質問:隠岐のグレ釣り仕掛けは?
2012年06月12日
隠岐のグレ釣り仕掛けについて質問をいただきました
ありがとうございます
まず、最近の隠岐の状況ですが
ゴールデン潮周りにもかかわらず
今年は不安定な釣果が続いています
単発では
マダイの超大型の釣果があるなど
まったくダメだというわけではないのですが
小型、中型の数釣りができないのが今年の特徴です
先週末から海士方面に釣行したメンバーからの報告ですが
夜間に暴風雨に見舞われるなど
思いの釣りができなかったこともあり
マダイは不発
昼間はグレを狙ってみますが
小型が多かったということでした
この時期になると
チヌからグレに移行してくるのですが
相変わらずチヌはボツボツ
グレの姿が少ないようです
三度では良型イサキが上向いてきており
G1メンバーからは
大神立岩の夜釣りでババイサキの数釣り報告がありました
イサキもこれから本格化してくるはずですが・・・・
さて、本題のグレ釣り仕掛け
特にラインの号数についての質問です
隠岐は初めてということでありますが
磯釣り経験がまだ少ないという想定で
道糸・・・2.5号~3.0号
ハリス・・・2.0号~3.0号
ロッド・・・1.25号~1.5号
ハリ・・・6号~8号
以上のタックルバランスがおすすめです
フカセ釣りにおいて
一番厄介なのは道糸の存在です
極力道糸を細くして
ラインが風や波、潮、サラシの影響を受けにくくすることがよいとされています
最近はラインの性能もよくなり
強度、耐久性などが格段によくなってきていますので
雑誌などで紹介されているタックルバランスは
細号柄傾向にあります
また、スレてきているグレに
サシエサを食わせるために
ハリス、ハリなども細く、小さくの傾向にあるようです
細い仕掛けで大物とのやり取りを楽しむといった
スリルを味わいたいということもあるでしょう
しかし、いくらラインの性能がよくなったといっても
1.5号は1.5号の強度であるし
号数によってそれ相応のものであるという認識は必要です
特に私の経験上
2.0号以下になると
結び方やその取り扱いによっては
本来の強度を活かしきれていない場合もあります
いったん劣化が進むと
太号柄に比べても
いとも簡単にブレイクしてしまう
なんともいえぬもろさがあるものです
細くなればなるほど
ロッドの穂先やリールなどに絡みつきやすいなど
扱いにくくなるものです
隠岐のグレはまだまだウブで
ハリスの太さをさほど気にしなくても
バンバン食ってくるように感じています
以上を総合して考えたときに
上記に記載した号数をおすすめするのです
少し経験を積まれるまでは
道糸の方をワンランク上げておいた方が
根掛りなどの際に
ウキのロストが少なく
仕掛けのダメージも最小限ですむ場合が多いでしょう
なれてこれば
道糸・・・2.0号を基準に
ハリス・・・1.7号~2.5号程度で
挑んでみてくださいね
私が隠岐でグレメインで狙う場合の設定です
この仕掛けで
口太グレの50センチ
尾長グレの45センチ
・・・が目標です
もちろん30センチ級の数釣りも
十分に楽しめます
隠岐は魚種も豊富で
特にマダイの魚影はピカ一です
グレ以外の引きを楽しむためにも
太号柄の使用をおすすめします
「細糸症候群」という釣り人だけがかかる
恐ろしい病気もありますから
特に初級者の方は注意してくださいね
※「細糸症候群」の意味
これはあくまでも私が勝手に名づけている病名です・・・ご了承ください
釣りをしていて、ちょっとでも魚のアタリが遠のくと、すぐにラインを細くしないと
魚が食ってこないような気になってしまい、実際にラインを細くしていきます。
それでも食ってこない場合は、さらに細くしていく釣り人の症状を言います。
結果、いざ魚が食ってきたときにいとも簡単にバラシてしまいます。
それだけではなく、本当に恐ろしいのは、ラインを細くすることだけに神経がいきすぎて、
魚が食ってくるための努力を怠ってしまうことが、釣り人の上達や向上の芽を
つんでしまうことになる場合があるのです。
魚を食わすために、ラインを細くしていくことも方法のひとつではありますが、
その前にやるべきことはたくさんあるものです。
釣りをしていく上で
楽しみ方は人それぞれです
どこに価値観をおいて釣りに取り組むかでも違ってきます
また、プライベートな釣りとトーナメントなどの大会の釣りとを
分けて考えることもできます
しかし、私の考えとしては
釣りをしてきていて気がついてみたら
魚拓に残すような記録物の釣果がまったく残っていなかった
というのも寂しいように思っています
プライベート釣行では自己記録更新するような
大物を釣り上げるための準備と心構えをするというのが
私の考えです
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