隠岐島前、大森のトリノクソ本場

2025年03月05日

この週末の日本海は穏やかになりました

わたしは3月1日の土曜に隠岐島前の大森島へ・・・


もう3月なんですねー
今シーズンは週末になると寒波が襲来して
なかなか釣行できていませんが
この週はバッチッと合いましたねー

早朝と言うよりも深夜未明に七類へ到着してみると
島前3島の各渡船は全てスタンバイしていて
すでにたくさんの釣り人が荷物を運んでいます

クラブのメンバーや釣友の姿も見られて
久しぶりに談笑しながら渡船の出発を待ちます

午前4時過ぎに
今回お世話になった浜吉丸が先陣を切って出発しました

この日は海が穏やかでいいですねー
ほとんど揺れることなく快適に豊田港まで着きました

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地元の釣り人や泊まりの釣り人を乗せてポイントへ向かいます
何組みか降ろして松島のホトケへ着けようとしたとき
船の動きがどーもおかしい

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後で知ったのですが
舵が故障して利かなくなっていたそうです

もう一度、港へ戻って違う船に荷物と釣り人を全て移動します
少々時間を要してしまいましたが
この日は凪がよかったためみなさんほぼほぼ希望の磯へ上がれたと思います

気になっていた松島のホトケはパスして
他の釣り人さんが上がられました

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舟島近くにある島と言うよりも「瀬」ですねー
「グリ」って私たちは呼んでいますけども
ここへ上がられた方もありました

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この時期に上がられたのを初めて見ました

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さてわたしは超久しぶりに大森島の「トリノクソ」へ上げてもらいました
ここは「本場」と「サンカク」とがあってわたしは本場の方へ・・・

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ここはですねーとにかく足場が悪いです
この日は凪がよく低い岩から竿が出せるのでよかったですが
磯泊まり釣行が多いわたしは
この場所は敬遠しがちで
前回上がったのはたぶん十数年前になると思います

荷物を置く場所も少なく
とにかく平らな場所がありませんから
せいぜい日帰りの昼釣りに限られるポイントでもあります

それでもですねー
過去にも紹介しているように
クライミング用のロープ類がここでも活躍しましたねー
全ての荷物をロープに引っ掻けておけば安心して釣りができます

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まだまだ岩のりも付着していてズルズル滑りますから
移動のときもロープがあれば心強いです
若かったころはですねーなんとも思っていませんでしたけども
この歳になって久しぶりに上がってみますと・・・えらい「とこ」だったなーって
思いますもん

みなさんもくれぐれもお気をつけください

釣り開始は8時を過ぎてしまいましたが
先週の寒波もあってかなり水温が下がり
魚は低活性と聞いています

ボチボチスタートでちょうどいい感じ

準備しながらマキエを磯際にこまめに打っておきます
この時期の釣りでわたが心がけていることは
「マキエは磯際一点集中です」
自分の立っている場所を起点に
できれば磯の上に打ち込み
波の上げ下げで磯際の壁に吸い込ませるように拡散させていくイメージです

マキエはいったん打ってしまえば釣り人は制御できません
潮やサラシの流れるままに行ってしまいます

特に狙ういタナが深くなればなるほど
釣り人の立ち位置を起点にしたマキエを打つようにしています

その上でマキエがどこへ流れていき
どこに狙いの本命魚が出てくるのか読んで
仕掛け設定や仕掛けの投入、流し込みと探っていくのです

仕掛けは釣り人の操作でどうにでもなりますからねー
まずは磯際から攻めていき徐々に広角に展開していけばいいのです

仕掛けは
がま磯アンダー3 1、75ー53
道糸 東レ 銀鱗 XO 3号
ハリス 東レ トヨフロン スーパーL・EX 2、5号
ハリ A1 MシステムEX 尾長 くわせ 7、25号など

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マキエは
ボイル6キロ
パン粉2キロ
イワシパワーグレSP1袋
活性起爆材グレ2袋

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サシエサ
マルキュー くわせオキアミ シリーズの
V9
スーパーハード
スペシャル
ボイル
以上のローテーション

