-
質問:江の川の大鮎対応仕掛けは?2011年08月23日
江の川での大鮎対応仕掛けについて質問をいただきました
ありがとうございます
鮎釣りの仕掛けほど
10人いれば10通り
100人いれば100通りがあるように
それぞれの仕掛けは違うものです
水中ラインひとつとってみても
これほどに素材、製法、号数のバリエーションが多種・多様な
タックルも珍しいほどです
それも、一本の仕掛けの中にも
天井糸、空中糸、水中糸、付け糸、鼻カン周り、ハリス、ハリと
パーツに分かれていますから
この組み合わせは無限にあるといっても過言ではないですね
そしてそのパーツ、パーツの接続方法にも
研究と工夫が見られます
前置きが長くなりましたすいません
ここではあくまでも私の例に限定してご紹介します
江の川の荒瀬で30センチ級を取り込むことを想定した場合の仕掛けです
竿:がま鮎 パワースペシャル 荒瀬 9.0m
天井糸:ナイロン系 2.5号(2~3m移動式)
空中糸:ナイロン系 2.0号(1~1.5m)
水中糸:メタルライン 04号 5m~6m
(がまかつ極メタ、ダイワMステージなど)付け糸:なし
鼻カン周り糸:フロロカーボン2号(東レスーパーL・EX)約70センチ
ゴム張りオモリ:2号~5号(5号を3個まで付ける場合があります)
鼻カン:8号(カツイチだと思いましたが・・・)
サカサ針:がまかつ スピナープロサカサ
ハリス:2.5号~3号(東レスーパーL・EX)
針:大鮎キツネ(O社) 9号、10号 2本、3本チラシ
特徴としましては
ラインブレイクでバラシたくないための太仕掛けです
70センチ級のナマズやニゴイも取り込めます(笑)
がま磯パワースペシャルはタメがきいて気に入っていますが
最近、振り子で大鮎を抜くためには胴に入りすぎるのではないかと思うようになりました
江の川で竿抜けの大鮎を狙うなら10mがほしいのですが
体力的に9mの方がとり回しがよいというか・・・
水中糸の04号は市販品では最強
Mステージは錆にも強く繰り返しの使用が可能です
両品共、杯盤になったようです・・・困っています
複合系やタングステン素材などで04号というものを見つけました
試してみたいと思います
オモリ仕掛けの場合は
付け糸なしで鼻カン周り糸を水中糸に直接編みこむなどで接続しています
鼻カンは鼻が通るところのパイプに芯が入っているタイプのものを使っています
自動タイプの鼻カンでこの仕様はこのメーカーだけで
振り抜いたときに、オトリが鼻カンからすっぽ抜けてしまうことが
ほとんどなくなりました
サカサのスピナープロはチラシ針が回転し
流れの中で針先が常にベストの状態になることを想定しています
しかし、軸が細く太糸に対応していないために
衝撃で針が折れたり
ハリスを通す部分が破損したりしてしまいます
鼻カン周りのラインを長めに取る理由のひとつとして
サカサ針を交換することにも想定しています
もうひとつは
オトリからオモリの位置を離すことで
オトリが扇上に広く泳げることをイメージしています
オモリの位置は
流れやオトリのコンディションでこまめに変えています
針はいろいろな種類を試してみましたが
今のところはこのタイプが一番いいように思います
これも現在市販しているか不明ですが
在庫ストックしているものを使っています
掛かり、パワーともによく
この針を使うようになってからバラシが少なくなりました
仕掛け糸にフロロカーボンの東レ:スーパーL・EXを使うのは
磯釣りで実証済みであり
織哀薀狆性復元力と耐久性、強度
そして一番の特徴であるナイロン並みのしなやかさは
鮎釣りにおいても最高ですね
もうひとパターンの仕掛けとしては
背針仕掛けがあります
最初はこの背針の釣りから覚えたものですから
はじめて数年間はこの仕掛けオンリーでした
私が始めた当初は
江の川が異常なほど好調で
この仕掛けでかなりの数を釣りました
しかし、近年の不漁となると
オトリの回転も悪く
大鮎が掛かる場所も限られてきました
荒瀬で
循環の悪いオトリ操作で
大鮎を仕留めるとなると
行ぅ瓠璽肇諷くところはオモリ仕掛けとなるでしょうか
もちろん背針の釣りをしないわけではありませんが
尺鮎クラスを止めて引き抜くには限界があります
背針の場合は
水中糸は02号のメタル系ライン
背針はがまかつのVⅡ背針
押しの強い江の川ではこの背針でないと
オトリが安定しません
また、この仕掛けの場合は
針は9号クラスの3本、4本錨を使用しています
鼻カン周り仕掛け糸は2号、ハリスは2.5号を使用しますが
問題は付け糸なんです
1.2号が限界だと私は考えていて
