なく
それと
竿というものは
強く曲がると
どうしても楕円形につぶれるものです
そしてハードなアクションを掛ければ
ねじれも生じるわけです
とかく軽く、細く、を求めがちですが
それに強さやパワーを求めることは
相反することを同時に実現しなければならないので
難しいことなんですね
あんまり明確な
回答じゃなくてすいません
これもですねー
結局は使い手の
感触みたいなものがあるんですよねー
そしてこれも
参考になるかなー
マスターモデル 尾長 M
昨日も紹介しましたけども
別にこれが「遠征」って表示はないのですが
私の使用感覚としては
トップの感度、曲がり、繊細さは1号~1.25号クラス
中間部から胴の強さ、曲がり、粘りは1.5号クラス
元竿は1.75号クラスのパワーを
1本のロッドが兼ね備えているといえますね
これがさらに驚くことに
MHは
穂先の感度、繊細さはそのままに
中間部が1.5号~1.75号クラス
元竿が2号クラス
Hは
これも穂先部分はそのままに
中間部が1.75号~2号、元竿が2.5号
XHは
これも穂先部分は同じで
中間部が2号~2.25号、
元竿に至っては2.75号~3号クラスと
まさに「遠征」モデルと称してもよいロッドですね
素人考えではありますけども
たかが5mほどの長さで
200グラムそこそこのものに
これほどのバリエーションが施せる技術は
想像を絶します
すごいことだと思いますね
それから
次の画像をご覧ください
がま磯のカタログからですが
最近では
その特徴が一目でわかるように
ポジショニングマップで示しています
粘りが強く胴調子なのか(左方向)
操作瀬僉璽札鵐肇先で先調子なのか(右方向)
張りが強く先調子なのか(上方向)
柔軟性があり胴調子なのか(下方向)
以上のそれぞれの軸で
どのポジションに位置するのか
一目でわかります
私がお気に入りの
アテンダー2
マスターモデル尾長は
左下のマスの中に入っています
この2シリーズに関していえば
このマップ通りの評価といえますね
ほんと、正確な表示だと思います
アテンダーよりも若干マスターモデル尾長の方が
さらに粘り、軟調なのも
全く私の使用感と同じですね
つまり
粘りが強く胴調子で柔軟性があるということです
逆にグレ競技スペシャル3は
張りが強く先調子で操作性重視といったポジションです
すべての要素の中間的な分類が
最高峰の「インテッサ」シリーズというところです
これらの特徴をよく理解したうえで
自分のスタイルや
用途に合った竿を選ぶとよいでしょう
ちょっと私のエピソードですけども
経験談として・・・・
マスターモデル尾長 M(適合ハリス1.5~4)
をよく使っていた時期があったんですが
ある日、今回は口太狙いだからと
マスターモデル口太 T(適合ハリス1.25~4)
を使ったんです
35センチから40センチクラスが
まずまず掛かりますが
やりとりがガタガタで
針外れや根ズレで
バラス、バラス
操作性は抜群で
手返しのリズムもスピードもスムーズなんですが
良型になるとやり取りがですねー
一瞬たるみができたり
角度が悪くなるのか
小型でもすぐに針外れを起こしたり
まー最悪なんです
これは決して
竿の良し悪しを言っているのではなくて
竿の違いを言いたいのです
私の場合は
粘り腰の同調子の竿の
やり取りの「型」になってしまっているんですねー
それだけ竿の特徴で
スタイルというか「型」が
違ってくるということなんです
先調子の竿は
比較的高く竿を立てるスタイル
胴調子の竿は
比較的低く竿を寝かせるスタイル
あとはリールを締め込むタイミングや
力の入れどころなども
いろいろあるんですが・・・・
大まかにはですねー
ほんと・・・別物です
操作性や持ち重り感がなく
仕掛けの遠投などを重視するなら
張りのある先調子タイプがよいでしょう
(本流釣り、トーナメント)
じっくり大物狙いなら
粘りがあり柔軟性のあるタイプということです
(遠征、プライベート、記録狙い)
高価なものです
出来れば持っている釣友に借りるなどして
両方のタイプの竿を
実際に釣りで試してみられることをおすすめします
また、がまかつの展示会で
実際に手に取り
「やり取りマシーン」で
曲がりや反発の感触を
体感されるとよいでしょう
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