質問：島前おすすめポイントは

2016年06月23日

７月上旬の島前おすすめポイントについて
質問をいただきました
ありがとうございます

狙いがグレ、マダイということですが
グレについては
今年はまずまずだとわたしは感じていますが
梅雨グレシーズン真っただ中ですからねー
過去の実績があるところなら
どこでも期待が持てますね

グレに限って言えば
少々風が当たっても
安全が確認できて
船長のGOサインが出れば
少し波けがあり
サラシなどがあって
ざわついている方がいいと思いますのでね

逆にタイ狙いともなれば
追い風を受ける方が遠投しやすいですから
両方がいいことにはならないわけですよ

そして７月上旬ですねー
この時期になると
本来なら昼の釣りから
夜の釣りメインに切り替わっている時期なんです
もっとも夜釣りの釣果が安定する時期といってもよいでしょう

これも年によって状況が違いますから
特に最近は読みつらくなってきています

これまでの私の経験上ですが
５月６月が比較的足下から水深があって
全体に深いポイントが良かったと思いますが

これからの時期の狙い目は
底瀬が点在して
全体に水深が浅いポイントなどが狙い目です

昼間には
「え、こんなとこで釣れるの？」みたいなところが
夜になるとがらーっと状況が変わって
大釣りすることもパターンなのです

具体的なポイントとしては
これもあくまでも私の経験と好みで
独断的なものですが・・・

海士渡船エリアなら
冠島から高崎鼻まで西ノ島東国賀の地磯周り
特に私が好きなところは
ジーガ島（平島）
シシカ立岩
別府立岩のハナレ
双子岩
水尻
ソナシのハナレ
深浦西・東
フジヤ瀬
フジヤ瀬のカベ
オムスビ
どちらかというと
マダイ、イサキ狙いとなりますかね
このエリアは

グレとなれば
大森島、星神島などもいいんですよ

このエリアのもう一つの魅力は
内海筋なんですがねー
これは語ると長くなりますので
参考程度に・・・

次に三度エリアです
これも例年５月、６月好調のドン深周辺から
ハギリ、大神立岩周辺までが一段落して
狙い目はそれから北方向のポイントです

サカエガ崎
神島
乙姫御殿
オシマワシの鼻
鬼ヶ島、鬼ヶ城
国賀の黒島

やーこの時期に行ってみたいですねー
書いているだけでもワクワクしますもん

あえて詳しくは書きませんが
考え方としては
海士エリアで語っていることを
参考にしてください

知夫エリアはですねー
島前の中では最も経験値が少ないエリアです
ここ近年になってようやく攻めていますが
少し他のエリアにはない特徴を感じています
まだはっきりしませんけどもね

ここは代表的なポイントの実績は
年間通じてすばらしく
神島
立ヶ崎
オオエ鼻
マルヤマ
スンズ
正ヶ島
ウグイガ崎
沖の瀬
以上ですね
わたしがこの時期気になるところは
この圧倒的代表磯（超、超一級磯）の
それぞれのポイントの間の
無名磯（名前があって人気磯もあります）
これらの並びのポイントの間のワンドになっているところとか
そういうところに魅力を感じているんです

からだが一つで
あっちも、こっちも
というわけにはいかないのが残念ですが

攻めてみたいですよねー

以上ですが
あくまでも参考程度とし
直近の情報など船長とよく相談して
ポイント設定されるとよいと思います

この時期は「土用の大波」といって
夜間などに突然大きなうねりが入ってくることがあります

現場が無風なのにですよ
だから油断するんです

過去にはこの土用の大波にさらわれた事故も
隠岐島前で起こっています

冬の季節風よりも
むしろダマシで来るので怖いのです

梅雨明け間際の気圧が不安定な今時が
最も危険です

梅雨前線が北上して
日本海に停滞しているような天気図は
要注意です

突然の突風にも注意です
夜間の休憩は
自分が想像する以上の高台に移動することが大切です

ただし豪雨の時には
今度は山からの落石に注意です
島前の岩肌は意外にもろく
剥離された岩が落ちてきますから
前にも
後ろにも注意を払う必要があるわけです

脅かすようですけども
これが自然相手の趣味の
リスクともいえましょうか

知識として
知っていると知らないとでは大違いですからね
備えとして知っておいてください

お互いに

ゴミの持ち帰りや
渡船の乗り降りの荷物の協力など
安全で、楽しく、気持ちの良い釣りを
心がけましょうね！