ブログ上のコメントによるものではないですが

道糸の交換時期(巻き替え時期)について

よく質問を受けますので

私の考え方を紹介してみます

 

交換時期と言うよりも

道糸の管理、使い方のほうがいいかもしれません

 

まず、道糸は釣行後に

必ずウキ止めを付けたところから先は

すべて切って処分します

 

ウキ止めを使用しなかった場合においては

だいたい竿2本分は納竿時に切り落とします

 

そうしますと毎回10mから15mは切り落とすことになりますから

これだけ考えても5,6回の釣りで

80m前後を失いますから

150m巻きであれば半分以上の糸がなくなります

ここ辺りが限界かと思います

 

そうです・・・新品に交換時期です

 

また、釣行の際には

さまざまなトラブルや

状況に応じた仕掛けの変更で

何度も道糸を切っていきます

 

ここで仕掛けを作り直す際も

必ずやっていることは

ラインを指でなぞって

ダメージ具合を確認するのです

 

少しでもがさつきや傷が確認されれば

もちろんその部分から切り落として使います

 

隠岐や九州、四国の遠征の釣りでは

本流を100m以上流すこともありますし

大物にラインを引きずり出される場合もあります

 

この際にラインが岩などに触れて

100m以上のところにダメージを受ける場合もあります

その場合は巻きたての新品であっても

交換しなければなりません

 

替えスプールを用意しておくことが完璧ですが

そうでない場合は

過去にも磯で新品のラインに巻き替えたということもあります

 

そういう想定も必要だと言うことです

 

それから

なぜ竿2本分かと言いますと

 

繰り返し手返ししていると

竿2本分先のラインは

ロッドのガイドやリールのラインローラーを通過する際に

かなりの摩擦を受けます

 

このことによりコーティングがはがれて

強度が落ちるわけです

 

ましてや釣行後に

これを放置していますと

ナイロン製ラインの場合

コーティングがはがれた部分から海水を給水していて

劣化を起こします

 

このような状態で

次の釣行を迎えた場合にどうなるでしょうか

 

よい釣りはできないばかりか

本来の号数の強度がないわけですから

いとも簡単にブレイクして

大切なウキや仕掛けを流してしまうことにもなりかねません

 

磯釣りにおいて

道糸は最も消耗度の激しいタックルのひとつと認識し

チェックをこまめに行いましょう

 

ラインの性能は格段によくなってきています

リールへのなじみ

操作性

摩擦、引っ張り、結束の強度

海へのなじみ

など

 

ハイテク、高性能とうたわれるラインも

さまざま存在します

 

しかし、耐久性の面においては

厳しい磯釣りの条件下において

さほど差があるようには思いません

 

こと強度に関しては

新しいものであるかどうかが・・・キモなのです