質問:皆生離岸テトラ・・・強風時の釣り方は

2014年05月07日

みなさんゴールデンウィークの釣果はいかがでしたかー

私はですねー
近場の釣りに専念していました

いつもなら隠岐へ行くところですが
強風と風向きが日によってころころ変わるなど
予想が立てにくかったこと

初心者の息子にも釣らせたい気持ちもありましたし

G1メンバーたちは連日
皆生の離岸テトラでチヌの爆釣を楽しんでまして

私と息子も向いました




風が強くてですねー

4日は東方向から
5日は西方向から

やや向かい風

これって厄介ですよねー

(夕方には風がやんで釣りやすくなりました)


息子は大苦戦ですよ
まず、コンスタントに同じ場所に仕掛けが投入できないし
コマセもバラバラ

確かにむつかしいですよ




そうしたところへ
いい質問が来ていました

グレバカさん
ありがとうございました

回答が遅くなって申し訳ありません

へーそうだったんですねー
うちのメンバーにそんなに上手なのいたかなー(笑)

私も含めて日々経験と勉強です

それと、伺いますに
状況からして
グレバカさんも良い釣りをなさっていらっしゃる
このような状況で大型を含め
この釣果はたいしたものです

仕掛けの設定や投入位置
コマセの設定と投入点
かなりの経験がなくてはこうはいきません

テトラや防波堤など
横にずらりと並んで釣るようなポイントでは
ちょっとしたことで釣果に差が出るものです

微妙なものです

刻一刻と状況が変わる中で
いろいろこまめに仕掛けや釣り方、
コマセの位置やまき方など
替えていくことも大切です

同じ3ヒロのウキ下設定でも
ハリス2ヒロで1ヒロ遊動と
ハリス3ヒロで固定と

ガン玉も
同じ程度の重さと仮定して
2段打ち、3段打ち、4段打ち
そしてその位置でも

結果は全然違ったりします

例えばグレバカさんの設定で
最初は釣れていた

さらに風が強くなったら釣れなくなった

皆生テトラで西風が強くなると
海に向かって左から右に仕掛けが流され
ラインもかなり持って行かれます
テトラにラインを取られないようにすればなおさらです

こうなると仕掛けの棚がかわったことが考えられます
設定した3ヒロが取れていなかったことが考えられます

そしてもう一つ
チヌの習性もおさらいしておきましょう

チヌは本来
海底や岸壁に付着している餌を食べるのが得意です
グレが浮いた餌に乱舞して食うのを得意としていますが
チヌはそうではないんですねー

時季や条件がよければ
浮いて食うこともありますけどもね
実際に瀬戸内海ではよくあることですし
この時期の皆生離岸テトラでも経験があります

そして特に乗っ込み期のチヌは
早く動く餌を食べるのが苦手です
フワフワしたサシエサよりも
海底に漂うサシエサの方が食べやすいのです

ですから海底をどれだけハリスをはわせるのか
どの位置にどの程度のガン玉を打って
底を引きずらせるのか
そういうので釣果が変わってくるんです

そして仕掛けが流される
速度や位置も変わってきます

風や潮、波に対して
仕掛け(サシエサ)がなるべくゆっくりと流れ
しかも手前に戻ってこないように
釣ることがコツなんです
そのための仕掛け設定とライン操作や
竿の角度などなど
釣り方なんです

私も最近実績があったのは
同じように西風の強風だったんですが
6B程度の竹下ウキに
ハリス3ヒロに
3Bを3段打ち
チモトにもG2で押さえました
遊動は1ヒロ
通常ならウキの浮力よりもガン玉が重たいですが
ガン玉が底を引きずっていることと
風でラインが取られて
この重さでもウキがウキ止めまで行ったり来たり

この設定で左沖にできる限りの仕掛けの遠投と
コマセはかなり風下手前へ打ちます

なじんだ頃にアタリがなければ
さらにウキよりも右にコマセを追って打ちます

大切なのは
基本であるコマセとサシエサの同調

同調が常にキープできれば釣果が伸びます

釣りは自然相手
いつもベストの条件ばかりではないですから
時にはセオリーを度外視したような発想も
功を奏する場合があるんですねー

この設定でウキのアタリは明確
良い釣りができました

チヌ釣で迷ったら
まずチヌは海底にある餌を食べることが
習慣的であることを念頭に置いて
釣りイメージを組み立てるようにしてみてください

向こう(チヌ)が来なかったら
こっちから迎えに行くって感じですね


さて、私たち親子も
そこそこ釣りました
型はいまいちでしたけども
息子もなんとか2日とも釣果が出て安心しました

4日





5日