下の娘が「学校へ持っていくカバンがほしい」というので探していたところ

意外なところに、意外なものが目に留まりました

「おおー、これこれ」

 

だいたいに私自身がみんなが持っているようなものはダメ

オリジナリティーのあるものがお好みなのだ・・・（変わり者だとよく言われる）

 

子どもたちもその傾向がある

特に娘たちにその傾向が強いようだ

 

そのお店は

松江市にもう20年以上もある東南アジア系の輸入雑貨「チェンマイ」

仙人みたいな風貌のジジーが店主

タリバンの武装兵士のようにも見える・・・ここは日本でよかった

 

いい風にいえばそれらしき雰囲気のあるお店だ

 

このジジー

一見年齢不詳

６０歳とも７０歳ともいわれているが

色黒、地黒の彫りの深い顔立ちに

ぎょろっと大きな目でにらみ付けられたと来たら

ちょっと若いもんはビビルかもしれない

 

それが驚くなかれ

実は私の幼なじみで同級生

ということはまだ５０歳にもいっていないということだ

 

まー、こいつの紹介などどうでもいいのだが

 

めったに私の欲しい物等ないこの店だが

「このカバンいい」・・・と私が一目ぼれ

 

さっそく写メで母親に送って娘の反応を伺ってもらった・・・（便利になったものだ）

「いい、いい・・・買ってー」

 

そして現物を家に持ち帰ると

想像以上に大お気に入り

やー・・・よかった

「おとうさんの小遣いでかってやったでー」・・・

（けー・・・意外とプライスしてごさんだった
　　　　　　　　　同級生価格ってもんがあーだろー・・・もっと安くせやー）

（・・・・ていったら・・・わけの分からん、カエルのおもちゃをくれた）
　　　　　　　　　　　　　　　　棒を回すと糸の振動でゲコゲコとカエルが鳴いているような音が出る

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　けーきゃんもん・・・とおもっとったが
なーんか気になって
家族全員が一日一回はやってみる

どこの国のモンやら

こんなわけのわからんグッズも多い・・・・

 

そうしたところめが

今度は上の娘もほしいと言い出した

「私はリュックタイプがいいー」などとわがままなことをいう

 

そしたらである

 

めったに私の要望に応えることのできないこの店に

「同じデザイン風でリュックもあるでー」

「うそだろー」

 

数日後、後払いでご購入・・・（お父さんはもう小遣いがありません・・・給料日払いで・・・）

姉妹そろってショルダーとリュックの希望にもマッチして

大変喜んでくれました

 

たまにはこんな店にも寄ってみるものだ

 

狭くて小さな店だが

松江市内では老舗

ブームの前からやっていて

ブームが去った今でもやっている

これからもジジーが元気な限り続くだろう

 

品揃えはすごいでー

いったい何品もくらるのだろうか

衣服にアクセサリー、小物グッズ、履物、敷物、置物、わけの分からんもの

 

衣類はすべてがこの店オリジナル

この仙人みたいなジジーがすべてデザインするとか

この日も冬物のデザインのラフを描いていた

 

こいつにそんな才能あったかなー

「おまえがわけの分からんウキ（G1タルカゴドクロ）作って
　　　　　　　　　　　　　　　それで魚がよく釣れるようなもんだわなー」

 

お互いに変わり者でも

何か一つはとりえがあるものです