質問:境水道チヌ釣りポイントの設定について

2013年11月04日

先日開催された

M1カップチヌ 境水道予選時の

ポイント設定について質問をいただきました

「何で江島大島周辺がいいのか」

 

なんとなく予感というか

勘がしたということでしょうか

 

釣とはそんなことが重要に作用するものなのです

 

・・・そういってしまえばもともこうもないのですが

 

それでも推理するにはそれなりの材料がいるものです

 

M1カップ報告のエントリーにも少し触れておりましたが

 

キーワードは

大雨直後だったこと

真水の入り込み

 

ここから推理したのです

 

水温が高い秋のシーズンでは

雨などで増水した川や水路から流れ出る水の

落ち込み

流れ込みは

ミミズやいろいろな虫類が流れ込み

雑食性のチヌが寄ってきます

また、濁りを好むチヌには好条件です

 

少々塩分濃度は薄くなっても

チヌはこういった汽水にいくらでも入ってきます

 

森山岸壁にも

雨の日には

水路からの落ち込み箇所がありますから

こういうところで大型チヌを連発したという

過去の実績がものをいいますね

 

そしてなぜ浅場なのか

 

雨水が大量に流れ込むと

極端に水温が違う水

または塩分濃度が違う水が存在し

下層と上層とでは水質が異なり

本来の潮の流れだけではなく

水質の違う水の層が相反して

滑ったりして

非常にコマセとサシエサの同調を難しくします

 

ある程度

型も狙って

5尾を揃えなくてはなりませんから

安定した流れで

時合が最も長く持続することを考えれば

下層、上層で変化の少ない浅場が優僉璽札鵐尾なのです

 

もう一つ

この時期は最もエサトリが多い時期です

こういったときは

水深が深いところでは

上層のエサトリを交わして

下層の本命のチヌを仕留めるのは

コマセワークや

仕掛け操作が要求されますが

前述したような状況が想定されると

コマセの流れが読みにくく

仕掛け操作も難しくします

 

浅場はエサトリが多かったにしても

本命チヌとの距離が近いですから

ダイレクトにコマセとサシエサを集中させて

効率よくチヌをおびき寄せ

効率よくヒットに持ち込めるというわけです

 

江島大橋周辺だけではなく

これと同じような条件を探せば

挑戦してみる価値がありますから

開拓してマイポイントを増やしていきましょう

 

境水道のシーズンですが

私的には

最も水温が下がる

2月から5月は極端に釣果が落ちます

この時期は外海の方がはるかに水温が高く

美保関の地の御前島など外海の磯周りに移動します

そして乗っ込み期を迎える5月ごろには

皆生や日津などのテトラ周りに多くが移動します

 

水温が上昇する6月ゴロから

水道や中海

夏場には宍道湖まで移動してきます

 

ですからシーズンは6月から1月

境水道の特徴としては

大型がいつでもどこでも可能性があるというのが魅力ですね

 

夏場の炎天下でも

秋の大雨後でも

これから初冬や

雪がちらつく正月ゴロでも

手軽に数、型共に狙えるというのが魅力ですね

 

さて、三連休だった方も多いと思いますが

土日はいい凪でしたねー

みなさんの釣果はいかがでしたでしょうか

 

凪はよかったんですが

潮周りでしょうかねー

それとも急激な水温の変化があったのか

 

私は土日と連チャンで宇竜へヒラマサ釣りにいったんですが

アタリが極端に少なくて苦戦しました

一週間前には

本命ヒラマサも

グレや他のエサトリたちも活性が非常に高く

棚も1ヒロ前後で当たってきましたけどもねー

 

自然は不思議なものです

ですから狙いのポイント設定など

勘といえば勘なんです

たまたま当たるときもあるし

外れることの方が大半ですけどもね

 

ヒラマサ釣りの模様は

画像の準備が出来次第に

アップしていきますね