これ以上になると抵抗が強くなって
オトリの泳ぎが悪くなってしまいます
オトリの泳ぎのことを考えると
0.8号までがよいんですが
江の川の大鮎のパワーは想像以上のものがあり
過去に苦い経験を何度もしてきております
1尾、1尾でラインを点検、交換して釣るのであれば別ですが
現実は、こんなめんどくさいことはできません
私の場合は
ノーマルでオモリ2号までの流れであれば背針仕掛けでも対応していますし
2号以上のオモリでないと入らないような場合は
上記に示したようなノーマル長仕掛けオモリ仕様で対応しています
鮎釣りは
まだまだ研究途上でございます
最近つるんでいる
相棒N氏は江の川、荒瀬、名人でございますので
気が向けば
コメントに
彼自身の仕掛けを公表してくれることでしょう・・・
期待しましょう
最近の記事
- 強風に翻弄されたゴールデンウイーク (2025.05.07)
- バタバタしていますが釣りには行っています (2025.04.23)
- 日本犬保存会・春季・岡山展 (2025.04.08)
- 質問・がま磯タルカゴスペシャルの底カゴ使用について (2025.04.08)
- 日本犬保存会・高知展・ヒメのデビュー (2025.03.25)
カテゴリー
- NEW・G1フィッシング (504)
- G1の道具箱 (5)
- Fishing質問コーナー (251)
- 釣り紀行・・・釣行紀 (281)
- 日本犬物語 (52)
- 女子野球 (164)
- 釣り情報や釣りの話題 (557)
- G1なひとりごと (493)
月別アーカイブ
- 2025年05月 (1)
- 2025年04月 (3)
- 2025年03月 (5)
- 2025年02月 (13)
- 2025年01月 (6)
- 2024年12月 (5)
- 2024年11月 (7)
- 2024年10月 (10)
- 2024年09月 (5)
- 2024年08月 (8)
- 2024年07月 (5)
- 2024年06月 (2)
- 2024年05月 (5)
- 2024年04月 (3)
- 2024年03月 (2)
- 2024年02月 (12)
- 2024年01月 (9)
- 2023年12月 (10)
- 2023年11月 (12)
- 2023年10月 (6)
- 2023年09月 (8)
- 2023年08月 (4)
- 2023年07月 (4)
- 2023年06月 (7)
- 2023年05月 (7)
- 2023年04月 (6)
- 2023年03月 (7)
- 2023年02月 (9)
- 2023年01月 (11)
- 2022年12月 (2)
- 2022年11月 (1)
- 2022年10月 (7)
- 2022年09月 (4)
- 2022年08月 (9)
- 2022年07月 (5)
- 2022年06月 (4)
- 2022年05月 (4)
- 2022年04月 (7)
- 2022年03月 (9)
- 2022年02月 (15)
- 2022年01月 (10)
- 2021年12月 (5)
- 2021年11月 (2)
- 2021年10月 (9)
- 2021年09月 (9)
- 2021年08月 (5)
- 2021年07月 (6)
- 2021年06月 (2)
- 2021年05月 (2)
- 2021年04月 (6)
- 2021年03月 (3)
- 2021年02月 (9)
- 2021年01月 (6)
- 2020年12月 (2)
- 2020年11月 (3)
- 2020年10月 (6)
- 2020年09月 (10)
- 2020年08月 (7)
- 2020年07月 (7)
- 2020年06月 (4)
- 2020年05月 (8)
- 2020年04月 (2)
- 2020年03月 (6)
- 2020年02月 (5)
- 2020年01月 (6)
- 2019年12月 (8)
- 2019年11月 (7)
- 2019年10月 (7)
- 2019年09月 (7)
- 2019年08月 (8)
- 2019年07月 (4)
- 2019年06月 (5)
- 2019年05月 (2)
- 2019年04月 (7)
- 2019年03月 (8)
- 2019年02月 (1)
- 2019年01月 (6)
- 2018年12月 (6)
- 2018年11月 (2)
- 2018年10月 (2)
- 2018年09月 (3)
- 2018年08月 (13)
- 2018年07月 (1)
- 2018年06月 (4)
- 2018年05月 (7)
