質問:マダイ釣りのロッド・・・ふかせ用、遠投用どっち

2013年11月13日

マダイ釣り用のロッドについて質問をいただきました

ありがとうございます

 

質問主様もいくつかすでにピックアップなさっているようです

 

私が「がま磯 我夢者」を好んで使っているには

それなりの理由があるわけなんですが

これを言い出すとかなり長くなりますし

かなりマニアックなものになってしまいます

 

これまでにも

がま磯 我夢者については

さまざまな視点から解説していますので

こちらも併せてご覧いただき

参考にしていただきたいと思います

2010.11.11

2011.6.2

2012.2.23

そのほかにも随所に登場しますが

タイトルを付けて詳しく述べているものは以上です

 

たかが竿一本について

これだけうんちくを垂れるのですから

マニアックと言わざるを得ませんね

変人とも言われています

お時間があるときに

覚悟を決めてお読みください(笑)

 

さて、本題に戻りますけども

ピックアップされた

「ファインフォース」も「カゴスペシャル」も

両方とも使用した経験がありますが

遠投ロッドとしては非常にバランスが良く

これまで以上に振り抜けが良くなっていると言えます

 

マダイ釣りを

カゴ釣り(底カゴ、タルカゴ)メインで考えておられるのであれば

迷わず遠投専用ロッドをおススメします

 

マダイメインであれば

ファインフォースなら「M」を

カゴスペシャルなら「3号」がよろしいかと思います

 

問題は使用する仕掛けとのバランスです

底カゴで18号以上のオモリのもの

タルカゴで「特大」を使うのであれば

「MH」「4号」クラスが良いでしょう

 

私の考えとしては

魚の大小よりも

仕掛けをいかにスムースに

しかもコンスタントに狙ったポイントに運ぶのか

これは釣果に大きく影響します

この確率が

釣果に比例すると言ってもよいでしょう

 

カゴ釣りにおいてまず重要なことは

狙った個所に投入できること

狙った棚に確実にサシエサ、コマセを送り込むこと

これが重要なのですね

 

フカセと違って

遠投できる(狙った位置に投入する)ことが

最優先される釣りもあるわけです

 

あとはそれぞれの釣りに対する価値観や

スタイルによって使用するロッドも変わってくるのだと思います

 

私はどうしても

フカセを基本とし

その延長にタルカゴ→底カゴの釣りがあると考えているので

このようなスタイルになるものと考えています

 

抽象的で主観的な表現ですが

私のスタイルとしては

軟調ながら

元竿の強度とトルクが高いものが良く

こういったロッドに

太仕掛けで挑んでいます

 

例えば我夢者3号で

ラインのバランスを考えれば

十分に磯からメーター級の魚と勝負できると考えています

 

問題は竿もですが

細糸症候群にならないことです

やたらと細糸で大物に挑むという傾向にありますが

 

私の経験上

がま磯シリーズの場合

目安として表示してある

適合ハリスの号数以上の太号柄を使用しても

十分にその性能を発揮してくれると思います

 

むしろその方が

そのロッドが持つ限界値をさらに引き出してくれるのではないかと

感じています

 

あとはそれを使いこなす釣り人が

強い気持ちで挑むかどうか

私も含めて

まだまだ本来持っている性能の

半分も引きだしているのでしょうか

 

それだけ現在のハイスペックロッドは

完成度が高いものだと信頼して使用しています