ウキ下はハリス3ヒロ+遊動1ヒロ 合計4ヒロ程度
ガン玉 上からG2+G2+チモト付近にG5~G3

竹下ウキ12センチ 3B負荷程度

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この設定で最初は徹底して磯際を攻めます

すると直ぐに当たりが出ました
上がってきたのはまずまずサイズかー

おおー初っぱなから40センチオーバーがきました
準備段階からマキエを打ってポイントを作っておいたのがよかったですかねー

このパターンで3連チャンで41~2センチくらいでしょうか
40アップが釣れて期待が持てます

このパターンでどんだけ釣れるのってウキウキしましたが
そうは行きませんねー

その後はアタリがあるものの
30センチ級ばかり

潮が行かないからですかねー
ゆっくりクロミバエ方向から当たってきて
奥のワンドへ入っていく感じ
それもフワフワ行ったりきたり

大潮のときってこういう潮に悩まされることが多いですねー

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集中して釣っているとあっという間に時間が経ちます
釣ったグレの処理をしていったんクラーボックスに納めます

軽い昼食をとって午後の部開始

さらにサイズアップを狙おうと
サラシがサンカクの方へ出ているのでその先を狙います

マキエもたまっていると感じられましたので
タナを合計で5から6ヒロと深くして探っていると

来ましたねー

これはかなりの重量感
口太狙いとしてはかなりの太仕掛けに設定しているわたしは
強引に巻き上げます

それもこの方向は底がかなり荒く手前にはオーバーハングした溝が
いくつもありますので油断すると根に入られます

あらー?

確かな手応えを感じていたのにフッとかるくなりました
あららーのハリ外れです

ちょっと強引にいきすぎたか

このパターンでアタリを何度かとりますが
食いが浅いのか連続のハリ外れ

それではとハリスはそのままにハリを7号から一気に5号の細軸にして
確実に飲ませてやろうと試みますが・・・今度はハリが折れちゃった

やっぱりトータルバランス大事ですねー
いつも言ってることなのに・・・反省

焦るな、焦るな

むしろ太仕掛けが満身となって仇になると言うか
逆効果になっちゃいましたかねー

口太の場合はソフトに丁寧に
竿の胴に乗せてやんわりじわじわと寄せてこれば捕れるのにねー
なに向きになってたんだろうと言うような雑で強引なやり取りになってました

ここで新製品のハリを試してみようと
尾長用ではありますがMシステム EX 尾長 くわせ7、25号を結びます

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ハリの耳がない代わりに小さな穴が空いていて
ここにハリスを通して結ぶのです

これまでの管付きハリとも違いますねー
よく作りましたねー
すごい技術だと思います

袋に書いてある結び方でやってみますが
老眼があるわたしは現場で穴が通るか心配・・・・

通りましたねー・・・大丈夫です
2回通しますがこれができればあとは普段からやってることですから
簡単です

結びがシンプルでスッポ抜けなどの心配もなく
なれればこれが確実でいいですねー

そして投入

直ぐにアタリ

今度は竿の弾力を十分に使って余ったラインを巻き取り
丁寧に丁寧に、じわじわと距離を詰めます
何度か底瀬に張り着こうとしますが
これもソフトにいなして竿の角度でいなします

これデカイわ
50センチあるかも
(後の検量で50、5センチ)

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太仕掛けのままでしたが
基本は基本ですねー
「基本忘れべからず」これ大事です

ハリ外れ4回、ハリ折れ1回のバラシは悔やまれましたが
40センチオーバーは7尾の釣果でした

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バラシは手応えからいずれも良型だっただけに
反省の多い釣行となりました

もうひとつねー
わたしも歳を取ってきて動作が鈍くなってきましたので
みなさんと同じように機能や性能の良さは認めている
レバーブレーキ付きリールを使ってみたんですよ
慣れないこともありますが
どーもうまく行きませんねー

新しいことにもチャレンジする意味でもねー
でもダメだなー
どーもしっくり来ない

もうしばらくオールドスタイルに戻してやってみます
一生涯そうなるのかなー

そもそもリールのリア付近にON・OFFレバーの付いたリールを
販売していないですもんねー

手持ちのリールでやれるにはやれるんですが
これだけは進化しないままでいます

自己満足

自画自賛