のんびりとしたスタートを切りました

2013年01月04日

みなさま あけましておめでとうございます

今年の年末年始は

天候が不安定で

山陰の海はご機嫌斜め状態が続いています

 

普段家にいない娘二人も

この年末には帰省していまして

家族でのんびり新年を迎えることとなりました

(元旦朝のわが家からの様子)

何をするでも

どこへ行くでもなく

家でテレビをみたり

マージャンしたり・・・

 

そうそう

特に年始のお客さんなどないわが家にあって

珍しいお客がありました

 

あのヒゲジーが来ましてねー

子どもたちにお年玉までくれたんですよー

 

唯一まとまった休みを取る

ヒゲジーの年末年始も

このシケでは釣りにも行かれず

わが家へ来訪となったわけです

 

釣り仙人ですからねー

今年は良いことがあるかもです

(元旦のわが家)

私は一家の主として

元旦早朝は

地区内にある小さな神社にお参りし

地区内の氏子さんたちと新年のあいさつを交わします

 

さて、お正月といえば

お餅

お餅といえば

お雑煮でしょう

 

お雑煮には

各地でさまざまな特徴があるといいますが

 

ここ私の地元(島根県東部または出雲地方)は

干し魚の出汁に

醤油の澄し汁で煮た餅に

島根半島東部の海岸に生える岩ノリの乾燥したものを

のせるだけ

シンプルでしょうー

 

これが最高なんですねー

岩ノリからはなんともいえない海の香りが

たまらないんですねー

 

柔らかい餅と海苔が絡んで

何個もいっちゃいます

 

だから正月太るんですけどねー

 

この岩ノリ

特に出雲地方でとれるものを「十六島(ウップルイ)海苔」といって

高級食材として出回ります

 

香り、歯ごたえともに最高とされているのです

 

採取できるのはこの冬場のほんのわずかな期間

波打ち際に生えますから

とるのは命がけの漁となります

 

そしてこの地域では

磯で海苔を採取する権利を

入札で買うんですねー

 

そのため一部地域では

権利者以外を立ち入り禁止にする磯もあるのです

当然釣り人も立ち入ることはできません

十六島、猪目、河下、釜浦などです

 

それでも

寛容な地域もあって

立ち入り禁止までしていない磯もあります

鷺浦、鵜峠などがこれにあたります

 

地元釣り人にとってもこの地域は

この時季の貴重な一級磯でもあります

 

というのも渡船が休業期に入ると

山伝いに行けるこれらの地磯に

釣行場所も限定されてくるわけですねー

 

ここで釣り人として気をつけたいのは

この岩ノリを採取して生計を立てておられる

専業者の妨げになってはならないということです

 

この地域の岩ノリを釣り人が採取することはもちろん厳禁ですが

磯靴で踏み荒らしたり

タバコのポイ捨てをしたり

コマセを打ち込んだり

こういった行為も

海苔の質を落としてしまいますから

注意しなければなりません

 

そして何よりも

一部の不届き者の影響で

立ち入り自体が禁止されでもしたら大変です

 

釣り人同士でも

注意しあって貴重な釣り場を守っていきましょうね

 

よろしくお願いします