質問:タルカゴ釣法に関する質問

2013年09月20日

「竹下流の特別講座」の後に

タルカゴ釣法について

多岐にわたり質問をいただいておりました

ありがとうございます

 

回答が遅くなりましたが

順を追って私なりの考えなどを述べたいと思います

 

過去に本ブログで解説したものもありますので

そちらにリンクさせていただくこともありますので

予めご了承くださいね

 

【針の結び方】

「外掛け本結び枕入り」と名付けています

図を参考にしてください 


外掛け本結びに

針の耳側に1回巻いて枕を作るのです

こうすることでハリスのチモトが耳に触れるのを防ぎます

 

仕上げで最も気を付けていることは

ハリスの端の処理です

私の場合は長めにカットし

針のフトコロ側の軸に沿わすように締めます

 

この図で言うと上の方に軸に沿わすように出すということです

こうすることで結び目の端を針自体に一体化させて「消す」ことをイメージしています

 

太いハリスになればなるほど

チクチクして痛そうですもんねー

魚が食いついた時の違和感を極力少なくすることを考えているわけです

 

仕上がりの美しさも

強度に大きく関係します

つばを付けて湿らせ

仕掛け側の方へ強く引くイメージで

最後の仕上げの締め付けをやるのもコツです

 

慣れるまで練習あるのみです

仕上げに瞬間接着剤を着けると

結び目がずれたり回ったりしないので

針はずれなどのバラシが軽減します

 

【サルカンにラインを結ぶ】

これはすでに解説したものがありましたので

「こちら」をご覧ください 

 

【水中ウキや天秤に関すること】

この事項も「こちら」をご覧ください」

また、天秤の改良について解説したものがありますので

「こちら」を参考にしてください

 

【ウキ止めの作り方】

山元八郎名人のなるほど仕掛けウキ止めと同じです

5号クラス以上のラインには1.7号程度のフロロカーボンハリスでこしらえます

やり方は下の図を参考にしてください

 


タルカゴ仕掛けの場合は

必ず2回から3回

竿の方へ締めます

そして端を1.5mm程度長めに出すのがキモです

こうすることでリールに撒き込んだ際のひっかかりがなく

ガイドの通りもスムースです

 

【ケミホタルの装着】

市販品のG1タルカゴにはステンレスのピンがついていますので

これに装着します

とれないようにするコツは

パイプにケミをしっかり深く装着しておいて

端が出る(余る)ようであれば

パイプの余分を切り落とすことが大切です

この状態でピンに深く装着すればはずれることはありません

ドクロはピンを付けたものとそうでないものがあります

これは私が手でこしらえますので

市販のタルカゴを改良してドクロに仕上げる場合に

極力、ピンを残して夜釣り仕様に仕上げているものですから

希少といえば希少です

とりあえずは市販品でお願いします

 

【ロッドの号数とタルカゴの大きさ】

3号フカセタイプのロッドであれば「中」がベストマッチです

3号遠投仕様のロッドであれば「大」ですが

市販品のタルカゴもサイズは同じでも

オモリの号数がさまざまですから

実際にはいくつか用意して

オキアミを入れてみて

バランスを確認することです

ドクロは手作りなので仕上がり具合で一概にサイズが言えないのですが

ドクロであれば3号フカセロッドで中~大まで対応します

 

【リールはどの程度の物を使いますか】

「こちら」を参考にしてください

 

【タルカゴたっちゃん仕掛けで深棚はとれるのか】

これもまずは「こちら」を参考にしてもらって・・・

水中ウキやオモリの0.5~1号程度を付け

ライントラブルなどがなければ

竿3本だろうが、4本、5本の棚がとれます

潮の流れなどで実際はふかされますけども

緩い流れであれば

十分狙いの棚に入るものです

 

お二人の方からの質問でしたが

大方以上のような内容だったと思います

 

よろしくお願いします