皆生離岸テトラ・・・端っこがいいの?

2015年05月07日

みなさんゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか

比較的穏やかな天気でしたので
釣行された方々の釣果が気になるところです

山陰地方の海岸は
この時期によく発生する「赤潮」の影響がありますねー

私も詳しいことまではよく説明できませんけども

条件が限られる磯釣りにとっては
何かと悪影響を及ぼしますし
何よりもイメージがよくないですよ

モチベーションが下がりますよねー

わたしの過去の経験上

程度にもよりますけども
マダイ釣りにはよくないですねー
ほとんどといってよいほど魚影が遠のきます

グレにもよくないです

意外と釣り方次第で釣果が出るのがチヌです
チヌは根気よく頑張れば
赤潮が発生していても
口を使うようです


さて、いくつか質問をいただいております
対応が遅くなって申し訳ありません

まずは「釣りタイ」さんからの質問です

二つの項目がありますので
今日は皆生離岸テトラのチヌ釣り攻略から


確かによく言われるテトラの端っこが「よい」・・・

端っこがよい理由を考えてみましょう
まず、狙う角度が広角になり幅広く仕掛けを流すことが可能になります

この条件になるには

沖を向いて
左端ならば
右から左に流れる潮
又は右から左に吹く風
これらを背にして足場から遠のいていく流れを
攻めることがしやすくなります

右端ならばその反対のパターンをイメージしてくださいね

しかも
自分が端っこを確保していれば
その先には
隣のテトラ群までは
釣り人がいないわけですから

例えば同じテトラ群の潮上の釣り人がいれば
そのコマセの効果も期待できるわけです

しかし、この読みが外れて
逆の流れだったり
逆の風だったりした時には
非常に釣りにくく
厄介な状況になるものです

メリットがある反面
リスクもあり
デメリットとなる場合が想定されます

そして中ほどの位置で
釣果が伸びることがあるのもよくある状況です

この場合は
強さ、速さの程度にもよりますけども

両潮、両風どちらでも
仕掛け投入点とコマセ投入点をよく計算し
コマセとサシエサの同調を心がければ
端しっこの良い時の条件には劣るものの
コンスタントな釣果を出すことが可能でしょう

ここでも
両隣に釣り人がいれば
そのコマセの効果も期待できます

テトラの釣りに限らず
フカセ釣りの基本中の基本は
とにかくコマセとサシエサとの同調なんです

しかもサシエサが付いた状態で(当然のことですけども)
いかにコマセの流れる方向と言いましょうか
コマセがたまっているエリアとでも言いましょうか

長い時間の間
両者が同調した状態をキープできるかどうかにかかっているのです

ここがキモなんです


自然条件にもよるんですが

わたしがテトラで好んで入るポイントは
両端から5m程度中ほどに入ったところを選ぶことが多いです

空いていたらまず
その辺りをやってみますねー

理由は
どのような自然状況にも
釣り方次第で何とかなるからです

具体的にはいろいろありますけども
要はこれから話すことに
関連するんです

それと次は
中ほどでも
テトラの組み具合、入り具合で
潮や波が当たって沖に払い出す流れがあるところや
流れによれができたり、変化ができるところがあるんです
そういうところは良いですねー


つまり
ウキフカセ釣りすべてに言えることなのですが

潜り込む流れをとらえることです

潜り込む流れ?

それは
潮と潮
潮と風(波)
潮とサラシ
サラシと風(波)
などがぶつかり合ってできる「カベ」ですね


広くダラダラとした釣り場においても
こういうところが
コマセとサシエサを同調させやすく
また、その状態を長らくキープしやすいのです

すなわち本命魚が最もヒットしてくる確率が
高いといえましょう

具体的には
実際の釣り場や
G1フィッシング講座などで
図に示して解説すると
解りやすいと思いますので

機会があれば
こういったテーマも
取り上げるとよいですね

良い質問でした

と言って

やはり端っこの条件が満たした時の
爆発的釣果は魅力があるものですね

また、この条件にはまっていても
要は「コマセとサシエサの同調」がキモ

表面的な流れだけにとらわれて
実際に食わすタナに同調していなければ
意味がありません

ここのところの読みですねー

これがですねー
意外と皆生離岸テトラの攻略法になっていくと思うのですよ

よく釣れる時ではありますけども

どうして釣れたのか?
たまたま釣れたのか
読みが的中して釣れたのか

そこのところに価値をおいて
1尾、1尾を丁寧に釣っていくと
よいかと思います

まわりの釣果も含めて
なぜよく釣れたのかを
よく理解していくことです

何番のどこそこの辺りが
良かったの
悪かったのは

あくまでも参考程度とし

その時の自然条件と
釣果が出るまでのプロセスを
よく観察していきましょう


今シーズは
まだ一度も皆生へ入っていないのですが

シーズン中に行けるかなー


もし、もしもですよ
わたしがどこかで釣りをしていたら
遠慮なく声をかけてくださいね

その時の状況を
一緒に推理してみましょう

わたしとて
その時その時が勉強です

探って、探って
パターン(釣果)に持ち込めるかどうかなのです


「釣れたら、釣れたでいいじゃない」
「なんか、めんどくさーい」

いやいやごもっともです

それはそれでいいんですよ

釣りは漁ではない

ただの遊びです


確かに釣果を競ったり
釣果が話題の主となるものですが


本当のところはですね
そこへ行くまでのプロセスを楽しんでいるのですよ

その副産物が
あくまでも釣果であったり
その釣り魚を美味しく食べて楽しんだり
人に差し上げて喜んでもらったりね


磯釣りって
なんて不効率でリスクが大きく
こんなに悩んで、悩んで・・・


ってねー

でもそこが面白いですがー

面白くてたまりませんですねー

すべての遊びが
そうなんじゃないですかねー

いかに不効率でリスクが高いか

それを達成した時の喜びや感覚に
価値が置けることが
素晴らしいことなんですね

サバイバルですかー

なるべく自然のままに過ごし
自然に触れること

そこに大好きな釣りを入れること


わたしにとっては最高な時ですね

それをこれからも大切にしていきたいし
それを成すには
ほかにも守らなくてはならないものがありますしね

やれる範囲内で
持続していくことも
大切です


余談が長くなりましたが
後日、次の質問に答えていきますね
しばらくお待ちください