4,5日、子どもの野球の応援で隠岐へ

泊まりは釣りの大会などで何度かお世話になっている作田屋さん

一昨年に玉ジャンでござんせカップに招待されたときも
保護者の宿はここだった

隠岐でもサービスのよい民宿として知られている

そして私にとって最大の魅力は民宿のすぐ裏が
西郷湾だということだ

裏庭から釣が出来るようなものなのだ

前回ござんせカップで泊まったときにも大チヌを釣った実績もあるから
今回は隠岐の友人にたのんで
がま磯アテンダー08とバッカン、マキエしゃくを届けてもらっておいた
あとの道具はバッグの底へ忍ばせておいた

4日、初戦を4-1と快勝して気分よく竿が出せるというものだ

子どもたちは早々に入浴を済ませて
港付近まで自由行動

夕食までのわずかな時間だが早々に仕掛けをセットして
釣り開始だ

作田屋さんの後ろには桟橋ができていて
最高の釣り場となっている

前回来た時には木が腐って
ところどころ穴が開いていたが
今回は、修理してあって最高、最高

コマセには
オキアミ生3kにマルキューの「白チヌ」をブレンドした

さー、こんなところで来るかなー
前回は来たけどなー

コマセを少し遠投してまずは広範囲からチヌを寄せる作戦だ

サシエサにはマルキューのプレミアムボイルMを使用

こんなところで釣りをする者はいないのだろう
30分ほどはまったくウキにもサシエサにも反応がない

水深は20メートル沖で3ヒロ程度

特にエサ取りが多くてサシエサのオキアミが通らないわけではないが
あまりにも反応がないので持ってきていたマルキューの「魚玉ハード」を試しに使ってみた

3個ほどを練り合わせてチヌ針3号にセットして放り込んだ

来た、来た、来ましたよー

練りえさの重みでウキがじわじわと沈んでいくと
道糸が一気に走って竿まで来た

最初はさほど手ごたえがなかったが
手前に引き寄せてくるとものすごい引き

チヌも自分が釣られていることにようやく気がついたのか
猛烈に横へ走り始めた
「おい、おい、これって本当にチヌか」

一人でぶつぶつ独り言を言いながら必死に耐える
手前の浅瀬にはコンクリート片など障害物も多いので油断は禁物

子どもたちに生きた魚を見せてやりたい気持ちもあって
慎重にやり取りした

ジャジャーン・・・やりましたよー
浮いてきたのはまさしく大チヌ

目測でも楽に50センチはありますよー

やった、やったと喜んでいると
「あれ、タモがないわー」

友人がタモはいりますかーっていってくれていたのに
「釣れるかどうか分からんけん、まーいいわー」って断っていたのだ

仕方がないので
台所にいた作田屋の奥さんに
「すいませーん、すいませーん、なんかタモか、カゴか、ザルか何でもいいのでとってー」

するとプラスチックのザル状になった四角いケースを手渡された

低いところまで移動して無事このケースですくって取り込み成功
「おーデカ」・・・50、、、2,3センチはありそうだ

来てるぞ、来てるぞー

最初の釣果をザルに置いたまま
直ぐに練りえさで投入

置き竿にして釣ったチヌを処理していると
すぐにアタリが・・・・

「おおおー竿がー」・・・思わずギャラリーからも声が出た

直ぐにかけよって竿を持つとこれもすごい引きだ
その直後フッと軽くなった・・・ラインブレイクだ

なんとフグにでもかじられていたのだろうか道糸からプッツン
残念・・・・「これもでかかったのになー」

しかし、そのあとにも直ぐにアタリがあって
同じサイズのチヌをゲットした

「すごい、すごすぎる」


 

一緒に応援に来ていたお父さんたちから
「やっぱり名人はちがいますねー・・・こんなところでねー、さすがだわー」と褒められるが
これならだれにでも釣れるわーて感じ

この魚影の濃さには驚きだ

そして魚玉ハードの食い付きのよいこと
「西郷湾のチヌにはこれのもんだわー」

やがて、夕食の時間が近づいてきて子どもたちが帰ってきた

「おっちゃん釣れたー」

「おー、何じゃこれー、すごい」・・・子どもたちから歓声が上がった

すると子どもたちが見ているところでまたアタリが・・・

 

「よーし今度はおまえたちが引きを味わってみろ」

「うーん、すごい引きだわー」
「おっちゃん、おもしろいねー」

まさに隠岐の自然を満喫したひとコマだ
こんな直ぐ身近なところで大物が釣れるとはねー
 

子どもたちには自然体験も必要だ

野球に勝ったからこそ

こんな楽しい想い出も作れたねー