ドクロは五島のヒラマサ釣りに通用するのか

2023年11月16日

五島ヒラマサ釣りの「上カゴ」について話してみたいと思います

山陰では「タルカゴ」が主流ですが五島では
カイコーというメーカーが製作しているもの

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キザクラから販売されているものが主流でしょうか

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その他にも自作や釣具点オリジナル製品も見かけます

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原理としてはタルカゴと何らかわりはないものですが
それぞれに特徴があり若干性能にも違いがあるように思います

わたしの中では大きく定義した上カゴの中でも
「G1タルカゴ」やその進化版の「ドクロ」は構造・性能がまったく違うものととらえています

それは釣り人の操作でマキエを放出すると言う点が
他の上カゴとはまったく異質なものだからです

そして今回のテーマでもある「ドクロ」が五島の釣りでどうだったのか

まだ1回行っただけですが十分通用すると思います
行く前からいろいろイメージしていた部分も試してみましたが
まずまずいい感じに出来たと思っています

例えば
投入してマキエを放出するタイミングを
投入直後の放出から
5秒、10秒、15秒、20秒、30秒と時間をおいて放出するパターンを
いろいろ試してみました

また、一気に放出するのではなく
パラパラと少しづつ出すパターンなども・・・

G1タルカゴやドクロはラインを引っ張って一気にマキエを放出できるところが
一番の特徴ですが
特にドクロはそのまま放置しておけばタルのなかが緩んで自然にパラパラこぼれるように
撒くことも可能です

マキエの入る量については
ドクロは薄く軽く仕上げてあり
作業工程で内径を削りあげて仕上げてあるので
同じ外径でもかなり多くエサが入るようにしています

パッと見た目よりも多く入ります

また、いくらギュウギュウに詰め込んでも
操作で100%マキエを確実に放出できますからねー
ここでは水分を抜いて浮かせる想定ですから
多くのエサを撒こうと思えばもっともっと詰め込めばいいわけです
さらに水分が抜けてくれればなおも好都合

他の上カゴはギュウギュウに詰め込みすぎると
自然にエサが出ていかないイライラがありますから
フワッと詰める人が多いようです
マキエの量の問題はクリアーできると考えています

次に着水音が大きくてヒラマサに警戒される問題です
確かに一般的なタルカゴはナイロン網を使った上カゴに比べれば大きいと思います
これについてもドクロは穴を空け軽量化することでかなり着水音が小さくなっています
科学的データをとって比較したわけではないですが
あれだけのエサを詰めて放り込めば
ナイロン網カゴであっても着水音は出ます

今回の釣行でわたしとメンバーのソッチはドクロで通しましたが
ナイロン網カゴとの差があったかと言うと
贔屓目かもしれませんが特に感じませんでした

それよりも色の違和感はあったかもしれません

これは次の釣行までに準備して試してみたいと考えています

まとめてみますと
山陰でのヒラマサ釣りや真鯛釣りをイメージして完成したドクロですが
五島のヒラマサ釣りにも十分対応が可能だと思います
そう信じて使い続けてみようと思っています

それよりも
ドクロしか出せない特徴を使い方や操作の部分で
もっともっとその性能の高さを引き出して
「ドクロ」だから釣れたんだと言う価値ある1尾
G1な1尾を求めて挑戦していこうと思います

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