質問:底カゴ、タルカゴ、同じ棚にセットしているのにサシエサが

2013年12月05日

底カゴではサシエサがなくなるのに

タルカゴ仕掛けではサシエサが残る

ウキ下は同じにしているのになぜ?

 

以上のような質問をいただきました

ありがとうございます

 

そうなんですよ

このようなことはよくあることです

 

私も大社町日御碕の「ともしま」で

何度もこういったことに遭遇しています

 

私がタルカゴ仕掛けに対して

隣りの底カゴ仕掛けの釣り人に

こてんぱんにやられたことがあります

 

質問者さまも言っておられるように

コマセとサシエサの同調が影響しているのでは・・・

 

これも原因の一つであることは間違いありませんね

とても重要なことです

 

それではなぜ同調しないのか

大きく違う点としては

タルカゴは海面からフカセのようにコマセが流れるのに対して

底カゴはある一定のタナまでいっきにコマセをカゴごと沈めて

その棚から流れはじめますから

仕掛けの構造上と言いましょうか

物理的にも大きく違うわけです

 

強い横風であったり

サラシや波にも影響を受けやすいのが

タルカゴの釣りのデメリット部分といえましょう

 

そして最も想像力を働かせたいのが

肉眼で見える平面上の情報ではなく

 

海面から海中の状態がどうなっているかということです

ここを立体的、断面的にイメージすることが

実は釣りでは大切なことなんです

 

わたしがもっとパソコンでいろんなことができれば

図や画像を使って

わかりやすく解説できるんですが

文章だけですいません

(講演会や定例会などではホワイトボードを活用しています)

 

底カゴの場合は

どういう自然状況であっても

たとえ潮と逆方向に仕掛けが流れようとも

とりあえずカゴの中にコマセが残っていれば

ハリスの長さの範囲内のどこかにサシエサがついていくわけです

 

ここまでお話しすると

さまざまな自然条件を想定しながら

海中の中で

タルカゴ仕掛け

底カゴ仕掛けが

どのような状態になっているのか

イメージが浮かんでくるのではないでしょうか

 

ここでは一概に

タルカゴの方がいい

底カゴの方がいいと論ずるのではなく

それぞれの特徴を理解したうえで

使いこなす方法を模索していってくださいね

 

浜田の各防波堤など

足場が高く

横風の影響をラインなどが受けやすい状況であれば

底カゴ仕掛けが優僉璽札鵐尾な場合が想定されます

 

というか

安定して魚が食う状況が

長らくキープできるとでもいいましょうかねー

 

参考にして

がんばってみてください