遠征釣行、渡船利用で注意したいこと

2024年11月02日

上五島遠征でいつもお世話になっている渡船ニューレインボーは
ポーターさんが1名おられますが
お客さん同士のお互いのサポートが非常にいいですねー

(レインボーの磯渡しの様子。釣り人同士のサポートは見習いたい)

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各地へいろいろ行きますけども
わたしが経験した中でも最高だと思います

そんな状況で毎回気になることがあります

これは地元の比較的小規模な渡船でも
隠岐の渡船でも共通して言えることなんですがー・・・

わたし的には次の事柄は
渡船を利用する上での「常識」「マナー」だと考えていますが
皆さんはいかがでしょうか?

「当然」「当たり前」といって良いほどですが
意外と守られてなくて気になります

それは荷物に「名前」がないことです

何でなんでしょうねー

他人の荷物と間違えてしまうと1日の釣りが台無しになりますし
時間ロスして船長や他のお客さんの迷惑にもなります

お互いにサポートする際でも「名前」が入っているのといないのとでは
全然違いますから

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「自分だけわかっていればいい」・・・いやいや、それはね・・・

最低でも持ち物には必ず「名前」を誰でもわかるように入れおきましょうー

 

続いては
これは必ずと言うものではないかもしれませんが

ポーターや他の釣り人のサポートを受ける際に
ちょっと事前に装備しておくと安全でスムースに行くことがあります

まず1点目

「大型クーラーにはショルダーベルトを取り付ける」

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これも重要だと思います
最近はわかりませんが男女などの遠征は
安全を考慮して大型クーラーは磯には持って上がれませんでした

しかし上五島の大ヒラマサ狙いでは
温暖化になったことや釣った魚の鮮度やエサの鮮度を保つために
大型クーラーの磯上げが許された(渡船・船長から)と聞いています

それはそれでありがたいことで
今回の遠征でも全ての釣り人が磯上げしました

渡す際にですねー
付属の取手だけではバランスを崩したり足に落としたり
非常に危険が伴います

それがショルダーベルトがありますとですねー
ベルトをつかんで引っ張りあげられますし
とりあえずベルトを持っておいて他のサポートを待てます
経験してみればわかりますが
あるとないとではずいぶん違います
海が荒れていても渡しますからねー
任意とは言ってみましたが、これも必ず対応していただきたい事項です

九州のある渡船やさんでは
ショルダーベルトが掛けてないと磯にあげさせてもらえないところがあることも
聞いていますから注意が必要です

メーカーによってはそもそもがショルダーベルトを装着できる仕様になっておらず
取り付けるには改良するなど一工夫しなければならないものもありますので
購入する際はチェックしておく必要があります

(自分で金具を取り付けてベルトを装着。当て板金具も取り付けてあり強度もあります)

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次に2点目は

「タックルバッグやバッカンの取手のまとめ」
これにはあらかじめ取手を束ねる装備が付属されているものがほとんどですが
慌ただしい渡船上でたくさんの人がサポートで手を掛けるうちにたいがい外れます
要は付属品のものでは役目を果たしていないと言うことです

(紐は長めがよいですよ)

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わたしは自分で登山用のロープなどを取り付けて
取手を束ねてカタ結びでほどけないように縛っています

ロープは5mmから8mm程度のものがよいです
理由はしっかり縛れて
後で手でほどきやすいです

(トートバッグなど全ての荷物が片手でとれるようにしておきます)

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カラビナで補助するのもよいでしょう

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紐の色を自分なりに統一しておけば
目印になり他人に間違えられるトラブル回避にもなります

これも経験してみるとよくわかりますが
たったこれだけのことで効果は絶大で

片手でつかんでさっと送り出したり渡したりできます

(最近はカラビナを多用しています)

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時化ていてホースヘッドが揺れると
片手はどこかにつかまってないとバランスを崩す場合がありますが
こうしておけばつかまったまま片手で荷物が持てますね

要はどんな状況でも片手でさっと取手が持てる状態にしておけってことです

そんなに経費も手間も掛かりませんから
これもぜひ実践していただきたい項目です

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(こういうのをたくさん作っておくと何かと便利です)

また、バッグやバッカンもショルダータイプのものはそのままでも片手でつかめますから
以前から推奨しています

これもですねーかなり前からこのブログでも紹介していますけども
意外と実践している人は少ないと思います

うちのメンバーでもあれだけわたしが実践していて
「よいからやれ!」って言っていてもなかなかねー
やっとやったかと思ったら紐が細すぎたり短かすぎたりで要を足さなかったり
釣り人ってね
妙に我が強いというか
プライドが高いというか
人に言われてやるっていうのを嫌いますかねー

メンバーもかなりの時間を要してようやく実践できました

わたしの場合は四の五の言わずにまずは完全コピーでやってみて
その後に自分なりの考えを入れてアレンジするようにしますけどもねー
良いと思えば人のものをパクる(まねる)の大好きです

パクり大魔王です

以上のことはメリットしかありません

そしてこのことは
安全でスムース、トラブル回避などのほかにもメリットがあるんですよ

それは渡船の船長やポーターからの信頼です
こういった配慮や道具立てで「あいつなら大丈夫」と
思わぬ穴場ポイントへ案内してくれることもあるものです

良いこと尽くしなのですよー

 

ここからは少し小言になってしまうかもしれませんが

そういった装備がしていない釣り人に限って
渡船の乗り降りが他人任せになりがちで
みなさんにサポートしてもらわないとスムースにできない傾向にあります

そんな釣り人ですから他の方のサポートもあまりやったことがないんでしょうねー

だから解らないのですよ
その必要性・重要性が・・・

ベタ凪でホースヘッドからスイスイと渡れるときはいいんですが
そうだとしても遠征の荷物はどうしても大型で重たく
量や数も多くなります

天気の急変で時化てくることも想定されます

遠征釣行では渡船の船長・ポーターはもとより
他の釣り人のサポートを受ける前提で
その方々の安全も配慮した装備の準備が必要だと
わたしは考えています

わたしも還暦過ぎましたが
これからは益々みなさんのサポートを受けることになるでしょう

それでもなるべく長らく遠征釣行に挑んで
安全で楽しい釣りができたらと願っています

みなさんもね!

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