がま磯 我夢者

2010年11月11日

ロッドを購入予定という方から質問をいただきました

ありがとうございます

 

山陰地方独特の釣法・・・タルカゴの釣りですが

私もタルカゴ専用ロッドがあってもいいといつも思っています

 

お世話になっているG社には

いろいろ提案しているところです

 

そして今秋に新発売された

「がま磯 我夢者」

私は3号53を使用していますが

 

タルカゴ専用ロッドというわけではないですが

これはかなり私のイメージに近づいた仕上がりになっており

ひそかに感動しているところです

 

タルカゴの釣りというと

カゴ釣りというイメージなのでしょうが

私のイメージとしては

「超遠投フカセ釣法」とでもいいますか

ふかせ釣りの延長という考え方が強いのです

 

ですからタルカゴも

感度重視のG1タルカゴ ドクロに進化していきました

 

そうすると

一般に言う遠投カゴ専用ロッドとなると

穂先の感度だったり

先調子過ぎたり

竿自体が重たすぎたり

タルカゴ仕掛けに対してバランス悪かったり

ちょっと違和感があるんですねー

 

だからといって2号クラスのふかせ竿では

投入時に不安感があり

遠投性に劣ったり

穂先まわりのトラブルが発生したりするものです

 

そして我夢者の話に戻しますが

まだこの竿で大物とのやり取りをしたことはないので

魚を掛けてからのことはこれからです

 

先日の釣行で、グレの35センチクラスはらくらくゴボウ抜きにできました

おそらく40センチクラスまではいけるでしょう

ただし、できるからといってやたらめったらゴボウ抜きにするというものでもありません

また、ゴボウ抜きできるパワーがある=良い竿というものでもありません

 

タルカゴの投入時の操作性は抜群でした

中から大サイズまで対応が可能でしょうが

ベストは中サイズくらいがバランスがよいと思います

 

持ち重りがなくバランスがよいので

タルカゴの重みを体全身に感じながら

軽いスイングで遠投が可能です

風の向きに応じて左右どちらからの投入も楽でした

 

タルカゴが着水する寸前や直後の操作時にもいいんですよねー

素早く対応できました

 

仕掛けの操作性に関してはよいと思います

タルカゴ専用ロッドとして購入を考えるのであれば

私としてはおすすめだと思います

 

そして底カゴの10号まで位であれば対応可能だと思います

もちろん、ふかせの大物釣りにも使えそうです

活きエサを使った泳がせ釣りなどもいいですねー

 

そして

私が理想としてイメージするのは

この我夢者をベースに

リールに一番近いガイドだけを

少し足高にして

IMガイドの楕円部分を少し大口にすると最高なんです

 

このガイドコンセプトで

大物とのやり取りに

竿自体の性能が生かされる全体バランスになることが理想ですが・・・・

 

私が良く使う6号ラインくらいまでなら

リールに一番近いラインの放出がスムーズでトラブルがなければ

あとは大口ガイドではなくても

そんなに距離に差がないと考えています

 

やはりガイドは竿自体の近くをラインが通っていた方が

より性能を発揮しやすいのです

またIMガイドは軽量でライン絡みも少なく

楕円形のラインの通りは最高ですね

ガイドはすべてをIMにすることが理想です

 


(我夢者は、トップ部分だけがIMガイドです)

 

大物とのやり取りですが

私が目標にしている

例えばメーター級のマダイを想定したとき

先調子でかたーい竿では無理だと思っているんです

強いだけではダメなんです

当然使用ラインとのバランスもあります

 

 

やはり胴に乗って

胴から元竿の部分で十分粘ってパワーがあるもの

これが求められます

 

これらを総合的に考えて

ぎりぎりまで細く、軽く、感度良く、操作性抜群な竿

 

なんとも釣り人というものはわがままで

限りなく欲深いものですねー