- 2018年04月 (6)
- 2018年03月 (8)
- 2018年02月 (6)
- 2018年01月 (7)
- 2017年12月 (9)
- 2017年11月 (7)
- 2017年10月 (18)
- 2017年09月 (4)
- 2017年08月 (6)
- 2017年07月 (10)
- 2017年06月 (5)
- 2017年05月 (7)
- 2017年04月 (14)
- 2017年03月 (3)
- 2017年02月 (7)
- 2017年01月 (7)
- 2016年12月 (6)
- 2016年11月 (9)
- 2016年10月 (6)
- 2016年09月 (6)
- 2016年08月 (7)
- 2016年07月 (8)
- 2016年06月 (11)
- 2016年05月 (11)
- 2016年04月 (11)
- 2016年03月 (6)
- 2016年02月 (9)
- 2016年01月 (17)
- 2015年12月 (4)
- 2015年11月 (7)
- 2015年10月 (12)
- 2015年09月 (12)
- 2015年08月 (8)
- 2015年07月 (18)
- 2015年06月 (10)
- 2015年05月 (24)
- 2015年04月 (10)
- 2015年03月 (11)
- 2015年02月 (8)
- 2015年01月 (16)
- 2014年12月 (8)
- 2014年11月 (14)
- 2014年10月 (9)
- 2014年09月 (11)
- 2014年08月 (13)
- 2014年07月 (12)
- 2014年06月 (11)
- 2014年05月 (12)
- 2014年04月 (15)
- 2014年03月 (14)
- 2014年02月 (9)
- 2014年01月 (14)
- 2013年12月 (15)
- 2013年11月 (19)
- 2013年10月 (11)
- 2013年09月 (13)
- 2013年08月 (17)
- 2013年07月 (9)
- 2013年06月 (11)
- 2013年05月 (16)
- 2013年04月 (17)
- 2013年03月 (14)
- 2013年02月 (12)
- 2013年01月 (11)
- 2012年12月 (14)
- 2012年11月 (18)
- 2012年10月 (15)
- 2012年09月 (14)
- 2012年08月 (15)
- 2012年07月 (19)
- 2012年06月 (15)
- 2012年05月 (19)
- 2012年04月 (15)
- 2012年03月 (14)
- 2012年02月 (15)
- 2012年01月 (14)
- 2011年12月 (21)
- 2011年11月 (18)
- 2011年10月 (22)
- 2011年09月 (16)
- 2011年08月 (13)
- 2011年07月 (13)
- 2011年06月 (22)
- 2011年05月 (19)
- 2011年04月 (16)
- 2011年03月 (13)
- 2011年02月 (17)
- 2011年01月 (18)
- 2010年12月 (18)
- 2010年11月 (18)
- 2010年10月 (22)
- 2010年09月 (18)
- 2010年08月 (19)
- 2010年07月 (19)
- 2010年06月 (17)
- 2010年05月 (15)
- 2010年04月 (11)
- 2010年03月 (20)
- 2010年02月 (15)
- 2010年01月 (25)
- 2009年12月 (27)
- 2009年11月 (27)
- 2009年10月 (41)
- 2009年09月 (22)
- 2009年08月 (16)
- 2009年07月 (23)
- 2009年06月 (22)
- 2009年05月 (25)
- 2009年04月 (23)
- 2009年03月 (23)
- 2009年02月 (10)
- 2009年01月 (18)
- 2008年12月 (19)
- 2008年11月 (17)
- 2008年10月 (27)
- 2008年09月 (22)
- 2008年08月 (22)
- 2008年07月 (15)
- 2008年06月 (22)
- 2008年05月 (12)
- 2008年04月 (13)
- 2008年03月 (16)
- 2008年02月 (15)
- 2008年01月 (21)
- 2007年12月 (12)